言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

信用と信頼

2020-09-05 07:26:00 | 日記
信用とは、それまでの業績などから、信頼できると判断した事

信頼とは、信じて頼りにする事。頼りになると信じること。

と辞書に書いてあります。


私は信用と信頼を勘違いして大きな過ちを犯していました。

重度失語症の方へ訓練を提供していました。

私は会社(訪問看護ステーション)の人間なので、会社の信用で訓練開始になりました。

私は説明と同意を得て、信頼していただいていると勘違いをして、訓練をしていました。

この重度失語症のご利用者は“言葉”の前段階の“やりとり”が難しい方でした。

私はスキンシップや遊びを通して訓練を提供していました。

昨日、ご家族からお叱りのクレームがケアマネージャーを通して、会社に届きました。

“ふざけてばかりで、旦那を子どものように扱う。言葉の訓練をして欲しい。”

簡単に言うとこのような内容でした。

完全に説明と同意不足で、信頼関係を構築できていませんでした。

上司が謝罪に行くことになりました。

上司は気にするなと言ってくれましたが、

会社の信用を落とす、失敗です。

もう一度、信用と信頼を考え直して、

一方的ではなく、信頼していただけるように全員のご利用者との関係性も見直します。

久しぶりに相当落ち込みます。


小学生の娘に

失敗して落ち込んだ時はどうやって元気を出したらいい?

と聞きました。

すると、『失敗は成功のもと』と心の中で、たくさん唱えるといいよ。

と返ってきました。

その通り、娘に救われます。

この失敗を無駄にせずに、成長につなげます。