先週は大学のゼミの同窓会がありました。
写真は、ゼミの現役生が作ってくれるOBと現役の近況報告誌。
私も現役時代作りました。アナログな感じがますますなつかしい・・・。
私のゼミの指導教官は中村剛治郎先生。
http://kenkyu-web.jmk.ynu.ac.jp/Profiles/0009/0000615/profile.html
地域経済学がご専門で、「地域が自律的に発展していくためには?」ということを基本に考えた研究をなさっています。
・・・・・・・・実は、超びくびくしています、私。
畏れ多くも先生の専門を一行で端的に書くなんて・・・ありえない・・・。
というのも、うちのゼミはとっても厳しいことで学部内では有名でした。
先生ご自身は陽気でお酒好きの関西人ですが、ゼミになると、スイッチが入り、学生の言葉、論旨、全てに厳しいのです。
レジュメを使って発表するのは一苦労。
一行目から
『これどういう意味?』
そこでひるんでも、ひるまなくても、こてんぱんにやられます(涙)
そのトラウマがついてまわって、こうして説明にびくびくしております。
が、
しかし!
しかし!
OB会「は」違うのです!
卒業して、OB会に出てみて、私も初めてわかりました。
先生はOBにとてもやさしい☆
ですので二年に一回行われる同窓会は、とても楽しくて刺激を受ける場として
卒業以来、欠かさず出席しています。
地域経済学だけあって、開催地は地方か東京・横浜、交互に選ばれるのですが、
今年は東京。
遠くは上海、国内でも東北からも参加者がいました。
私は13期ですが、22期の社会人の皆さんがいらして年はとっていくなぁ、と感じたものです。
前半はゼミを髣髴とさせる議論と先生の講演。
毎回、さまざまな職業に就かれている先輩方がその業界だから知ってる
ホットな話をしてくださいます。今回は金融系のお二人。
中小企業の融資に携わる先輩は、例の「モラトリアム法案」として有名になり、先日施行された『中小企業等金融円滑化法』について、
また同じく中小企業の担当ですが海外展開に携わる先輩は、リーマンショック後の国内企業の海外展開事例について詳しく話してくださいました。
あるひとつの分野に精通している方の話は本当に聞いていておもしろく、翌日から
の新聞の読み方が変わってくるなぁと感じます。
そして、毎回ためになる先生の現在の経済状況とその分析の講義。
今回も「リーマンショック後の状況とこれから世界経済がどんな状態に入っていくのか」を話してくださいました。
同期の友人と話していたんですが、前回そして今回の発見は、
「大学を卒業して10年、ようやく先生のいってることがわかり始めた!」
ことなんです!
いやあ、10年かかりました・・・。やっぱり、レジュメ一行目で話を止められるはずです。でもあの時は、やらなければいけない修行だったんでしょうね。
今、わかるための10年前だったというか・。
わかるようになったお話はやはり貴重で、普段報道で得ていた知識が、
少しだけ体系立って自分の中で組み立てられた気がします。
参考文献に目をやり、もうちょっとわかりたいな、と欲も出てきます。
講義のあとは食事会。
一人ひとりの近況報告とともに、先輩、後輩の垣根なく話が弾みます。
厳しいゼミだっただけに過ごした中身も濃い・・。
ゼミの時間は4限目で2時半ぐらいから始まったと記憶していますが、
夜9時に終われば早いほう。長ければ0時を回り、私たちは四方の大学の門の中で一番低い正門をよじのぼって、帰ったのでした。
(正しくは、近くのファミレスで夕ごはんをそれから食べて、ゼミ二次会・・・)
そんな二年半を一緒に過ごした仲間ですから、気が合う、合わないを通り越して、
一緒に戦った(!)「同士」。
もちろんそれぞれが今の仕事でがんばってること自体がすごく励みになるのですが、
『国税庁を辞めて脚本家を志していた二つ下の後輩が、テレビドラマ脚本家デビューを果たしたこと。』
と、
『ゼミで抜きん出て賢かった現在国立大准教授の一つ上の男性の先輩が、
海外出張の多い奥様の留守中に0歳の息子さんのために育休をとっていたこと。』
の二つは、大きな衝撃でした。
後輩の名前は大口幸子ちゃん。テレビ朝日の『コールセンターの恋人』という連ドラ10話のうち、3つの回を手がけたそうです!!
『ドラマ作りたいんです』と大学時代、目をキラキラさせてた、さっちん。
一旦は『就職』のために公務員になったものの、辞めてシナリオ教室に通い始めたと風の便りで聞き、どうなることかと思っていましたが、『下積みがんばってます』と夢を語っていたのが3年前。熱意で道を拓いたのは、本当にすごい!!
私はさっちんが作った事を知らずにその連ドラを時々見てました。
次回作も本当に楽しみです。
先輩は金沢大学の佐無田光(さむた・ひかる)准教授。
ゼミ時代から弁舌さわやか、ほんとに賢くて、
何にもわかっちゃいない大学三年生の私でも
「ああ、こういう人が研究者になるんだろうな」とぼんやり思っていましたが、
やはり卒業時には大学の成績優秀者として総代となり、とんとん拍子に博士号もとり、ついには若くして金沢大の准教授に。
そんな佐無田さんもパパ。年賀状で息子さんの存在も知っていましたが、
まさか奥さんと育児分担して育休も取ってらっしゃるとは!!
なんてかっこいいんでしょう!!
後半に連れてきた我が息子を間において育児談義。
「金沢の待機児童はほぼゼロなんだよ。それもね、やっぱり運動の歴史なんだよね」と育休中は育休中で、ご自身のご専攻の環境問題にも通じる独自の視点から
保育行政を考えてらっしゃる様子。
ああ、もっと聞きたい・・・ところでタイムアップ。
同窓会っていつだって時間が足りない。
でもだから、
久しぶりに会った人にメールして旧交を深めたいと思うようにもなる、
次回も来たいと思うんですね。
息子を預けたかいがあった貴重な一日でした。
写真は、ゼミの現役生が作ってくれるOBと現役の近況報告誌。
私も現役時代作りました。アナログな感じがますますなつかしい・・・。
私のゼミの指導教官は中村剛治郎先生。
http://kenkyu-web.jmk.ynu.ac.jp/Profiles/0009/0000615/profile.html
地域経済学がご専門で、「地域が自律的に発展していくためには?」ということを基本に考えた研究をなさっています。
・・・・・・・・実は、超びくびくしています、私。
畏れ多くも先生の専門を一行で端的に書くなんて・・・ありえない・・・。
というのも、うちのゼミはとっても厳しいことで学部内では有名でした。
先生ご自身は陽気でお酒好きの関西人ですが、ゼミになると、スイッチが入り、学生の言葉、論旨、全てに厳しいのです。
レジュメを使って発表するのは一苦労。
一行目から
『これどういう意味?』
そこでひるんでも、ひるまなくても、こてんぱんにやられます(涙)
そのトラウマがついてまわって、こうして説明にびくびくしております。
が、
しかし!
しかし!
OB会「は」違うのです!
卒業して、OB会に出てみて、私も初めてわかりました。
先生はOBにとてもやさしい☆
ですので二年に一回行われる同窓会は、とても楽しくて刺激を受ける場として
卒業以来、欠かさず出席しています。
地域経済学だけあって、開催地は地方か東京・横浜、交互に選ばれるのですが、
今年は東京。
遠くは上海、国内でも東北からも参加者がいました。
私は13期ですが、22期の社会人の皆さんがいらして年はとっていくなぁ、と感じたものです。
前半はゼミを髣髴とさせる議論と先生の講演。
毎回、さまざまな職業に就かれている先輩方がその業界だから知ってる
ホットな話をしてくださいます。今回は金融系のお二人。
中小企業の融資に携わる先輩は、例の「モラトリアム法案」として有名になり、先日施行された『中小企業等金融円滑化法』について、
また同じく中小企業の担当ですが海外展開に携わる先輩は、リーマンショック後の国内企業の海外展開事例について詳しく話してくださいました。
あるひとつの分野に精通している方の話は本当に聞いていておもしろく、翌日から
の新聞の読み方が変わってくるなぁと感じます。
そして、毎回ためになる先生の現在の経済状況とその分析の講義。
今回も「リーマンショック後の状況とこれから世界経済がどんな状態に入っていくのか」を話してくださいました。
同期の友人と話していたんですが、前回そして今回の発見は、
「大学を卒業して10年、ようやく先生のいってることがわかり始めた!」
ことなんです!
いやあ、10年かかりました・・・。やっぱり、レジュメ一行目で話を止められるはずです。でもあの時は、やらなければいけない修行だったんでしょうね。
今、わかるための10年前だったというか・。
わかるようになったお話はやはり貴重で、普段報道で得ていた知識が、
少しだけ体系立って自分の中で組み立てられた気がします。
参考文献に目をやり、もうちょっとわかりたいな、と欲も出てきます。
講義のあとは食事会。
一人ひとりの近況報告とともに、先輩、後輩の垣根なく話が弾みます。
厳しいゼミだっただけに過ごした中身も濃い・・。
ゼミの時間は4限目で2時半ぐらいから始まったと記憶していますが、
夜9時に終われば早いほう。長ければ0時を回り、私たちは四方の大学の門の中で一番低い正門をよじのぼって、帰ったのでした。
(正しくは、近くのファミレスで夕ごはんをそれから食べて、ゼミ二次会・・・)
そんな二年半を一緒に過ごした仲間ですから、気が合う、合わないを通り越して、
一緒に戦った(!)「同士」。
もちろんそれぞれが今の仕事でがんばってること自体がすごく励みになるのですが、
『国税庁を辞めて脚本家を志していた二つ下の後輩が、テレビドラマ脚本家デビューを果たしたこと。』
と、
『ゼミで抜きん出て賢かった現在国立大准教授の一つ上の男性の先輩が、
海外出張の多い奥様の留守中に0歳の息子さんのために育休をとっていたこと。』
の二つは、大きな衝撃でした。
後輩の名前は大口幸子ちゃん。テレビ朝日の『コールセンターの恋人』という連ドラ10話のうち、3つの回を手がけたそうです!!
『ドラマ作りたいんです』と大学時代、目をキラキラさせてた、さっちん。
一旦は『就職』のために公務員になったものの、辞めてシナリオ教室に通い始めたと風の便りで聞き、どうなることかと思っていましたが、『下積みがんばってます』と夢を語っていたのが3年前。熱意で道を拓いたのは、本当にすごい!!
私はさっちんが作った事を知らずにその連ドラを時々見てました。
次回作も本当に楽しみです。
先輩は金沢大学の佐無田光(さむた・ひかる)准教授。
ゼミ時代から弁舌さわやか、ほんとに賢くて、
何にもわかっちゃいない大学三年生の私でも
「ああ、こういう人が研究者になるんだろうな」とぼんやり思っていましたが、
やはり卒業時には大学の成績優秀者として総代となり、とんとん拍子に博士号もとり、ついには若くして金沢大の准教授に。
そんな佐無田さんもパパ。年賀状で息子さんの存在も知っていましたが、
まさか奥さんと育児分担して育休も取ってらっしゃるとは!!
なんてかっこいいんでしょう!!
後半に連れてきた我が息子を間において育児談義。
「金沢の待機児童はほぼゼロなんだよ。それもね、やっぱり運動の歴史なんだよね」と育休中は育休中で、ご自身のご専攻の環境問題にも通じる独自の視点から
保育行政を考えてらっしゃる様子。
ああ、もっと聞きたい・・・ところでタイムアップ。
同窓会っていつだって時間が足りない。
でもだから、
久しぶりに会った人にメールして旧交を深めたいと思うようにもなる、
次回も来たいと思うんですね。
息子を預けたかいがあった貴重な一日でした。
すごいですよね。
本人もいろいろ悩んで一大決心だったと思いますよ☆
その後、下積みをきっちり経て、自分の夢を開花させたのですから本当に意志が強いと思います!!!
後輩ながら本当に尊敬します!!
人生 いろいろ 普通の人は しないだろう
名古屋発