光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館 法隆寺宝物館 伎楽面

2011年05月15日 | アート デザインその他

今日は伎楽面を採り上げます。
東大寺の大仏開眼(752年)の際にも、大規模な伎楽が上演され、正倉院に伎楽面が残っています。  昨年の特別展「東大寺大仏」でいくつか見ました。
伎楽はギリシャまたはインドの仮面劇を起源とし、中国の三国志時代(3世紀頃)に生まれた歌舞が、7世紀の飛鳥時代に日本に伝わったもの。
聖徳太子の時代には最盛期を迎え、各地の寺社には60人ほどの専属伎楽団が存在し、伎楽が境内で上演された。しかし、最盛期は短く、雅楽などに押され、衰退してしまった。
 伎楽面の展示室は傷みやすい作品の保護のため、常設展示ではなく、年3回(5月、8月、11月)1ヶ月づつの展示です。




中国女性。 下膨れで当時の美女の基準はこんなイメージ。


醍醐王、醍醐従は胡国人(ペルシャ)を表現したものと思われる。

醍醐従



迦楼羅(かるら)はインド神話の巨鳥で竜を常食するという。 転じて、仏教の守護神の一つとなっている。
天狗のルーツと思われます。



呉公。  威厳があります。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする