カウンセリング「エデン」のふんわりエッセイ

心理カウンセラーの目で世の中を鋭くとらえながら、ものごとの真実を探ります。

色づく季節に感じる心

2016年11月08日 | 自然

今日は秋のある一日。突然の予定が入って、東京のある場所にやってきました。そこで見た景色の色がとても鮮やかだったので思わず1枚写真に収めました。緑、黄色、赤、、、、よくよく考えるとこれは信号機で日常的に見ている色の組み合わせですよね。この3色ってやはり目に優しいのかな、なんて思いながらしばらく秋の景色に見入ってしまいました。心が休まる秋の1日、誰の心にも優しく何かを働きかけてくれます。

 




都立神代植物公園で驚きのものを発見

2016年11月03日 | 自然

秋の好天の日、調布市にある都立神代植物公園に行きました。今回が2回目の訪問です。

園内には、ばら園、ぼたん・しゃくやく園など各ブロックに分けて配置されています。また、大温室には熱帯、亜熱帯の珍しい植物も集められています。パリのベルサイユ宮殿を思わせる庭園があると思いきや、和風テイストの森林や庭園があったりして、実に他に類を見ない庭園です。

 

 

庭園の奥にある芝生広場に出ました。なんとそこには、・・・・・

 

身の丈3mもあろうかという巨大ススキが群生していました。こういう珍しいものを見るたびに、新しいことに出会える喜びを感じます。

心の栄養をいただいている感覚ですね。



モネの池

2016年11月01日 | 自然

岐阜県にあるモネの池です。10月の天気のいい日に東海北陸自動車道を富山から愛知方面に走る途中、郡上ICで降りて30分ほど走ったところにありました。

来て見てびっくり、池は黒山の人だかりです。

それにしても、メディアの力で、これだけの人を集めるとは、・・・・。改めて、そのすごさを感じた次第です。

パワースポットのような、不思議な力を感じます。

たくさん撮った中で、最も光の加減のいい1枚をご紹介。


インナーチャイルド

2016年11月01日 | 心理学

「インナーチャイルド」という言葉をご存知でしょうか。これは、子供時代の頃の記憶や心情、感傷が大人になってもずっと内在している事を指します。例えば、たまたま親が働いて忙しくてかまってもらえなかった子ども時代。本当は親が働いて忙しいのは、子供にいい生活をさせたいからなのですが、それを自分は愛されていないと勝手に思い込み、それがインプットされ拡大してしまうのです。

 下の事例をご覧ください。

子どもの頃、私は両親からああしなさい、こうしなさいと言われ続けてきました。父親は厳格な人で、私は親の所有物のような存在でした。何か言ったらおこられそうな気がして、私は自分の本心を押し殺して生きてきました。しだいに、人が怖いと思うようになり、周りの顔色を窺うようになったのです。現在も、まったく自分に自信が持てません。もし、他人と比べないで生きられたら、もし人からどう思われようと気にしないで生きられたら、どんなに楽に生きられるのだろうとよく考えます。

 

 この事例からは、本当の感情に無理やりフタをして、理不尽なことを受け入れてきたインナーチャイルドの姿が垣間見えます。親や周りの大人にどんな理不尽な事をされても、子供はそれらを受け入れることしかできません。なぜなら、それが子どもが生きていく唯一の方法だからです。悪い事をしていないのに「自分が悪いんだ」と認めることで解決したり、「言う事を聞いていれば私はかわいがってもらえる」と思い込んでしまったりしています。よくよく伺ってみると、実際には、このお父様は、娘のことが目に入れてもいたくないほどかわいいと思っていて、失敗や痛い思いをさせたくないとの理由から、このような子育てになってしまったのだそうです。つまり、父親の真の愛情に気づくことができなくて、ゆがんだ感情をずっと持ち続けていたのです。子ども時代のことなので、父親の行動の背景まで読み取ることはできなかったのですね。

 

 小さい時に思い込んでしまった一つ一つの小さな感情を、大人になった本人は覚えていません。でも、これらが、大人になった自分の思考や行動に多くの影響を与えています。インナーチャイルドはずっと覚えているのです。だから大人になった今でも、知らず知らずに自分を悪者にしたり、嫌だと言えずなんでも言う事を聞いたりしてしまって、「私ってどうしていつもこうなのだろう。」と感じてしまうのです。

 

おさらい

・インナーチャイルドとは、無意識に存在する子ども時代の深層心理。大人になってからは、必要のないものが多い。

・決めごとは潜在意識の領域に、思い込みは顕在意識の領域に存在する。決めごとは目に見えないが、思い込みは自分で気づけるもの。ただ、決めごとと思い込みの因果関係には気づきにくい。(ここにカウンセリングの意味がありますね。)


サーカスの象の話

2016年11月01日 | 心理学

この小さな象の話は、インナーチャイルドの例えで用いられます。

サーカスの象は、小さい頃に足を鎖でつながれていて、初めのころは鎖から逃れようとするのですが、暴れれば暴れるほど足の鎖が肉に食い込み、その痛みに耐えきれずに結局最後にはあきらめてしまいます。そして、その象は大きくなり、巨大な力が備わっても鎖を切って逃げようとしなくなります。なぜでしょうか。それは、小さい頃に「鎖は切れないものだ。」という観念が備わってしまったからなのです。

動物でも人間でも、困難な状況に対してある種の防衛本能が働き、それが起こらないようなプログラムを学習します。


例えば、親から度々叱られた経験は、「おとなしくしていればいい。」「言うとおりにしよう。」という観念を生み出します。これが、心の中に思い込みとして定着して、成長してからもずっと持ち続けるのです。


これが潜在意識の領域に定着して、たとえ成人になって、生活環境が変わったにしても目に見えない鎖につながれていて、縛りを受け続けるというのです。


人間は考える能力が動物よりも高いために、学習したことを決して忘れません。そのために、この思い込みを拭い去ることは容易ではないとも言えます。


賢い人ほど、自分でも気づいていない、必要のない思い込みを持っていることも多いのです。 ・・・・続く 



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