昨日は、フィリアホールでアルクスの定期演奏会を聴いてきました。
http://www.philiahall.com/j/series/101121/index.shtml
アルクスはN響をはじめ、国内のオケで活躍する若手奏者の皆さんが結成した室内オーケストラ。
舞台に並ぶと一目で『確かに若手だ』とわかるくらいフレッシュな顔ぶれです。
しかし、フレッシュに惑わされてはならず!!
演奏が始まると、さすが!日本のクラシック界を勢いよくひっぱってる人たちの素晴らしい音がします!
しかも指揮者を置かないオーケストラのため、演奏者それぞれが議論を重ねて作品を作っていくそう。そのエネルギッシュな思いがぐいぐいぐいぐい、客席に伝わってくる演奏でした。
今回のテーマはハイドン。随所に工夫を凝らしたプログラミングでした!
___________________________
アルクス第五回定期演奏会
~オールハイドンプログラム~
テーマ:HYDON'Sジョーク!!
交響曲第60番 ハ長調Hob.I:60「うかつ者」
弦楽四重奏第38番変ホ長調op.33-2「冗談」
Vn 大宮臨太郎・松田拓之 Va 坂口弦太郎 Vc 海野幹雄
交響曲第94番ト長調Hob.I:94「驚愕」
アンコール
ハイドン:交響曲第90番第4楽章、交響曲第45番第4楽章
___________________________
『うかつ者』では、演奏の途中にバイオリンが調弦を始め、
『冗談』では、4楽章、音が終わって拍手を始めようと客席が用意をすると、また音が始まり・・・。
90番なんて、終了後、コンマスが席を立って拍手を受けているとやおら曲が始まり、
あわててコンマスも席に座ってまたバイオリンを弾き始める・・・。
と、演奏力もさることながら、演技力もみなさん素晴らしくて、すごく楽しいステージです!
45番は、有名な『告別』。今回のテーマにふさわしいラストでした。
終盤、バイオリン奏者の一人が疲れた風に手を上げ、あくびをし、他のメンバーと飲む約束を取り付けながら、退場・・・・。チェロ奏者も立ち上がり、コントラバスを冷やかして退場・・。第二バイオリンの中には、ワインを隠し持っていた人さえいて、隣の奏者の演奏を肴に酒盛り。
フレーズごとに、一人、また一人と演奏をやめ、舞台を後にします。
もちろん無言で去る人もいるし、酔ったバイオリン奏者がネクタイ頭に巻いて再入場・・・他メンバーに連行され退場・・・・・。
一人去るごとにだんだんと暗くなる舞台・・・。
最後はコンマスが一人残され、そのコンマスも最後のフレーズを弾き終えると、ステージマネージャーに連れられて
舞台上には誰もいなくなる・・・・。
ハイドンのジョークには、最後まで楽しませてもらいました!
音楽を楽しむ気持ちをこんな風に技術と表現力の備わった演奏で聴けるなんて
本当にステキです。
アルクスはファミリーコンサートも定期的に開催していて、会場にはリピータとなった
小学生も大勢来てました。
いいな、子供の頃から、こうやって音楽の楽しみ方を知ってると・・・。
次回は春のファミリーコンサートですと!
楽しみです☆
http://www.philiahall.com/j/series/101121/index.shtml
アルクスはN響をはじめ、国内のオケで活躍する若手奏者の皆さんが結成した室内オーケストラ。
舞台に並ぶと一目で『確かに若手だ』とわかるくらいフレッシュな顔ぶれです。
しかし、フレッシュに惑わされてはならず!!
演奏が始まると、さすが!日本のクラシック界を勢いよくひっぱってる人たちの素晴らしい音がします!
しかも指揮者を置かないオーケストラのため、演奏者それぞれが議論を重ねて作品を作っていくそう。そのエネルギッシュな思いがぐいぐいぐいぐい、客席に伝わってくる演奏でした。
今回のテーマはハイドン。随所に工夫を凝らしたプログラミングでした!
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アルクス第五回定期演奏会
~オールハイドンプログラム~
テーマ:HYDON'Sジョーク!!
交響曲第60番 ハ長調Hob.I:60「うかつ者」
弦楽四重奏第38番変ホ長調op.33-2「冗談」
Vn 大宮臨太郎・松田拓之 Va 坂口弦太郎 Vc 海野幹雄
交響曲第94番ト長調Hob.I:94「驚愕」
アンコール
ハイドン:交響曲第90番第4楽章、交響曲第45番第4楽章
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『うかつ者』では、演奏の途中にバイオリンが調弦を始め、
『冗談』では、4楽章、音が終わって拍手を始めようと客席が用意をすると、また音が始まり・・・。
90番なんて、終了後、コンマスが席を立って拍手を受けているとやおら曲が始まり、
あわててコンマスも席に座ってまたバイオリンを弾き始める・・・。
と、演奏力もさることながら、演技力もみなさん素晴らしくて、すごく楽しいステージです!
45番は、有名な『告別』。今回のテーマにふさわしいラストでした。
終盤、バイオリン奏者の一人が疲れた風に手を上げ、あくびをし、他のメンバーと飲む約束を取り付けながら、退場・・・・。チェロ奏者も立ち上がり、コントラバスを冷やかして退場・・。第二バイオリンの中には、ワインを隠し持っていた人さえいて、隣の奏者の演奏を肴に酒盛り。
フレーズごとに、一人、また一人と演奏をやめ、舞台を後にします。
もちろん無言で去る人もいるし、酔ったバイオリン奏者がネクタイ頭に巻いて再入場・・・他メンバーに連行され退場・・・・・。
一人去るごとにだんだんと暗くなる舞台・・・。
最後はコンマスが一人残され、そのコンマスも最後のフレーズを弾き終えると、ステージマネージャーに連れられて
舞台上には誰もいなくなる・・・・。
ハイドンのジョークには、最後まで楽しませてもらいました!
音楽を楽しむ気持ちをこんな風に技術と表現力の備わった演奏で聴けるなんて
本当にステキです。
アルクスはファミリーコンサートも定期的に開催していて、会場にはリピータとなった
小学生も大勢来てました。
いいな、子供の頃から、こうやって音楽の楽しみ方を知ってると・・・。
次回は春のファミリーコンサートですと!
楽しみです☆
同じようにハイドンに取り組みを続けてきた孤独な一人として、若く将来ある音楽家が相互に理解しあいつつ観客にも楽しめる音楽会を作れる事をまことに羨ましく思いました。
もぎ
昨日のアンサンブル、よかったですよ。
コントと音楽が合わさって!
でも私は三鷹の13人楽団の衝撃は忘れられません。あれで、私はハイドンに目覚めCDも大人買いしました!もぎさんの公演は曲や作曲家への愛情までもが伝わってくるステキな公演だといつも思います。
これからも丁寧な探究に裏打ちされた楽しい公演が聴けることを楽しみにしています!