goo

東武アーバンパークライン柏駅

2016年11月17日 | よしなしごと
何と交差する常磐線より昇降客が多いらしい東武アーバンパークライン(愛称なのでJRなんかではいまだに東武野田線と呼称)柏駅。

東武アーバンパークラインは船橋より大宮までなのですが、基本船橋⇔柏、柏⇔大宮の折り返し運転。一日に何本か直通運転もありますが、柏からは逆走、というか駅がスイッチバック構造です。

最近流山おおたかの森駅の開設や、沿線の土地開発が活発で、乗客もどんどん増えているよう。もともとが野田から江戸川を使わずに、柏経由で醤油を運搬するために造った路線で、その後もこれほど人口が増加するとは考えていなかったのでしょう、6両編成で未だに単線区間があることはあまり知られていません。東武としてはなんとか全線複線化を達成したいところで、次はホームの延長ですが、これはもっと難しいかもしれませんね。

東武は混雑緩和に思い切った方法も実施しており、その一つが柏⇔大宮(柏⇔船橋よりはるかに利用客が多い)の1、2番線の階段の手すり。なんと階段をはみ出て通路まで回り込んでいます、絶対こっちを降りるのだよという威圧感さえ感じます。でも慣れた通勤客は平気、平気、文句ひとつ言わず当たり前のように回り込みます。




手すりには、あちこちに切り込みがあります。これにも理由があります。大宮からの電車が到着する直前です。女性客は最初から手すりの向こう側、下り階段を下りていますが、男性は広い、上り階段を下りようとしていますが……


一瞬後はこのありさま。これでも夕刻で、朝のラッシュアワーの半分くらい。




先ほどの男性はあわてて階段を少しのぼり、手すりの向こう側に回り込んで難を逃れました。もう少し下りたあとなら、殺気立った乗客に頭を下げながら、手すりの切れ目から避難です。

そうなんです、通路まで回り込んだ手すりは、こちらを通らないと大変な目にあいますよとの警鐘なのです。

私は殺到する降車客に逆らって上り階段を下りきった人を、今だかって見たことがありません、無理です、ゼッタイに無理です。