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なつかしのSHOW-YA、ZELDA(ゼルダ)その2

2005年02月25日 | よしなしごと
昨日、東京電力のライブ動画配信サイトで稀代のボーカリスト(この称号オーバーではないと思います)、元SHOW-YAの寺田恵子さんが登場しました。いつもは、歌も歌うらしいのですが、昨日は風邪気味とのこと、おしゃべりのみでしたが、あまり面白いので3時間、観てしまいました。本来のハスキーボイスに鼻声が混じっていますが、それでもマッチョ、元気です。ともかく、風邪気味というのに声に張りがある、さすがですね。いやあ、テンションが高い。本人いわく、感情の起伏が激しいので、SHOW-YAの時代にも、ライブ中、何か無性に悲しくなって、ギター(ドラム)ソロの合間に楽屋に戻り、突っ伏して大泣きし、マネージャーが「そろそろギター(ドラム)ソロ終わりですよ」の声に、「ハーイ」といって、起き上がり、何事もなかったようにステージに戻り、歌い続けたそうです。そういうの、何度もあったそうです。プロですねえ。

当時はティーバックのショーツなんてなかったので、パンツの上からショーツのラインが見えるから(パンツ、ショーツの違いについては衣料に関する語彙参照)とマネージャーさんに注意され、それでは、とノーショーツ(ノーパン)でステージに立ったそうです!デビュー2年間は合宿生活、毎日朝から晩まで練習に明け暮れたそうです。月曜から土曜まで午後1時から9時までずっと練習、オフは日曜のみ。猛烈な練習がSHOW-YAを作り上げた、「いまだにSHOW-YAを超えるガールズ・バンド出ていないでしょう。」、すごい自信です。確かにメタル系ではいまだ彼女らを超えるバンドは出ていないですねえ。ZELDAはちょっと違うジャンルか。

ずいぶんNHKにも貢献したのに、なつかしのロックなどであまり取り上げられず、プリンセスプリンセスのみ取り上げられる、とちょっと文句もおっしゃっていました。

「まだ、行く(嫁ぐ)予定もないし、がんばるか」あいかわらずケバイ髪型(くすんだ金髪に、色の違う金と、赤のメッシュ)ですが、料理が大好きだそうです。年末のパーティでは一人で60人分の料理を作ったとか。中年になってもがんばってロックやっている、といわれて、さすがガックリしたそうですが、一方お姉さんと呼ばれるより、オバサンと呼ばれるほうが好きだそうですよ。お前らにこの年でこんなこと出来るかよ、と開き直って。

さて、ZELDA(ゼルダ)ですが、ベストアルバム、時代降順なので、どうも聞きづらい。そこではっとひらめいたのが、それなら時代昇順(古いものから、新しいものへ)で聴いてみよう。パソコンに落として、ファイル名を変更。当たり!音楽、演奏、ボーカルの変遷がよくわかります。3rdアルバム「空色帽子の日」くらいから、ゼルダの特色である、リズムセクションの執拗な同じフレーズの繰り返しが確立し、これはラストアルバムまで、音楽そのものはかなり変わっていったみたいですが、ずーっとそうですね。

サヨコのボーカルも初期の叩きつけるような、あらわにせよ、抑えるにせよ、感情丸出しのハイトーンから、7thアルバム、「D.R.O.P」くらいから澄んだハイトーンへと変わっていきます。その分多分出る音が1,2度低くなったような。20代になり、声変わり??1曲目のAWA、多分ラストアルバムからだと思うのですが、30代を迎え、落ち着いた澄んだ、大変美しい声になっています。これを昔のゼルダはいずこ?と考えるか、考えないかは人しだいでしょう。

まあ、自分としては演奏法が確立し、サヨコもまだ10代の荒々しさを歌唱に残す中期の作品が一番好きですが、ボーカリストとして円熟した後期も捨てたものではありません。演奏、ボーカルとも荒々しさ丸出し(演奏は未熟、ただし既にボーカルは最初から天才的)の超初期もいいなあ、なんだ、結局全部いいんじゃあないか。

中期のC-ROCK WORK、オークションで落札しましたので、あと数日で届く、楽しみです。ベストでは大略しかつかめませんので、おいおいアルバムを入手していく予定。
 
コメント
 
 
 
Unknown (Ash)
2005-02-26 00:18:12
どうもこんばんわ。

show-ya-zelda比較ラインは興味深く読ませてもらってます。わたしの場合は当初ガーネットの比較として考えていたのですが辛うじて祭りのじかんくらい?ということで、今はゼルダ的世界を純粋に楽しんでいます。



ベストは、自サイトでも書きましたが、各年代の曲が逆編年体に並んでいるので概観を抑えるにはいいものの、何故か傑作が全部は入っていないという絶妙な作りになっていますね。ベストの聴き辛さはわたしも同感です。

年代昇順によるソートというのは巧いですね。わたしは取り込んでないのですが、現行の仕様よりは全然聴けると思います。

ただアルバムをコンプリートしていくとベストよりどうしてもアルバム自体を聞いてしまいまい勝ちに。

リズムセクションのフレーズへの着眼点は面白いですね。わたしは気づきませんでした。



DROPでの変声はあります。変声していない曲もあるので微妙ですがこれはわざとではないでしょう。welcome to~のようなバラードが歌えるようになったのはメリット、高音域が出なくなったのがデメリットという感じ。DROPはちょっと聴いているのが辛いアルバムですね。



ベスト・オブ・ベスト的には初期の作風の継承+白井良明を向かえサウンド的に既に頂点に達した感のあるカルナヴァルですかね。クロックワーク以上はないと思っていましたが、夜中に音量少な目でサヨコの歌にだけ乗ることに集中すると突如世界が開ける感じがします。

しかしクロックワークもいいですね。1-3とファンタジウム、7が突出してます。
 
 
 
Unknown (てっちゃん)
2005-02-26 00:38:09
ははは。わたしはどうもベースにこだわるとこがあって。その昔のフリーや、クリームにさかのぼり。最近はゴッパチの超技巧ベースや、わざと技巧を隠したボボタウのベースが好きですね。

ところで夕方C-ROCK WORK到着!週末はいろいろ外出する用事があり忙しいのですが、移動中は聴きまくります!
 
 
 
夜の時計にご注意を (Ash)
2005-02-26 00:56:43
遂にきましたか、ゼルダの飛車角といってよいクロックワーク。

カルナヴァルは密やかな異世界という感じですが、クロックワークはいきなりぶっ飛びますので、移動の際はご注意下さい(w。
 
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