入院中のお楽しみは、もうエンドレスに音楽が聴けること!!!
音楽って、聴きたい時間があるんですよね、本来。
寝る前、とか、食後のリラックスした時間とか、朝の目覚めた後の心地良い時間とか。
でもね、でもね、お母さんは・・・
朝は、朝ごはん用意、お弁当用意、朝ご飯食べさせ、幼稚園の準備、
夕食後は、いかに洗いものを片付けながら息子のお風呂の時間をうかがい、
寝る前は、読み聞かせして自分もうつらうつらか、
寝かしつけの時に「ぼく寝たくない」とか「水が飲みたい」とかの要求に応える・・・
リラックスと音楽が到底結びつかないわけですよ!!!
たまにかければ、「バイオリンはいま聴かない、トーマスの歌をかけてほしい」とかいうし。
それが!!!!
朝食を食べながらモーツアルトのフルートカルテットを聴き、
リラックスしながらブラームスの4番をかけ、
病室から見える新宿の高層ビル群の夜景をみながら、ラベルの「クープランの墓」、フランクのバイオリンソナタ・・・・・
ああ、なんて幸せ!!!
このために、ipodにはたっぷりお気に入りに曲を入れてきたわけです!!!!
そして、それも飽きてしまうぐらい、大変に時間のあったわたしは、
最近亡くなった吉田秀和さんの「名曲300選」を読みながら、
気になった曲を片っ端からyoutubeで再生する!というとても贅沢時間を過ごしました!
で、「この曲すごくいい!」とか、「泣ける」とか、今後のバイイングに生かせるよう
本に書き込みまでしてました!!!
ちなみにとてもよかったのは、
ベートーヴェン弦楽四重奏第13番変ロ長調、とか
ドビュッシーの「ノクチュルヌ」とか、他にもたくさんありますが、
本当によい曲と出会えました!
そして、音楽三昧締めくくる決定的なイベントは、FMの生中継でN響の演奏会を最初から最後まで
全部聴いたこと!!!!(あ、最後だけ看護士さんが検温にきて途切れたけど、うう・・)
夜6時~8時なんて幼児を持つお母さんは子供への滅私奉公の時間ですから、
この時間に自分のことが途切れなくできるなんてありえない。
元ベルリンフィル・ホルン奏者のバボラークのホルンコンチェルトは素晴らしく、
アシュケナージ指揮のチャイコフスキーの4番はもう熱演以外のなにものでもなく、
それを会場に行った人・同じくFMを聴いてる人のツイッターを読みながら
臨場感一杯に鑑賞できて本当に幸せでした。
ステキな病室おこもりの体験、退院してちょっと懐かしくなったりもしますが、
何の心配もなく、しっかり充電させてもらえたことを
家族に、マネージャーさんに
そして、入院中にたくさん励ましてくれた友人、知人の皆さんに
深く、深く感謝したいと思います。
そして、元通りお話できるよう、引き続き励みますね!
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