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奥華子at東京理科大学(その2)

2008年11月24日 | みみよりめより
昨日11月23日、3年ぶりに理大祭の奥華子さんライブを聴きにいきました。理大祭とは東京理科大学野田キャンパス理大祭のこと。管理人の居住地のすぐ近く、チャリで。理大祭でのライブは2004,2005(参戦),2006,2008と4回目だそうです。

4時の開演、30分前には着いていたのですが、すでにリハーサルたけなわ、いました、いました、奥華子育ての親、福田政賢さん。中肉中背で茶髪か白髪かよくわかんない人。観客席(この場合理科大学基礎工学部入り口の広場)をうろちょろしてモニターのチェックをしている人がいたら、間違いなく彼。オフィシャル・サイトの「okuhanako history」の著者。奥華子さんの野外ライブや店頭ライブが、キーボード以外お仕着せの機材にもかかわらず、サウンドの質を保っているのは、ひとえに入念なリハーサル、福田さんのサウンド・チェックのおかげ。(写真はライブ会場となった基礎工学部入り口)

広場は、結構長いリハーサルをやるのを知っている常連か、もうすでに結構な人だかり。しまった、もう少し早く来るんでした。近いから油断。奥華子さん、毛糸の帽子にトレードマークの赤いメガネ、パーカにカーゴジーンズといつもの格好。見慣れたKAWAI SPECTRA。

定刻より数分遅れた始まったライブ、セットリストは以下の通り。相変わらずの訥々としたMCと一曲ごとの丁寧なお辞儀。「奥華子で○○○」と、曲名紹介に必ず自分の名前を入れるのもいつ中断されるかわからない路上ライブ時代からの習慣ですかね。

m1. 最終電車
m2. 変わらないもの
m3. 明日咲く花
m4. TEPCO光、いまのりくん、MAST(自己紹介を兼ねてCM曲のさわりのみ)
m5. 恋
m6. 迷路
m7. ガーネット
m8. あなたに好きと言われたい
m9. 笑って笑って
encore
e1. 自由のカメ

傑作MCが新曲紹介、「CDを持ってお店のレジに並ぶのが恥ずかしいようなタイトルですが‥‥」

久しぶりに聴くライブで、今更ながら再発見したのが、奥華子さんの、低音、高音に関わらず綺麗なロングトーンと間奏の演奏の巧みさ。東邦音楽大学でトラッペット専攻という、音大体育系出身の肺活量と、5歳からはじめたというピアノの腕前ですね。どの曲も間奏は結構長めでちゃんと聞かせる。お気に入りのKAWAI SPECTRA、低価格シンセとは思えないほどいい音を出します。もちろん大音量のスピーカとのあいだにはレコーディング・エンジニアの福田政賢さんの秘儀が込められているのはいうまでもないでしょう。

「私の曲は盛り上る曲じゃあないので」というMCにも関わらず、広場には静かな熱気が拡がる。新曲もいいが、ライブのおなじみ、「笑って笑って」での締めくくりと、encore「自由のカメ」は懐かしい。いつ作られても、いつ聴いても、いい曲はやはりいい。5時過ぎるとさすが体は冷えますが、心はあったかく。

奥華子 新曲 「あなたに好きと言われたい」 ショート版 oku hanako LIVE