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先日、八重洲のブリジストン美術館で開催中の『ドビュッシー、音楽と美術』展に行きました。
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/
今年はドビュッシー生誕150年。
ドビュッシーがいいなぁと思うようになったのは、ここ最近。
あのアンニュイな世界が、昔は苦手だったのに最近は心地良く感じるようになりました。
苦手だっただけにこれまでドビュッシーの人生も曲もあんまりよく知らなかったんですが、
そんなドビュッシー初心者をにわかファンにさせてしまうくらい、今回の美術展は充実してました!
ドビュッシーの作品には美術作品や詩にインスピレーションを受けたものが数多くあるんですね。
ですから、実際に展覧会では、
「ピアノ曲「金色の魚」を作曲する際、インスピレーションを受けたという「鯉の蒔絵」」
があったり、
ドビュッシーと同時代を生き、互いに制作活動に影響を与え合った、画家の作品を
展示したり・・・・・
と、いろんな想像を喚起するものがそこかしこに!
バレエでも踊られる『牧神の午後への前奏曲』の舞台写真はとても官能的でステキでしたし、
オペラ『ペレアスとメリザンド』の舞台衣装スケッチは美しくて、ため息が出そう。
モネの『雨のべリール』という作品があって、雨の中、小さな島の周りに白波がたくさんたっている絵なのですが、この波を見て、
ピアノ曲『喜びの島』のフレーズを思い出したりしました。
美術品からいろんなインスピレーションを受けていると、
芸術家でなくても、美しいものに囲まれながら生きることは大切だなぁって、
改めて感じました。
そうそう、今回は、音声ガイドを借りてみましたが、曲もうまくガイドに使っていて、すごく楽しめましたよ。
帰りは、余韻に浸りつつ、ミュージアムカフェでお茶。
ドビュッシーは浮世絵にインスピレーションを受けて『海』という作品を作ったそうなんですが、それにちなみ、このお茶は、フランスの紅茶と八女茶のブレンド☆
会期中限定ですって☆
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