光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館 浮世絵(広重、豊国、英泉)

2011年03月19日 | アート 浮世絵・版画

東京国立博物館へ昨年9月5日に行ったときの作品紹介の続きです。
トーハクへは、この後、11月と今年の1月に2回行っていて、一部は紹介しましたが、まだまだ紹介したい作品は残っています。
紹介するのは、素晴らしいと思った作品だけに絞っているのですが、トーハクの所蔵品が質・量とも凄すぎるため、一生かかっても紹介しきれないと思います。  東京国立博物館はまさに現代のスーパー正倉院です。



さて今日は浮世絵。 広重の神田紺屋町です。
紺屋町は私の会社近くで毎日通っています。 昔は富士が見えたのですね。
広重のブルーが印象的で、構図も素晴らしい。



広重の品川すさき。  この場所は、以前の記事「品川浦の舟溜まり」(2008年8月30,31日)で紹介した所。
当時は広重の絵は知らなかったのですが、絵の地形を見て、なるほどと合点します。



次は歌川豊国の 「高輪散策」3枚
今でも残っている高輪の大木戸の石垣が描かれた左端の図。 イケメンの若者と女性。 一人は黒い箱を抱えている。 御殿山に遊びにでもいくのだろうか。



中央の絵には、揚げ帽子と腰帯を締めた女性とその子たちが描かれている。 小さな犬も



右端の絵。 茶店のお客と看板娘。  顔の向きや描きかたがほとんど同じなのは残念ですが、気品のある顔立ちや体形の優美さに力量を感じます。



歌舞伎役者を題材にした3代目豊国の洗練された絵。



三代目豊国の美人画。 個性ある顔の表現と柔らかな体形ラインの描きかた。



渓斎 英泉の「洲崎の芸妓図」
こちらも女性の顔の表現に味があります。 バックの船の帆柱も印象的。

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