田添菜穂子の一期一会

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『ペール・ギュント』朗読、無事終了☆

2009-11-30 00:00:20 | 仕事
きょうは、目黒区民交響楽団の定期演奏会で、司会と朗読を担当させていただきました。

朗読したのは、前にも書きました『ペール・ギュント』。

コンサートの朗読は、終わった後いつも思うのですが、驚くほど本番の最中のことを覚えていません。

多分それは、司会とは違う意味で集中しているからかと思うんですよね。

音楽と音楽の間に「自分の声」という形の『音』を発するので、自分のタイミングで入るわけに行かず、曲の、特に「終わり頃」に、かなり集中する上、
滑り出しよく、一旦朗読に入れば、今度はそのお話の世界を作ることに一生懸命で、もう自分には戻ってはいられない。(笑)

また、今回は没頭するのにはよい条件が揃っていました。

指揮の角岳史(すみたけし)先生は、オペラやオペレッタにとても精通されてる方だったので、入り(語りだし)の指示も素晴らしく、またこちらの語りから音楽へのつなぎ方も本当に完璧。「間」としてもとても勉強になりました。

また音楽のつくりがとてもドラマティックで、『オーゼの死』は本当に本当に悲しく、『ペールギュントの帰郷』はこれ以上ないうねる大荒れの嵐、『山の魔王の宮殿』では興奮した妖怪達が大暴れし、『ソルヴェイグの歌』は心休まる子守唄であり、祈りでした。

このドラマをオケの皆さんがきっちり指揮に応えて描ききれていたところは本当にブラボー☆

私もますます、ダメ男ペール・ギュントや聖母のようなソルヴェイグ、威厳ある魔王などの演じ分けに気合が入りました!
とても素敵なコラボレーションをさせていただけたと思います。

朗読が終わったあとには、シベリウスの交響曲第二番と「悲しきワルツ」。
北欧の音楽に心地よく浸った一日でした。

オケの皆さん、角先生、そして会場に足を運んでくださった皆さん、ありがとうございました!!


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4 コメント

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ありがとうございました (ひろ)
2009-11-30 01:54:53
本日はお疲れ様でした&ありがとうございました。
田添さんのおかげで大変素晴らしい演奏会となりました。
観客動員もかなりの数で、我々も驚いています。

演奏者も物語を聞きながらだと、情景をイメージしやすくて、
いつも以上に、感情移入することができました。
たぶん、それは私だけではなく、オケ全体がそう感じていたと思います。

事実、手前みそですが、オーゼの死やソルヴェイグの歌など、鳥肌が立ちました。

またこのような経験ができればと思っています。
その時にはぜひまたお付き合いをお願いします。

明日はゆっくり休んでください。
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こちらこそ!! (たぞえ)
2009-12-01 19:55:08
<ひろさん

ひろさんもおつかれさまでした!!
フルート、ステキに響いていましたよ。
『朝』もバッチリでしたね☆

オケの皆さんの想像をかきたてる様な朗読が、もしもできていたならば、本当に、本当に幸せです。
オケの皆さんも練習毎に素晴らしい音になっていき、本番は特等席でその音を鑑賞させていただきました。

またご一緒できることをとても楽しみにしておりますね! 
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コメント遅くなりましたが (chopin)
2009-12-15 23:19:58
お疲れ様でした!
ご成功おめでとうございます!
素敵なコラボが出来たご様子が文章から伝わってきました。
演奏会の没頭する感覚って独特で、成功すると忘れられない快感になりますよね。
最高の仲間と作り上げた場合は、尚更でしょうね。
これからも朗読を通して音楽の楽しさを広められてくださいね。
いつか聴きに参ります!

ところでペールギュントで思い出して、最近よくグリーグを聴いてます。組曲「ホルベアの時代より」って、ご存じでしょうか。
バロック調のグリーグです。瑞々しさと落ち着きが両方感じられて素敵だったので、よかったら聴いてみられてください^^
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ホルベア大好き☆ (たぞえ)
2009-12-18 23:20:13
<chopinさん

コメントありがとう。
ほんと、音楽との朗読は楽しいです。
1月にもやるんですよ。今度はピアノとフルート。ラベルの「マ・メール・ロア」等が入ってて楽しみ☆

ところで、「ホルベアの時代より」いいですよね。私も大好きなんですよ。
まだ北欧には行った事がないんだけど、この曲を聴くと、寒くてきりっとした雪国の風景を想うんですよね。
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