光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

「名刀礼賛 もののふ達の美学」泉屋博古館 分館 ブロガー内覧会にいって

2017年06月05日 | アート 刀剣

5月31日(水)「名刀礼賛 もののふ達の美学」ブロガー内覧会にいってきました。

 こちらがフライヤーです。 

 

 刀剣の展覧会が増えましたが、数年前からブームになった❝刀剣女子❞の影響でしょうか

今年1月は静嘉堂文庫美術館の「超・日本刀入門」を紹介しました。 

いずれも、日本刀の見かたなど、入門者向けの展示が充実しています。

会場の泉屋博古館 分館は、住友家の麻布別邸、その後、旧住友会館となり、さらに再開発してできた泉ガーデンの中にあります。

都心とは思えない緑豊かな環境ですが、美術館としての規模は大きくない。

 

会場風景です。  なお撮影は主催者より、特別に許可をいただいています。

 

 

 撮影の条件で、作品の一点撮りが不可なため、作品の細かいところが分からないところはご容赦ください。 

Ⅰ 刀剣

右側の刀は《無銘 伝来国光  鎌倉時代(14世紀)》 

 

 

◆中世京都の刀工コーナ 

 右側の短刀 《国宝 銘 来国俊 鎌倉時代(13~14世紀)》
 左側の短刀 《 銘 来国光 鎌倉時代(14世紀)》

 

◆備前刀のコーナ

右側の太刀は包平の作。 東京国立博物館蔵の国宝「大包平」と、共通するところは感じました。 

 

 右側の太刀 《 銘 包平 平安時代(12世紀)》
 左側の太刀 《 銘 正恒 平安時代(12世紀)》

 

 

 右側の太刀 《重要文化財 銘 一 鎌倉時代(13世紀)》
 左側の太刀 《 銘 国宗 鎌倉時代(13世紀)》

 

  

 

 

 右側の太刀 《 銘 真守 鎌倉時代(14世紀)》
 左側の太刀 《 重要文化財 銘 備前国長船住景光 □□元年□月日 鎌倉時代(14世紀)》

 

 

 

 

 右側の短刀 《 銘 備州長船兼光 延文三年卯月日 南北朝時代(1358年)》
 左側の太刀 《 銘 備州住長船康光 室町時代(15世紀)》

 

 

 

 ◆刀剣目利きの本阿弥家と名物刀剣

 左側の短刀から、刀剣目利きの・・・のコーナ

 右側の太刀 《 銘 守恒 鎌倉時代(14世紀)》
 左側の短刀 《 銘 鎌倉住新藤五国光 法名光心 正和二十二年□月十日 室町時代(15世紀)》

 

 

 右側の刀 《 無銘 伝 当麻 鎌倉時代(14世紀)》
 左側の刀 《 重要文化財 無銘 長谷部国重 南北朝時代(14世紀)》

 

 

 

 右側の短刀 《 国宝 無銘 名物 伏見貞宗 鎌倉時代(14世紀)》
 左側の脇差 《 無銘 名物 籠手切郷 鎌倉時代(14世紀)》

 

 上の刀剣を、斜めから撮ってみました。 

 

 

◆新刀

中央のホールに、新刀が四振りあります。 井上真改の刀は、正宗に似た風情。

 

 

 ◆刀剣の伝来と付属資料

 刀剣目利きの本阿弥家が発行した、刀剣の鑑定書が「折紙」。  ❝折紙付き❞という言葉は、これが由来。

今回、勉強になったのは、刀剣は武家の重要な贈答品だったこと。 このため、外見の美や所有者の来歴が、

重要になったと思われますし、価値評価(価格)も必要だったんだ。

 

 

 

 Ⅱ 拵えと鍔・刀装具 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Ⅲ 武士が描いた絵画

 

 

 

以上、刀剣とその関連事項を、コンパクトに まとめた展示で、勉強になりました。


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