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REACH FOR THE WORLD(SHOW-YA)

2005年09月22日 | よしなしごと
知る人ぞ知る、SHOW-YAのビデオの内5巻ががDVD化され、9月14日に一斉復刻、発売されました。内、DATE LINEは苦労して手に入れたVHSで所有(DATE-LINE(SHOW-YA)参照)していますので、とりあえず1本ということで、このREACH FOR THE WORLD入手。同時にあちこちに注文しておいた「1 LOVE」(detroit7) と「Forget-me-not」(FAT BUG)もまったく同じ日に届いたので、ちょっとラッシュ状態。以前の記事でも触れていますが、当時の管理人の諸事情によりライヴはおろか、あまりテレビも見たことはない、所有していたのは音源のみ。ですから、こういった復刻は大変ありがたいです。すでに元を取っている所為か、一本2500円というのもありがたい。

DATE LINEでもその実力をいかんするとこなく発揮しておりましたが、1990年頃というのはSHOW-YAが絶頂、脂の乗り切った頃。ま、寺田恵子はその人気絶頂のときに突然脱退する(1991年)のですが。圧倒的歌唱力とそれにまったくひけをとらない圧倒的演奏力。まさにモンスター。以下がセットリスト。

やってますスタンド振り回しとギターとの掛け合い

1.Opening
2.私は嵐
3.Out of Limitis
4.Look at Me!
5.BAD BOYS!
6.TROUBLE
7.Origination(キーボードソロ)
8.BATTLE EXPRESS
9.V8(ドラムソロ)
10.Paranoia Paradise
11.Come on!
12.ROCK AND ROLL(なんとツェッペリンの曲!)
13.限界LOVERS
14.祈り
15.FAIRY
(アウトロとして「地下水道の月」)

まず目を引くのがSHOW-YA独特のバスドラ×2と角のように高く突き出て、ほとんどぶら下がっているトップシンバル×2。見るからにど派手なドラムセットがどーんとステージのど真ん中に陣取っています。キーボードの中村美紀は立ったまま、両脇に計5台のキーボード。サオ隊はキラキラのスパッツ隊。寺田恵子はランナウェイズ(知っていますか?)のシェリー・カーリ(だと記憶しますが)なみの黒の網のストッキングのほとんど下着姿。まあ、どこを取ってみても派手派手。

これで格好だけならまったくのお笑いですが、とんでもありません。あいかわらずスリリングなギターを響かせる五十嵐sun-go美貴、現在も「もっと、もっと上手くなりたい」と飽くなき向上心を見せる彼女です。ちょっと渋めの仙波さとみ、「BAD BOYS!」では見事なベースソロを聞かせてくれます。SHOW-YAのサウンドの要の中村captain美紀のキーボード、「Origination」で見事なソロを聞かせると共に、それぞれの曲の要所要所で鋭く切り込んでくる、甲高く響き渡るキーボードの音色、さすがcaptainです。

さて、ドラムの角田mittan美喜、ど派手なドラムセットを見事に使いこなしています。なるほど、手足が長いのであのトップシンバル届くのだ。細身ながら見るからに筋肉質。特に足を使ってのバスドラの連打が凄い。ドラムソロでは一部手を使わず足だけのソロをこなしますが、観衆から、低い、うぉーっという、叫びともため息ともつかない声が流れます。現在もその体型を保つ努力に感服。

寺田恵子が見せるマイクスタンドを振り回すアクション、彼女達の尊敬するツェッペリンのロバート・プラントの十八番(おはこ)。ギターとボーカルが体を寄せ合って掛け合うアクションもツェッペリン譲りですね。違うのはベースのアクション。ジョン・ポール・ジョーンズは突っ立ったままでしたね。

彼女達、コーラスも結構いい声で、うまいです。綺麗にハモッテいます。編曲の賜物ですが、キーボードと同様、コーラスも要所できちんと決める。また「BATTLE EXPRESS」ではそれぞれのメンバーの演奏のかけあいが楽しめます。

フィナーレを飾るのは名曲、「限界LOVERS」。スリリングなイントロはステージでもそのまま。寺田恵子、アンコールの1曲目「祈り」では静かに歌い上げ、「FAIRY」で観客をあおってもう一度盛り上げ、「地下水道の月」が流れる中、ステージを去っていく。

圧倒的なパフォーマンスと実力、これを観てしまうとDAI(Do As Infinity)のライヴなんて、正直、かなり落ちます。ファンには失礼ですが。かろうじて拮抗できるのがGo!Go!7188とか、VoVoTau。いくら上手いサポートメンバーを集めても、どうしてもバンドとは息の会い方とかビミョーなところで違うようです。ドリカム?演出は凄いし大規模だし。でもただのオーケストレーションという面はありますね。ガーネットクロウ?さあ、どうでしょうか。

さて、SHOW-YA、いよいよもって10月23日(日)NHKホールでの大復活祭、楽しみです。管理人ですか?当然チケット購入済です、ハイ。漂うのはどちらだろう、若者の熱気?おじさん、おばさんの熱気?