私は嵐、LOOK AT ME、BAD BOYS、その後で殺したい、祈り、COME ON、限界LOVERS、ROCK'N ROLL、FIRE……、全部で十数曲ありましたが、曲名が思いだせないのもあったのと、総立ちでメモを取るわけにも行かず(いや感激、感動でその気も起こりませんでしたが)、最近振り返るともう前のことは忘れている、と評判の記憶に頼っているので‥‥
薄暗いステージのど真ん中、ひときわ高く壇上で、照明が当たっている訳でもないのに鈍く輝くキラキラ・セット。ただでさえ圧巻なのに無数のマイクに囲まれたそれは威圧感さえ感じさせました。沈黙を守るキラキラ・セットは吼え猛る瞬間をじっと待っている猛獣がごとく。
ライブが始まる前に協賛のドリームメールのコマーシャルがあり、ゲストとしてラウドネスのボーカル二井原実さん(大音声のシャウトで登場)とアースシェイカーのボーカル西田昌史さん(静かに登場)のおしゃべりが少しありました。またスクリーンで以前108デシベルの実力-寺田恵子で紹介した大音声合戦の様子が紹介されたり、ドラムのmittanの愛車(なんとGMCの巨大4輪駆動トラック!フォード・エクスプローラーよりさらに、一回り大きい)が紹介されたり。これには驚きました。日本仕様はないらしく(実車も日本では見たことない)、やはり左ハンドル。
いきなり火薬の炸裂音と火花の中にオープニング「私は嵐」が始まる。もうここで観客は総立ち状態。平均年齢30代後半から40代前半にしては若い、若い。ステージ衣装は大体この通り。寺田恵子さんは超ミニスカート。太ももから足首までむき出しの細い足がかっこいい。少し前の映像、画像ではすこし太り気味(?)と感じたsato-chanこと、仙波さとみさん、いやいやびしっと体を絞り、かっこいい。寺田恵子さん、マイクスタンド振り回しっぱなし。2曲目は「LOOK AT ME」、恵子姉さんの体を嘗め回すような手の振りが、ものすごく色っぽい。色っぽいといえばsato-chanの大きく開いた胸元も‥‥
どうもオケピットがSS席らしい。管理人の席はオケピットを含め前から12列目、ちょっと左寄りのためちょうどsato-chanとcaptain(中村美紀、キーボード)のまん前。ふと後ろを見ると定員4,000名を越すNHKホール、ところどころにすこし空席があるのみ。まあ、当日来れない人も結構いますので、それを差し引けば完全満員状態。
力いっぱいたたきつけるmittan(角田美喜)のキラキラ・セットと、sato-chanのベースの音圧はものすごい。誇張でもなんでもなくホール全体が震えます。椅子の背に手でも触れようものなら、感電でもしたように、ビリビリしびれます。胃袋に突き刺さります。実はこのライヴにあたり、心配が二つあり、一つは7年音楽シーンからほぼ引退していたsato-chan、再結成には、もう7年もベース弾いていない、と難色を示した彼女ですが、あれは謙遜か!流れるような指さばきでパワフルな音を作り出す。彼女とギターのsun-go(五十嵐美貴)、しばしば右から左、左から右へとステージ上を移動するのですが、二人とも走って移動する間も弾きっぱなし。sato-chan、たまに左手がフレットから離れたときも右手は弦を爪弾きっぱなし。指先で弾いたり、ピックを使ったり、縦横無尽。席の位置の所為もあるかと思いますが、大音声の寺田恵子さんのボーカル、ギターが聞き取りにくい場合もあるほど。
もう一つの心配は、寺田恵子さん、ドスの聞いた声が健在なのは存じ上げていましたが、往年のレコードで時たま見せる澄んだ、美しい声、いまも出るのでしょうかと。この心配もまったく無用でした。ほとんどアカペラ近い状態でゆったりと歌い上げる「祈り」、戦慄もののの声の美しさでした。以前、上記の「108デシベルの実力-寺田恵子」の記事の、「彼女の声は基本的にハスキーボイスで、どちらかというと男っぽいのですが、時折、特に声を落とした時に、非常に優しい、綺麗な声となる」を見事に証明!それにしても彼女、マイクをなめるようなしぐさはまったくなく、昔から口から一定の距離を保ってマイクを持つ。自分の声量に対しての揺るぎなき自信の証明。「一夜限りの再結成というバンド多いけど、SHOW-YAはずっと続けていくからねー」、ウォーッ。「この「大復活祭」のDVD出るからみんな買ってねー」、ウォーッ。買います、買いますとも
さて、中ほどで見せたcaptainのキーボードソロ、それからmittanのドラムソロ、これも今日のハイライト。キーボードソロはREACH FOR THE WORLD(SHOW-YA)で披露したOriginationが基本となっているような気がしましたが、演奏と演奏の間に一瞬の無音の空間を造りだす。その無音の一瞬からいきなり会場を揺るがす轟音の爆発があり、かと思いきやピアノシモで綺麗な旋律を奏でる。そのメリハリが、さすがcaptainの名に恥じず。多分メンバーの中で一番小柄かと思うのですが、正面を向いて仁王立ち?両手で左右のキーボードを自在に扱う、そこから切り裂くような、流れるような音が生まれてくる、キーボード・ウィッチ。
かたやmittanのドラムソロ、延々5分以上。最初ステージに響くボンボンという音、ベースかな?いや、なんとバスドラがうねっている!ジャズからクラシック(多分ハチャトゥリアンの剣の舞、自信なし)、マーチ(スーザのアメリカンマーチ?)まで取り込み、様々なリズムを軽々と、しかも物凄い音量でこなす。mittanかっこいーい!の悲鳴(絶叫)があちこちから。本日のハイライト中のハイライト。最強の女性ドラマー。お決まりの銅鑼つき、スティック回し付き。それも、ただまわすだけじゃあありません、回しながらもドラムからドラムへの早業。ポパイのようなガッツポーズを見せたmittanの腕にくっきりと力瘤が!ウォーッ。細身ながら鋼鉄の筋肉。あまりのもの凄さにライヴ後、mittan参加の女性トリオ、e-ha?(エハ、絵葉書からくる)のアルバム、買ってしまいました!このトリオ、まだちょっと聴いただけですが、ツインボーカルにパワフルなドラム、結構いい感じです。
いわずと知れたアクロバチックな演奏のsun-go、激しく、スリリングなソロ・パートでも笑顔を絶やさない。まさにプロ。余裕さえ感じさせる演奏力。ギターを片手に生まれてきたのに違いないほど、ギターが体の一部。「もっと上手くなりたい。」演奏技術はもうこれ以上のものはないでしょう。では何?表現力?確かに表現力にはゴールがないですね。あくなき向上心。得意の両膝立ちで、のけぞっての演奏たっぷり、ギターを突っ立てるは、回すわの暴れっぷり。何をやっても絶対音をはずさない職人芸。主に右側での演奏なので管理人の席ではドラム、ベースの音にかき消されるときもあったのが、残念。「祈り」ではアコギも披露、うまい人は何を弾いても上手い。sato-chanも何度かベース回し披露しましたが、一度背中に引っかかって失敗、後ろに下がって位置を直し、前に出てきて、ちゃんともう一度やってくれました!またまた大喝采。
途中休憩無しで1時間半ぶっ飛ばし、しかもアンコール2回!1回目のアンコールで「限界LOVERS」披露、2回目のアンコールではツェッペリンの名曲、ROCK'N ROLLを特別披露!mittan、椅子の上に立ち上がり、足でシンバルをけるパフォーマンス。ステージに上がる際もポパイのポーズのおまけつけ。さて、2回目のアンコールでメンバーそれぞれから一言がありましたが、強烈に印象に残ったのが、mittanの「今日は私達の試合に来ていただいて本当に有難う」。そうなんだステージでのお互い同志の力一杯のバトル、そしてオーディエンスとの挑発的バトル、これが「SHOW-YAほど凄いバンドはない」と寺田恵子が誇らしげに語るSHOW-YAの実力の正体なんだ。
ライヴ終了は8時過ぎ、前座(?)を含め、2時間半に及ぶライブはこうして終わりました。アーチェリーの山本さんに続く、中年の星が新たに誕生しました。
ライヴ会場のNHKホール
薄暗いステージのど真ん中、ひときわ高く壇上で、照明が当たっている訳でもないのに鈍く輝くキラキラ・セット。ただでさえ圧巻なのに無数のマイクに囲まれたそれは威圧感さえ感じさせました。沈黙を守るキラキラ・セットは吼え猛る瞬間をじっと待っている猛獣がごとく。
ライブが始まる前に協賛のドリームメールのコマーシャルがあり、ゲストとしてラウドネスのボーカル二井原実さん(大音声のシャウトで登場)とアースシェイカーのボーカル西田昌史さん(静かに登場)のおしゃべりが少しありました。またスクリーンで以前108デシベルの実力-寺田恵子で紹介した大音声合戦の様子が紹介されたり、ドラムのmittanの愛車(なんとGMCの巨大4輪駆動トラック!フォード・エクスプローラーよりさらに、一回り大きい)が紹介されたり。これには驚きました。日本仕様はないらしく(実車も日本では見たことない)、やはり左ハンドル。
いきなり火薬の炸裂音と火花の中にオープニング「私は嵐」が始まる。もうここで観客は総立ち状態。平均年齢30代後半から40代前半にしては若い、若い。ステージ衣装は大体この通り。寺田恵子さんは超ミニスカート。太ももから足首までむき出しの細い足がかっこいい。少し前の映像、画像ではすこし太り気味(?)と感じたsato-chanこと、仙波さとみさん、いやいやびしっと体を絞り、かっこいい。寺田恵子さん、マイクスタンド振り回しっぱなし。2曲目は「LOOK AT ME」、恵子姉さんの体を嘗め回すような手の振りが、ものすごく色っぽい。色っぽいといえばsato-chanの大きく開いた胸元も‥‥
どうもオケピットがSS席らしい。管理人の席はオケピットを含め前から12列目、ちょっと左寄りのためちょうどsato-chanとcaptain(中村美紀、キーボード)のまん前。ふと後ろを見ると定員4,000名を越すNHKホール、ところどころにすこし空席があるのみ。まあ、当日来れない人も結構いますので、それを差し引けば完全満員状態。
力いっぱいたたきつけるmittan(角田美喜)のキラキラ・セットと、sato-chanのベースの音圧はものすごい。誇張でもなんでもなくホール全体が震えます。椅子の背に手でも触れようものなら、感電でもしたように、ビリビリしびれます。胃袋に突き刺さります。実はこのライヴにあたり、心配が二つあり、一つは7年音楽シーンからほぼ引退していたsato-chan、再結成には、もう7年もベース弾いていない、と難色を示した彼女ですが、あれは謙遜か!流れるような指さばきでパワフルな音を作り出す。彼女とギターのsun-go(五十嵐美貴)、しばしば右から左、左から右へとステージ上を移動するのですが、二人とも走って移動する間も弾きっぱなし。sato-chan、たまに左手がフレットから離れたときも右手は弦を爪弾きっぱなし。指先で弾いたり、ピックを使ったり、縦横無尽。席の位置の所為もあるかと思いますが、大音声の寺田恵子さんのボーカル、ギターが聞き取りにくい場合もあるほど。
もう一つの心配は、寺田恵子さん、ドスの聞いた声が健在なのは存じ上げていましたが、往年のレコードで時たま見せる澄んだ、美しい声、いまも出るのでしょうかと。この心配もまったく無用でした。ほとんどアカペラ近い状態でゆったりと歌い上げる「祈り」、戦慄もののの声の美しさでした。以前、上記の「108デシベルの実力-寺田恵子」の記事の、「彼女の声は基本的にハスキーボイスで、どちらかというと男っぽいのですが、時折、特に声を落とした時に、非常に優しい、綺麗な声となる」を見事に証明!それにしても彼女、マイクをなめるようなしぐさはまったくなく、昔から口から一定の距離を保ってマイクを持つ。自分の声量に対しての揺るぎなき自信の証明。「一夜限りの再結成というバンド多いけど、SHOW-YAはずっと続けていくからねー」、ウォーッ。「この「大復活祭」のDVD出るからみんな買ってねー」、ウォーッ。買います、買いますとも
さて、中ほどで見せたcaptainのキーボードソロ、それからmittanのドラムソロ、これも今日のハイライト。キーボードソロはREACH FOR THE WORLD(SHOW-YA)で披露したOriginationが基本となっているような気がしましたが、演奏と演奏の間に一瞬の無音の空間を造りだす。その無音の一瞬からいきなり会場を揺るがす轟音の爆発があり、かと思いきやピアノシモで綺麗な旋律を奏でる。そのメリハリが、さすがcaptainの名に恥じず。多分メンバーの中で一番小柄かと思うのですが、正面を向いて仁王立ち?両手で左右のキーボードを自在に扱う、そこから切り裂くような、流れるような音が生まれてくる、キーボード・ウィッチ。
e-ha?アルバムのおまけのe-ha?書(絵葉書)
誰の子どもだ?mittanのではないことは確か
誰の子どもだ?mittanのではないことは確か
かたやmittanのドラムソロ、延々5分以上。最初ステージに響くボンボンという音、ベースかな?いや、なんとバスドラがうねっている!ジャズからクラシック(多分ハチャトゥリアンの剣の舞、自信なし)、マーチ(スーザのアメリカンマーチ?)まで取り込み、様々なリズムを軽々と、しかも物凄い音量でこなす。mittanかっこいーい!の悲鳴(絶叫)があちこちから。本日のハイライト中のハイライト。最強の女性ドラマー。お決まりの銅鑼つき、スティック回し付き。それも、ただまわすだけじゃあありません、回しながらもドラムからドラムへの早業。ポパイのようなガッツポーズを見せたmittanの腕にくっきりと力瘤が!ウォーッ。細身ながら鋼鉄の筋肉。あまりのもの凄さにライヴ後、mittan参加の女性トリオ、e-ha?(エハ、絵葉書からくる)のアルバム、買ってしまいました!このトリオ、まだちょっと聴いただけですが、ツインボーカルにパワフルなドラム、結構いい感じです。
いわずと知れたアクロバチックな演奏のsun-go、激しく、スリリングなソロ・パートでも笑顔を絶やさない。まさにプロ。余裕さえ感じさせる演奏力。ギターを片手に生まれてきたのに違いないほど、ギターが体の一部。「もっと上手くなりたい。」演奏技術はもうこれ以上のものはないでしょう。では何?表現力?確かに表現力にはゴールがないですね。あくなき向上心。得意の両膝立ちで、のけぞっての演奏たっぷり、ギターを突っ立てるは、回すわの暴れっぷり。何をやっても絶対音をはずさない職人芸。主に右側での演奏なので管理人の席ではドラム、ベースの音にかき消されるときもあったのが、残念。「祈り」ではアコギも披露、うまい人は何を弾いても上手い。sato-chanも何度かベース回し披露しましたが、一度背中に引っかかって失敗、後ろに下がって位置を直し、前に出てきて、ちゃんともう一度やってくれました!またまた大喝采。
途中休憩無しで1時間半ぶっ飛ばし、しかもアンコール2回!1回目のアンコールで「限界LOVERS」披露、2回目のアンコールではツェッペリンの名曲、ROCK'N ROLLを特別披露!mittan、椅子の上に立ち上がり、足でシンバルをけるパフォーマンス。ステージに上がる際もポパイのポーズのおまけつけ。さて、2回目のアンコールでメンバーそれぞれから一言がありましたが、強烈に印象に残ったのが、mittanの「今日は私達の試合に来ていただいて本当に有難う」。そうなんだステージでのお互い同志の力一杯のバトル、そしてオーディエンスとの挑発的バトル、これが「SHOW-YAほど凄いバンドはない」と寺田恵子が誇らしげに語るSHOW-YAの実力の正体なんだ。
ライヴ終了は8時過ぎ、前座(?)を含め、2時間半に及ぶライブはこうして終わりました。アーチェリーの山本さんに続く、中年の星が新たに誕生しました。
ここに来る前に、お姐さんのブログとか行って来たんですが、当たり前やけれど大盛り上がりやったみたいですね。
大復活祭は1回こっきりやけど、次はぜひ第6のメンバーとして、会場でSHOW-YAの音と一体になりたいですワ。
さとちゃん側でしたよ!もしかして、めちゃ近くだったかもしれませんね^^
てっちゃんさんのライブレポ見て、再度思い起こしましたのは
メンバーそれぞれ、ほんと14年もの間、
一緒に、活動してないなんて信じれなかった程、すんなり息が合ってましたよね(^o^)
一夜限りなんですね。
14年間のブランク何のそのだったんですね。
当分興奮が冷めやらないでしょうね。
そういえばGARNETのビデオジャックでも
活躍されていた話をお見受けしましたが…
てっちゃん、いつ休んでるんですか?
昔はSHOW-YAって、寺田恵子とsun-goのツートップだと思っていました。その後音質が格段に向上したCDやDVDを聴いたり、見たりしてキーボード、リズム隊のすごい実力を実感、5人あってのSHOW-YAと認識を変えましたね。14年のブランク何のその、同じく空気が読めるプロ集団ですね。
ははは、確かに満悦しております。興奮、いやあ、いつまでも興奮していられない、ガーネットクロウもVo Vo Tauもひかえているので‥‥でもねえ。
休みですか?普通にとっていますよ。この週末の忙しさはちょっと特別。今日は半休でこれから用足しです。
あ、それからSHOW-YAは一夜限りの復活ではなく、活動を続けるそうです。
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