最近、生松敬三さんの本を買いました。
2002年発行「
木田元さんの著作は、書棚に何冊かある。
「存在と時間」に関する著作が多いハイデガーの専門家、それも有名な専門家であるからです。
「存在と時間」は、大学に入り、知り合った友人から存在を教わった気がします。
非常に頭が切れました。
だからか、卒業後の進路は金融関係だったかな。適当です。
学生時代の付き合いは、ゼミを軸にするグループと、この友人ー幅広い分野を自由闊達に議論したーグループに分かれます。
元気にしているかな?
会いたい一人です。
この本、書棚に置いたままです。
読破していません。
ところで、「現代哲学の岐路:理性の運命」です。
盟友である木田さんとの共著(対談集)で、
学生時代、本屋さんで手に取り、買って読んだ。
非常に面白く読んだことをクッキリと覚えています。
学生時代に読んだ本の中では、断トツの面白さを感じました。
顕学者どうしの対談だから、当たり前ですが。
それでこのお二人に興味を持った。
お二人とも1928年生まれで、生松さんは1984年、木田さんは2014年にそれぞれ亡くなった
ある日、お二人が一緒に中央大学文学部にて特別講義するのを知り、出かけて行った。
ピンと感じたのだろうと思います。
何しろ、もぐりで聞きに行ったのだから。
お二人のことはこの本以外に知りませんでした。
講義を聞いて、お二人は公私とも仲が非常に良いことはよく分かった。
生松さんには木田さん以上に興味持った。
恐らく、肌合いの違いです。
そして、社会人になってからか、生松さんが亡くなったことを知った。
先日アマゾンで探しましたが、生松さんが書いた新刊本は、1冊しか見つからなかった。
それで、中古本の2冊を買いました。
学生時代に、別の大学の大学院教室にまで出かけて、自主勉強会を開いていました。
懐かしく悲しくもある思い出です。