長年の頭痛に悩まされていた中年女のキャシーは、友人の薦めで新しいセラピストの診察を受けた。
そのセラピストは薬を出すかわりにキャシーに暗示療法を教えた。
「こめかみを揉みながら、“頭痛なんてない”、“頭痛なんてない”と唱えてごらんなさい」
半信半疑でキャシーが指示に従うと、頭痛が嘘のように消えていった。
キャシーは驚き、このセラピストなら夫のインポテンツを治せるかも知れないと思い、夫を受診させた。
診療から帰宅した夫は、その晩、キャシーをベッドに待たせたままバスルームへ行った。
そしてベッドへ帰ってくると、夫のイチモツはエネルギッシュに上を向いていた。
翌晩も、その次の晩も若さが戻った夫に喜んだキャシーは、夫がどういう暗示を掛けているのか知りたくなり、次の晩、夫の後を追ってバスルームに近づき、耳をそばだてた。
「“ベッドにいるのは秘書のマーサだ”、“ベッドにいるのは秘書のマーサだ”...」