田添菜穂子の一期一会

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竹島悟史サウンド・ガーデンvol.3 Reunion

2010-12-13 14:46:21 | クラシック鑑賞
先週、N響の打楽器奏者、竹島悟史さんのリサイタルにサントリーホールに行ってきました。
http://soundgarden.air-nifty.com/

リサイタルシリ-ズは今回で3度目とのこと。
実は私前回、残念な経験があって・・・。
なんと日付を間違えて翌日に行ってしまったんです!!
ほんと、そんなこと、あとにも先にも初めて・・・
(びっくりしますよ、夕食済ませて、サントリーホールについて、掲示板に「本日、公演はございません」と
書かれてあるのを見ると)

チケットを取りおいてくださった竹島さんにも大変申し訳なく、今回は万難を排して行かせて頂きました!!

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竹島悟史: Reunion
竹島悟史: SKY HIGH ~for Wind Orchestra and Solo Marimba~ (2009)
A.ジョリヴェ:打楽器と管弦楽のための協奏曲
P.クレストン:マリンバ小協奏曲 op.21
竹島悟史: BIGBIRD
竹島悟史: Another sea ~for Orchestra and Solo Marimba~ (2009)
竹島悟史: Midnight breeze(2006)

マリンバ・打楽器:竹島悟史
ピアノ:浦壁信二、森浩司
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今回のテーマは、Reunion(再会)。
実は、全編を通じて竹島さんのマリンバを始めとする数々の打楽器とともに2台のピアノがある意味、オケの代わりに
入り、まるでコンチェルトのようだったのですが、そのピアノを弾いてらしたのが、竹島さんが幼少時に通った
ヤマハ音楽教室目黒センターの先輩と同級生のお二人なんだそうです。

曲の間には、当時を振り返るお話もあり、なんだか客席の人たちまでタイムスリップして
3人がどんなに楽しく音遊びをする中で
今の音楽活動の根の部分を張り巡らせたかを感じさせてもらえました。

それが色濃く出ていたのが、「BIG BIRD」
目黒センターが大鳥神社の近くだから、この名前のようでした。
3人で2台のピアノで連弾したり、一人で座ったり、空気椅子で3人弾きをしたり、
モチーフもヤマハのCMにでてくる「ドレミファソーラファミレド・・・・」を繰り返したり、転調してみたり。
3人ともニッコニコ。
「音楽って楽しくて仕方がないよね」
が伝わってきて、なんだか最後には涙さえ出てきました。

ああ、息子を目黒センターに入れなければ!


他にも、ジョリベは、すごくステキなアンサンブル。
一楽章ごとに、マリンバ、ヴィブラフォン、シロフォン、ドラムセットっと打楽器の種類が変わり、
すごくおもしろいコンチェルトなんです。
春日井でオケをバックで聞いたときも衝撃でしたが、
今回、2台のピアノをバックに弾くと全然雰囲気が違いました。
特に2楽章,いい曲です!

クレストンも竹島さんのノリのよさでこちらまでワクワクしてくる曲。

そして、竹島さんの作った曲の数々・・・本当にすごい!

大曲のSKY HIGHもAnother seaももちろんそれぞれ違う雰囲気ですが、
伝わってくるのは、自然の厳しさと雄大さ。

始まりのReunionも終わりのMidnight breezeもお客さんにあたたかくおもてなしをしたいという竹島さんの気持ちが伝わってきました。

ご自身で作った曲をご自分で演奏する、またそれを聞かせてもらえるって
すばらしいことだな、と思います。
音符にこめる気持ち、マリンバの音にこめる気持ち、周りのピアノ奏者の皆さんの気持ち、本当にいくつもの気持ちがこもっていて、それが客席には直接伝わってきます。

本当に名演でした。

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