先週、京都に一泊二日で行ってきました。
久しぶりの超・充実濃厚旅
発端は、中学から仲良しの友人のお誘い。
「京都行かない? すっごい展覧会があるらしいの」
江戸時代の日本画家の展覧会らしいけれど、私は初めて耳にする名前。
彼女も最近知り合いから知ったばかりという。
ただ、全く暇ではない彼女が都合をつけていこうとするぐらいのものだから、
本当にすごいのだろうと、一緒に行くことに
京都は行くだけでも楽しいし。
それから、気をつけてみれば、いろんな雑誌でその画家は取り上げられていることがわかる。
「奇想の画家 伊藤若冲」
「若冲の大作 120年ぶりに里帰り」
その上、
「田添さん、京都に行くんですか?今の時期だったら、若冲が見たいです。」とか
妹でさえ、「京都の展覧会? もしかして若冲?」と
私の周りの人が結構注目していた人であることもわかった。
「すごい、圧巻、素晴らしいよ」と行った人から、口々に賞賛の言葉を聞くと
気分も盛り上がってきた。
わくわくしながら、ついに相国寺にある承天閣美術館の’若冲展’に行きました。
http://jakuchu.jp/jotenkaku/
休日は、午前中から「3時間待ち」入場という人気ぶり。
月曜ではありましたが、開館1時間前の9時から念のため並ぶことに。
すると運のよいことに、9時半から開館され、私は10分後には若冲の絵に会う
事ができました。
「動植綵絵」(どうしょくさいえ)と「釈迦三尊像」・・・・熱心な仏教徒だった
若冲が家族の永代供養にと相国寺に寄進した33幅の色鮮やかな絵。
相国寺の事情により、明治維新後「動植綵絵」30幅は皇室の所有となり、
今年約120年ぶりにその30幅が相国寺に里帰りし、揃って並べられたんだそうです。
華麗、絢爛、幽玄、大胆、繊細・・・・筆舌に尽くしがたい素晴らしさの前に、
ただただ、佇むしかありませんでした。
鶏の羽は右に左に揺れ、鸚鵡の羽はふかふかと柔らかく、鴛鴦は雪の上にふわりとたたずみ、孔雀は近づけない神々しさを放ち、薔薇や菊の咲き乱れる様子といったら・・・・。
お釈迦様と気高い鳥たち、花々。これが極楽浄土でなくて、なんでありましょう。
若冲がこれらを描いたのは1770年ごろ。でも目の前にある絵は、昨日描かれた様に
輝いていて、国の保存が完璧であったことも、若冲が当時の最高級の顔料を使ったこともうかがい知ることができました。
どの色よりも、白の使い方が独特で、白い鵞鳥、白い鸚鵡、白の紫陽花、白い鶏、鶴、白が全て違う。グレーに近い白、ゴールドに近い白、半透明の白、濃く塗りつぶした白。離れてみるとなおさら白が輝いて見えます。
圧倒。
本当に去りがたい展覧会でした
久しぶりの超・充実濃厚旅
発端は、中学から仲良しの友人のお誘い。
「京都行かない? すっごい展覧会があるらしいの」
江戸時代の日本画家の展覧会らしいけれど、私は初めて耳にする名前。
彼女も最近知り合いから知ったばかりという。
ただ、全く暇ではない彼女が都合をつけていこうとするぐらいのものだから、
本当にすごいのだろうと、一緒に行くことに
京都は行くだけでも楽しいし。
それから、気をつけてみれば、いろんな雑誌でその画家は取り上げられていることがわかる。
「奇想の画家 伊藤若冲」
「若冲の大作 120年ぶりに里帰り」
その上、
「田添さん、京都に行くんですか?今の時期だったら、若冲が見たいです。」とか
妹でさえ、「京都の展覧会? もしかして若冲?」と
私の周りの人が結構注目していた人であることもわかった。
「すごい、圧巻、素晴らしいよ」と行った人から、口々に賞賛の言葉を聞くと
気分も盛り上がってきた。
わくわくしながら、ついに相国寺にある承天閣美術館の’若冲展’に行きました。
http://jakuchu.jp/jotenkaku/
休日は、午前中から「3時間待ち」入場という人気ぶり。
月曜ではありましたが、開館1時間前の9時から念のため並ぶことに。
すると運のよいことに、9時半から開館され、私は10分後には若冲の絵に会う
事ができました。
「動植綵絵」(どうしょくさいえ)と「釈迦三尊像」・・・・熱心な仏教徒だった
若冲が家族の永代供養にと相国寺に寄進した33幅の色鮮やかな絵。
相国寺の事情により、明治維新後「動植綵絵」30幅は皇室の所有となり、
今年約120年ぶりにその30幅が相国寺に里帰りし、揃って並べられたんだそうです。
華麗、絢爛、幽玄、大胆、繊細・・・・筆舌に尽くしがたい素晴らしさの前に、
ただただ、佇むしかありませんでした。
鶏の羽は右に左に揺れ、鸚鵡の羽はふかふかと柔らかく、鴛鴦は雪の上にふわりとたたずみ、孔雀は近づけない神々しさを放ち、薔薇や菊の咲き乱れる様子といったら・・・・。
お釈迦様と気高い鳥たち、花々。これが極楽浄土でなくて、なんでありましょう。
若冲がこれらを描いたのは1770年ごろ。でも目の前にある絵は、昨日描かれた様に
輝いていて、国の保存が完璧であったことも、若冲が当時の最高級の顔料を使ったこともうかがい知ることができました。
どの色よりも、白の使い方が独特で、白い鵞鳥、白い鸚鵡、白の紫陽花、白い鶏、鶴、白が全て違う。グレーに近い白、ゴールドに近い白、半透明の白、濃く塗りつぶした白。離れてみるとなおさら白が輝いて見えます。
圧倒。
本当に去りがたい展覧会でした
TBさせていただきました。
「若冲の大作 120年ぶりに里帰り」観にいかれたのですね。
私は最終日の120分待ちに断念してしまい、今頃後悔しています。
でも菜穂子さんのブログで、
評判通りの素晴らしい画だったことを窺い知ることが出来ました。
それで、なおのこと後悔です。
はじめまして、ようこそ☆
そうでしたか、行けなかったんですね。HP拝見しましたよ、すごい混雑ですもんね。
かなり若仲ブームですから、33幅は難しくても、
きっとすぐにお目にかかれるかもしれませんよ。
しかし、ほんとに素晴らしかったです。
<西野さん
その’裏塗り’資料で読みました☆
すごい、やっぱり詳しいですね。
後日レクチャー楽しみです。
絵葉書おみやげ楽しみにしててください。