ネット爆弾(帝国ネット研究所)

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福島を中心にセシウムの値が異常に上昇の続報

2012-01-08 15:32:23 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
今回は当ブログのエントリ、福島を中心にセシウムの値が異常に上昇の続報と言う事で。
同エントリにも書いたのだが、文部科学省が公表した福島市内の「定時降下物環境放射能測定結果」によると、同市内で検出されたセシウム134、137の値が異常に上昇している事が判明している。が、である。

異常な数値が確認された事を公表しながら文科省は、福島第一原発事故を受けて全国の都道府県の県庁所在地等で毎日測定し公表している放射線量に付いて、今後は土日祝日の公表を休止する事を決定。
その理由として文科省は、原子炉からの放射性物質放出が減少しており、数値の時間変化が極めて小さくなった為としているのだ。
異常な数値が検出されたにも拘わらず、数値の変化が小さいから土日祝日の公表を休止するってのは合点が行かない。

異常な数値が検出されたにも拘わらず、マスコミが大きく報じない事も不可解である。
報道すれば国民がパニックになる事を懸念して、敢えて報じないのかも知れないが、原発事故直後、政府や関係機関、そしてマスコミが正確な情報を迅速に提供しない事で、どれだけの国民が無駄な被曝をしたのか?、と言う事実から何も学んでいないと言わざるを得ない。

危険を無闇矢鱈に煽れとは言わないが、放射性物質や放射性降下物に関する正確な情報を提供し、その対処方法を国民に知らせる事は、マスコミの責務の筈である。
まぁ、あれだ。マスコミの話をすれば長くなるので、またの機会に書くとする。
上記エントリにも書いた、武田邦彦教授(中部大学)ブログの続報エントリからの抜粋を以下に貼ってみる。

「緊急速報 急なセシウムの増加はどのぐらい危険か?」

2011年暮れから新年にかけて福島を中心として比較的広い範囲(おおよそ関東)にわたってセシウムの増加が見られました。数値はこのブログの下に示しましたが、これがどの程度、危険なのかについて、昨夜から少し検討をしています。

結論としては、「普通の生活をしていても大丈夫だが、マスクをかけた方が安全」というもので、期間は「ここ数日」と思われます。また、原因は「福島原発かまたは二次飛散」と考えられます。

もっとも大きな問題は、これほど急激に増えているのに、政府も報道もなにも言わないことです。簡単でも良いから、たとえば「セシウムの濃度があがっているが、この原因は***と考えられ、生活は***に注意すれば大丈夫」ぐらいは説明して欲しいものです。何のための報道でしょうか?

・・・・・・・・・対応・・・・・・・・・

1月5日のデータが少し下がりましたので、今後の状態によりますが、

1) 生活に注意が必要ですが、まずはここ1週間

2) このまま減ってこれば、普段の生活に戻って良い

3) 逃げる必要はない

4) 学校は少し開校を遅らすか、あるいは良く測定して子供を守る

5) 学校が開校したら、仕方が無いので子供に2,3日は注意させる

6) 食材や水に行くかどうかは今後のこと

(平成24年1月7日)

以上が武田教授ブログからの抜粋なのだが、当ブログ同様に政府やマスコミの在り方を問うておる。
対応面では、逃げる必要は無い、学校は少し開校を遅らすか、あるいは良く測定して子供を守る。
学校が開校したら、仕方が無いので子供に2、3日は注意させるとの事だが、本来ならば、こう言った情報も政府や関係機関が率先して行い、国民に注意喚起させなければ駄目だろう。

福島第一原発事故に関して、冷温停止?事故収束?、冗談は顔だけにしてね野田首相にも書いた通り、野田佳彦首相は「冷温停止」、そして、言うに事欠いて「原発事故収束宣言」を行った。
しかし、である。依然として放射能汚染は続いており、放射性物質を垂れ流している状態だ。
そう言う過酷な状況下で、正確な情報を迅速に提供しないのは如何なものか?。
政府や関係機関、そしてマスコミは「後出しジャンケン」では無く、最新の情報を国民に知らせるべきだ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】