光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

「建築家ピエール・シャローとガラスの家」展

2014年09月22日 | アート 建築・庭園

9月17日(水)「建築家ピエール・シャローとガラスの家」展のブロガーナイトに行ってきました。

それまで、展示会は知っていましたが、建物は展示できないのに、どうするのだろうという程度の薄い

関心しかありませんでした。

(場所:パナソニック汐留ミュージアム、写真撮影は特別に許可を得て撮ったものです。)

 

まず、ピエール・シャローの略歴。

 

 

シャローは、家具やインテリアデのザイナーとして出発しています。

 

 

最初に家具のコーナがあります。 中央のフロアスタンドは、国立近代美術館 工芸館で見たもので懐かしい。 その時は、シャローの名前は

知らなかったのですが、デザインは面白いと思いました。

 

 

シャローがスケッチした家具。  扇形で開閉する構造が好みだった。

 

 

 

化粧台とスツール。 アールデコ風の洗練されたデザインですが、女性からみた使い勝手はどうなんだろう?

 

 

今のPCデスク風の机。  90年前は、前衛的なデザインだったでしょう。

 

 

 一本足で底に鉄球が付いていて、動かしやすい構造。

 

 

 展示会場

 

 

 

 シャローが有名になったのは、アール・デコ博から。 日本でアール・デコを体現したような旧朝香宮邸の紹介記事で触れています。

 

 

 シャローが担当した「フランスの大使の館」より

 

 

 執務室の写真を見て、旧朝香宮邸の殿下書斎が似ていることに気づきました。  

旧朝香宮邸は昭和8年(1933)に竣工しています。 朝香宮夫妻もアール・デコ博を見て、アール・デコ風の自邸を

つくられた・・・・シャローのデザインの影響力を感じました。  そういえば、今日のニュースで旧朝香宮邸(現東京都

庭園美術館)が、創建当時の内装にリニューアルされて、11月22日にオープンするとか。 必見ですね。

 

 

 外壁のデザインにもユニークさがでています。

 

 

 

 シャローの自宅サロン。  当時としては前衛的なアートが飾られています。

 

 

 

 シャローを建築家として後世に名前を刻んだのが、このガラスの家。

 

 

 

スライドショーでガラスの家を紹介していたので撮りました。  日本の障子のイメージがあったのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以上、規模は比較的に小さいのですが、担当学芸員が、懸命に集めた作品は楽しめるものでした。 


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