天星人語

世間と空、そして(時々)海をぼんやり眺める毎日です。

生松敬三さん

2024-07-28 10:11:11 | 日記帳

最近、生松敬三さんの本を買いました。

2002年発行「社会思想の歴史: ヘーゲル・マルクス・ウェーバー」と、

1976年発行「現代哲学の岐路:理性の運命」(原題は、理性の運命:現代哲学の岐路)

です。

*両方とも、新刊では買えません。

今は、「反哲学入門」に格闘しています。

こちらは、木田元さんの本です。

木田さんのこの本、ジャンルにしては、売れたようです。

読みながらそうだろうと思いました。

中身が深い。

木田元さんの著作は、書棚に何冊かある。

「存在と時間」に関する著作が多いハイデガーの専門家、それも有名な専門家であるからです。

「存在と時間」は、大学に入り、知り合った友人から存在を教わった気がします。

非常に頭が切れました。

だからか、卒業後の進路は金融関係だったかな。適当です。

学生時代の付き合いは、ゼミを軸にするグループと、この友人ー幅広い分野を自由闊達に議論したーグループに分かれます。

元気にしているかな?

会いたい一人です。

この本、書棚に置いたままです。

読破していません。

ところで、「現代哲学の岐路:理性の運命」です。

盟友である木田さんとの共著(対談集)で、

学生時代、本屋さんで手に取り、買って読んだ。

非常に面白く読んだことをクッキリと覚えています。

学生時代に読んだ本の中では、断トツの面白さを感じました。

顕学者どうしの対談だから、当たり前ですが。

それでこのお二人に興味を持った。

お二人とも1928年生まれで、生松さんは1984年、木田さんは2014年にそれぞれ亡くなった

ある日、お二人が一緒に中央大学文学部にて特別講義するのを知り、出かけて行った。

ピンと感じたのだろうと思います。

何しろ、もぐりで聞きに行ったのだから。

お二人のことはこの本以外に知りませんでした。

講義を聞いて、お二人は公私とも仲が非常に良いことはよく分かった。

生松さんには木田さん以上に興味持った。

恐らく、肌合いの違いです。

そして、社会人になってからか、生松さんが亡くなったことを知った。

先日アマゾンで探しましたが、生松さんが書いた新刊本は、1冊しか見つからなかった。

それで、中古本の2冊を買いました。

学生時代に、別の大学の大学院教室にまで出かけて、自主勉強会を開いていました。

懐かしく悲しくもある思い出です。


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