goo blog サービス終了のお知らせ 

カウンセリング「エデン」のふんわりエッセイ

心理カウンセラーの目で世の中を鋭くとらえながら、ものごとの真実を探ります。

教師にとって最大の贈り物は?

2008年03月20日 | 教育
本校でも、3月18日に卒業式が行われました。私は、全体統括・司会役でしたので、マイクのところに立ちっぱなしでの式への参加となりました。

 本年度の卒業生は、理科授業を通して、接する機会がありました。学級担任でなく、出張で入っていた授業なので、余分な時間はありません。1時間1実験(観察)をモットーに1年間授業を行いました。
 小学校6年の理科の大きなテーマの一つは、「植物のすごさ」です。この世の中で、自分自身で栄養を作り出せるのは植物だけです。動物は、自分では栄養を作り出すことができないので外から栄養を補給しなければなりません。なので、6年理科で最も大切にしたいところは、ジャガイモの葉による光合成の実験だと思っています。それに酸素と二酸化炭素が絡むと地球規模での自然の仕組みを学ぶことができるというわけです。数年前から、どの学校にも気体検知管という便利なものが備品として購入されるようになりましたから、これを用いるとたいへん具体的な実験をすることができます。今年の子どもたちも追求心旺盛で意欲的に実験に取り組みました。地層を堀に行ったときには、みんなで時間を忘れて化石を探しました。

 さてさて、卒業しゆくこの6年生の一人が職員室にきて、私に手紙をくれました。こんな内容です。

「6年になって理科がとても好きになりました。それは、先生の授業がいつもとてもわかりやすかったからです。実験をやるたびに、結果が出るたびにすごいなあ、なんでかなあと思いました。だから、テストでも、いつもいい点を取ることができました。中学校でも、理科を一生懸命勉強していきます。本当にありがとうございました。また、遊びに来ます。」

 理科教師にとって、少しでも子どもの心に「科学への興味」を持たせられたとしたら、こんなうれしいことはないのです。

おトクな通話料
◆クラシエの漢方◆

子どもが動く発問集②

2008年03月20日 | 教育

○てこのはたらき
・自分の倍の体重の人をシーソーで上げるにはどうしたらいいでしょうか。
・30キロの米袋を簡単に持ち上げる方法を図に書いてみましょう。
・水深3メートルの水中に打ってあるくいを抜く方法を考えます。
・てこを使った道具を家の中から5つ見つけてみよう。

○植物の成長(3) 実やたねのでき方
・雄しべと雌しべの決定的な違いを一言で言うと何でしょう。
・(グループ活動でカメラを持たせて)虫がよくとまっている花をとってこよう。
・虫媒花と風媒花の花粉の違いを説明してみよう。


○天気の変化(2)
・台風はどこからやってくるのだろうか。
・台風は右回りか、左回りだろうか。
・台風によって引き起こされる天気の変化を思いつくだけ書いてみよう。
・(1年間の台風が来る回数の資料を見せ)夏に台風が多いのはなぜだろうか。

○太陽と月
・もし地球が回らないとしたらどんなことが起こると予想できるでしょうか。
・山頂に立った。時計はない。時刻をできるだけ正確に知るにはどうしたらよいだろうか。
・月の形が変わって見えるわけをズバリ一言で書いてみよう。

○ものを溶かそう
・人間がぷかぷか浮いて本を読んでいられる湖がこの地球にはあるでしょうか。
・100グラムの海水に食塩は何グラム溶けていると思いますか。
・海水から塩を取り出すことができるでしょうか。
・蒸発乾固の方法で砂糖も取り出すことができるでしょうか。


○ものの動き
・高層ビルの屋上からパチンコ玉を落としました。地上に落ちたときに玉はどうなるかを予想してみよう。
・リンゴブランコを10回ゆらします。少しゆらしたときと大きくゆらしたときときとかかる時間はどう違うでしょうか。(予想後、実験してみる。)
・サッカーでボールをけるときできるだけ遠くへとばすにはどうしたいいだろうか。

○動物や人のたんじょう
・次の生き物を、卵で生まれる生物と胎児で生まれる生物とに分けてみよう。
    にわとり  うさぎ  めだか  こうもり  犬    
     くじら 人間   とかげ  かえる ふな
・大人と子供は、何歳で区切られるでしょうか。
・男と女の違いを思いつくだけ書いてみよう。





子どもが動く発問集①

2008年03月16日 | 教育
○植物の成長(1) タネの発芽と養分
・(いんげん豆の種を一粒ずつもたせて)芽を出させる方法を図にかいてみよう。そして、その通りに植えてみよう。
・とうもろこしの種の中の様子を想像して絵に描こう。

○天気の変化
・校舎の中で一番気温の高いところはどこでしょうか。
・8時~16時までの気温を2時間おきに折れ線グラフに赤で記録します。また、高度測定器を使ってそのときの太陽高度を青で記入します。そして、結果から気が付いたことを2つ書いてみよう。
・1日の内で1番太陽が高いのは正午なのに、一番気温が高いのは2時であるわけは?
・(温まった地面をさわらせた上で地温を測らせ)気温よりも地面があたたまるわけは何だろうか。
・自分で天気のことわざを一つ作ってみよう。

○メダカの成長
・雄と雌を見分けるポイントはいくつありますか。
・水道水をそのまま入れてはいけないのはなぜだろうか。


○植物の成長(2) 肥料・日光
・(観察をした上で)ひなたとひかげで育ったインゲンマメの違いを5つ見つけよう。
・肥料は人間にたとえたら何の役目をしているだろう。

卒業証書は誰のもの?

2008年03月11日 | 教育
卒業証書授与式の準備も大詰めを迎えていることと思います。本校でも、先生方のご努力で子どもたちの心にも様々なものが生まれてきていることが、練習を見ていてわかります。

さて、本校の卒業式でここだけはどうなのかな?という点があります。それは、校長から手渡された卒業証書をステージから降りて自分の席に着く前に、一輪の花と一緒に保護者に手渡すというものです。

もちろん、計画の段階で、私は「証書は卒業生が持っているべきものではないでしょうか?」と意見を述べました。すると、「本校では、ずっとこのようにしてきていますから・・・。」という言葉の元、却下されました。

伝統という言葉の重みもわかりますし、これまで育ててくださった保護者に感謝の気持ちを込めて渡す意図もわかります。でも、それならば花を渡すことでその意図は達成できるはずです。

卒業証書は、卒業生が6年間を終了した証であって、保護者が持つべきものではないと思うのです。もし、感謝の気持ちを伝えるというならば、卒業生に家に帰ってから見せる用に指導すればいいと思うのです。

ましてや、卒業生が手ぶらで退場していく姿は、あまりにも式の終わりがおそまつではないでしょうか?

受け継がれた伝統という言葉に、頭では理解していても、心では、納得できていません。

PS:今日は、ちょっと、愚痴っぽくて申し訳ありませんでした。



私のお薦めです。是非のぞいてください。

卒業式は心で

2008年03月05日 | 教育
卒業式の練習に入る前に子どもに必ず確認することがあります。
まず、目をつむらせて
「君たちの前に2つの箱があるとします。一つは、大きな箱だけどあまり心がこもっていないものが入っています。もう一つは、箱は小さいけど、心がたっぷり入っています。どちらか一つを受け取るとしたら、君たちはどちらを選びますか?」

こういって、目をつむったまま挙手させます。

こういうと、ほとんどの子どもが、小さくても心が入っている方に手を挙げます。

そこで、
「私も、君たちと同じです。それだけ、心が入っていると言うことは大事なことなのですね。」
と語りかけます。

卒業式の練習では、歩き方、証書の受け取り方、着座の姿勢、礼の仕方など・・・、どうしても形式がの指導が必要なので、肝心の心が抜けてしまうこともあります。

「では、どんな心だと思いますか?」
と続けます。

心構えができている場合には、
「中学校へ行ってもがんばりますという決意の心。」
「在校生に、後の学校をよろしく頼むという心だと思います。」
「両親や先生方へ、これまで温かいご指導をありがとうございましたという感謝の心。」
とすばらしい意見が子どもたちから出てきます。

もし、言葉で出てこなくても、少し小出しにヒントをあげると、必ず、それに似た言葉が子どもから出てくるはずです。思いを引き出してあげるのです。

その上で、
「心というものには、形がありません。卒業式は、その心を形にして表す場です。」
と話します。
お辞儀、旅立ちの言葉、証書授与の動き方、歌・・・、すべてその心とつなげて表してみましょう。
ここまで、話すと子どもたちは、きっと、わかるはずです。在校生にも同じように指導します。全員がこのような気持ちで式に臨めば、きっと、心温まる式ができることでしょう。

あとは、練習で真剣に指導を重ねることです。そして、所々で評価を返し、進歩を認めてあげることだと思います。

PS:この時期、具合が悪くて無理をしている子どもが必ずいますので、体育館での練習では、全体を見ながらも、一人一人の子どもの顔色をじっと見てあげてください。以前、合奏をしているときにステージの端に立っていた子が、一瞬ふらっとして落下しかけたのを、全速力で走って駆け寄り、抱き抱えて事なきを得たことがあります。それ以来、この時期の健康観察は、入念に行うようにしています。


塵劫記

2008年03月02日 | 教育
図書館から塵劫記を借りてきました。吉田光由による数学書で、当時の寺子屋で盛んに使われ、江戸時代にはベストセラーになった本です。現代語版と寛永20年版とを比較しながら読んでみました。

 まず、第一章は、一の数え方から始まります。一十百千万億兆京垓予穣溝澗正載極・恒河沙・阿僧祇・那由多・不可思議・無量大数というものです。塵劫が仏教用語で無限を意味するだけあって、最初の章から、数の無限さを紹介する構成になっています。

 あとは、体積・面積・かけ算・わり算(わり算の九九もある)を紹介して、ここからが生活に密着した問題があげられています。

2875石の米の代銀(現在の代金)が73貫600目である。一石あたりの代銀はどれだけか。

などの初級の問題に始まり、

三寸角で二間の木が400本ある。これを四寸角で二間の木と交換すると何本得られるか。

というように発展しています。

 米の売り買い・俵まわし・両替や利息算絹や木綿の売り買い・船の運賃・検地・見積もり・材木の売り買い・・・・など、ほとんどが当時の生活の中で必要とされるものばかりなのです。

 もしも、算数・数学を勉強している子どもが
「こんなことやって何の役に立つのかなあ。」
と嘆いていたら、是非この塵劫記のことを話してあげてください。

「算数は、元々生活の中から生まれた学問なんだよ。」と。

 実生活の中から、このようなすばらしい学問体系を作り上げた先人が今から300年も前の江戸初期にいたことを・・・。

テスト用紙の配布

2008年03月01日 | 教育
 テストを配布するときに、前列の外窓側から順に縦の列の人数分だけ配布していく方法がポピュラーだと思いますが、これだと廊下側の最後尾の子どもは一番最後に受け取ることになりますよね。このときに、受け取った子どもがどんどん名前を書き込んでしまうと取り組み始めの時間差がついてしまいます。これがもっとひどくなると、勝手に問題を解き始めているクラスがあったりもします。まだ、テスト用紙を受け取っていない子もいるのにです。
 
 私は、まずは、配布前に、手を膝の上に置かせ姿勢をたださせます。全員静止状態にならないと決してこちらも動きません。静止状態を確認して、
「全員、テスト用紙を受け取ったら、名前を書き始めます。」
と一言言ってから配布を始めます。すると、子どもたちは、後ろを振り返り、最後の子の方をちらちら見たりするはずです。名前を書き始めるタイミングを、自分で判断させるのです。
 次に、
「ていねいに名前を書いたら、鉛筆を置いて待ちます。」
といって、もうひとクッションおきます。
第一筆目の名前をきちんと書かせることは、テストをきちんと受ける心構えにつながるからです。時間をかけてじっくり書くことを奨励します。集中力を高めることにもつながります。
 そして、全員鉛筆を置いたところで
「はじめます」
と声をかけます。

 ほんの小さなことかもしれませんが、大切にしたい要素が含まれています。

・子どもに不公平感を生み出さないこと。
・全員でやるという一体感を生み出すこと。
・落ち着いた行動をうながし、集中力を高めること。

 先日、休暇でお休みの先生の教室に補欠で入りました。配布するやいなや、子どもがどんどん解答を書き始めたので、私は、一度鉛筆を置かせました。そして、上のような投げかけをしました。子どもは、一瞬とまどいましたが、すぐに私の意図をくみ取ってくれました。
 このような指導を続けることで、公平感を与え、一人一人が大切にされているという安心感も醸成されていきます。 

 これを繰り返すと声を発しなくても子どもはそうするようになりますし、他の場面でも、遅れている子どもや時間のかかる子どもに気を配るようになっていきます。小学校教育は、このような基本的な心の構えを大切にしていかなければならないとこの頃つくづく思っています。 


年間授業日数

2008年02月28日 | 教育
本校では、平成20年度は年間204日で計画を立てました。これにより、夏休み明けの授業開始日は、8月28日になります。

平成23年度、新指導要領が実施されます。総合が週あたり1時間減、算数・社会・理科・体育がそれぞれ増加になり、おまけに小学校高学年には英語に親しむ学習が週1時間入ります。したがって、総合の1減は実質英語に割り当てられ、その分時間数を増加しなければなりません。

ゆとりという言葉に社会全体が振り回され、今度はまた、詰め込みにかわる新しい言葉が生まれてきはしないかと心配しています。

授業内容を充実させることへの努力。これが、最も大切であることは、現場の先生方は百も承知です。われわれは、日々の授業を通して子どもに「生きる力」をはぐくんでいかねばなりません。

皆さんの学校では、来年度年間授業日数を何日に設定しましたか?情報をお聞かせいただければ幸いです。


6年理科「自然と共に生きる」

2008年02月26日 | 教育
冬の寒い日の3校時、32名の6年生と一人の教師が体操服姿にタオルを持って空き教室に集まりました。机はありません。

この日のテーマは、「教室の温度を上げるにはどうしたらよいだろうか?」でした。「みんなで運動すれば上がるよ。」という前時の予想の元に、さっそくストレッチを始めました。室温は、16.6度です。真冬ですから、体が硬くなっています。念入りにストレッチを行い、まずは軽くランニングから、始めました。ぐるぐるとしばらく回って温度計を見ると、温度計は16.2度まで下がりました。「あれ、おかしいぞ、下がっているぞ」と誰かが叫びました。反対回りを混ぜながら、10分ほど走りました。すると、温度計は、17.5度まで上がっています。「さて、仕上げです。もも上げ30回を5セットと両足ジャンプ20回を同じく5セットです。みんなの息が荒くなりました。

これで20分ほどの運動が終了しました。室温は、18.7度です。

「はい、窓を開けて」と言うと、子どもたちは汗を拭き吹き「うわー、空気がおいしい」「新鮮」「つめてー」と口々に叫んでいました。

今日の実験での条件は、日光を遮断すること。ほぼ、ねらっていたとおりの結果となりました。

この実験を元に、気づきをノート1ページにまとめて、意見を出し合いました。

「最初に室温が下がったのは、教室の隅にあった冷たい空気がかきまざったからだと思う。わかしたばかりの風呂の水をかき混ぜるのと似ている。」

「二酸化炭素がたまって、温度が上がったのだと思います。よく、寒いときに手にはあーと息を吹きかけると暖かいから、それがたくさん集まったのだと思います。」

「運動するときにはエネルギーが燃やされる。32人分のエネルギーが燃焼されて、温度が上がった。」

「2.1度あげるのに20分かかったけど、太陽の光ならすぐに5度くらいあげてしまう。太陽の力はすごい。」

「教室を地球と考えると、二酸化炭素が増えると地球温暖化が進むと言うことがわかった。」

「二酸化炭素を吸い続けると気分悪くなることがわかりました。布団の中でかくれてゲームをやっていたことを思い出しました。」

自分の体験と結びつけて様々な考えを持つことができました。すばらしい考えを持っている子供たちです。

この次は、二酸化炭素に注目して「今、地球の中でどのようなことが起こっているのだろうか。」という問題につなげました。





土日も仕事

2008年02月24日 | 教育
成績交換が近いです。

なので、土日も仕事なのですが、個人データは自宅に持って帰ることができません。学校に出勤してせざるを得ません。

道理ではありますが、なぜか納得がいきません。教職員の仕事内容がわかっている人ならば、ご納得いただけるものと思います。

雑務に追われて、子どものノートすら見てやれない自分にいらだちを感じている今日この頃です。

ランキング