光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

「日本、家の列島ーフランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」展 プレス内覧会

2017年04月28日 | アート 建築・庭園

4月7日(金)、「日本、家の列島ーフランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」展 プレス内覧会に行ってきました。

フライヤーです。  写真も面白い。


 

フライヤー裏

  

なお、プレス内覧会でしたが、ブロガーも招待ということで、写真撮影の特別許可をいただいています。

 

本展を企画した4人のフランス人の挨拶光景です。

展覧会は、3部構成で、後ろの壁のパネルが、第1章「昨日の家」の展示。

 

 

「昨日の家」では、14件の展示がありましたが、その中から旧吉屋信子邸をピックアップします。

 

 

この居間がいい感じです。 天井の交差模様、円いライト、柱や障子の直線が心地よいハーモニーを奏でる。

 

 

 

 もう一つ 

 

 

第2章は「東京の家」なのですが、展示順序は第3章「今の家」だったので「今の家」からピックアップして紹介します。

まずは”鉄の家”

有名な隈研吾の設計。  注文主は隈氏とは、大学の同級生の間柄とかで、鉄道ファンの大学教授です。

 

パネル右のキャプションを拡大。 住み手と建築家の思いなどがよくわかります。

 

 

写真部分を少し拡大。  

 デザインと生活しやすさが両立した素晴らしい住宅。

 

 

 

 

 カタ邸  加茂紀和子+マニュエル・タルディッツ

 建物内部は、コンクリート打ちっぱなし、エアコンなしで生活! 

 

写真を見ると旦那さんは外人の方だなと会場では、それしか考えませんでしたが、この記事の編集で住み手・建築家の名前をよく見ると、

本展の企画者の一人、タルディッツさんでした。

 

 

 

第2章 東京の家

36点の家の写真があり、建物だけではなく、周囲の情景も映っていて、面白く見れました。

 

 

幾つかをピックアップ。

 

 

 

 潜水艦の艦橋のような形。  反対側が気になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 ”梅林の家”   妹島和世さん設計の家です。 妹島さんは、この作品でベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞受賞しています。

また、建築界のノーベル賞に相当するプリツカー賞も受賞している、日本を代表する女性建築家。

 

さて、写真では、屋上の緑ぐらいしかパッとしないので、Webから家の内部がわかるイラストを転載します。

新建築「住宅特集」2009年5月号   「過激、ではありません」という表題のついた記事のイラスト部分です。

 ※ このイラストは展覧会場にはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 強度設計はOKなのでしょうが、見るからに不安を感じる建物には入りたくない。

 

 

 

 

 

 

最後に、ゲストアーティストの絵画作品を  この距離ではわからない、絵の緻密さです。

 

 

 

 

左端の部分の拡大です。  ウーン

 

 

 

 美術館では珍しい建築・住まい関係の展示でした。 

最初の館長のあいさつで、年4回の企画展のうち1回は、リビングに関したものにしているとのこと。

そういえば、過去に「建築家ピエール・シャローとガラスの家」展、「二川幸夫・建築写真の原点

日本の民家 1955年」展を見ましたが、そういう流れだったのですね。

(この汐留ミュージアムのあるビルは、パナソニックのリビング事業の拠点の一つです。)

面白い展示会でした。


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