わたしの、大阪へ帰りたいほんとうの理由は、それだけを取り上げ言葉にしても、誰にも伝わらない。
それは、上京したのと、おなじ理由だけど、語るべきでない。
だって、してきたことを、見てもらえたら、伝わるのですから。
東京へきて、何をしたか。
6冊(『アトム・ハート・マザー』から現在準備中のものまで)の自著、その他共著。
ライブ活動と、短歌朗読DVD。
月鞠の会の立ち上げ。
教材編集の仕事、子育て。
一人親で、子供を育てながらになってしまったから、遠くへはいけなかったけれど、愛に迷い、子供を育てながらだったからこそ、濃密な仕事になったとおもっています。
ひとに訊かれたら、訊いた人の納得しそうな理由を探して、その場で、適当に繕ってしまいますが、有名になりたくて上京したとは、いっぺんもいうてへんのに、そんなん言うたって、まるで、見たように、聞いたように、書く人おるからなぁ。
まぁでも、自分も、結婚で上京したとか、適当なこというてるし。気にしてへんのです。
どっちへ行こうと、してきたことで、伝える覚悟がなかったら、あかんとおもうわ。
今月の、朔日に撮りました。
つつじの蜜の香に、蟻さんがよじ登って、朝風に吹かれています。
仲間のみんなに、蜜を運ぼうと、一所懸命、仕事をしています。