正しい保護者の過ごし方

子供の成長を見るものはいいものです。子供の部活動を見ながら休日を過ごす父親のブログです。

力の結集

2009-12-22 22:05:41 | Weblog
先日来、奈○中での事故問題について私なりの考えを披露して参りましたがもう一つこれだけは忘れてはならないと思う事があります。それは何故これほどまでに保護者や柔道部OBをはじめ沢山の力が結集し、彼の教諭を擁護し無実を晴らそうと立ち上がり結集したかと言うことです。
それは実はある政治力、あるいは権力とでもいうのでしょうか。いわゆる政治家の介入に他ならないと私は思っています。
ある市会議員が唐突にも、あろうことかこの一件を自らの政治公報のビラに掲載し自分がいかにも被害者救済の救世主と言わんばかりの内容で駅頭での配布やポスティングを実施したのです。しかもその内容は何ら調査も行っていないにも関わらず明らかに先生や学校を誹謗中傷したものでした。我々保護者会もあまりのやり方に当該の市会議員に質問状を送り面会にまで及びましたがらちが開かず、挙げ句の果ては市の予算委員会等でも質問まで繰り返したのです。その間一度も道場や練習をみることもなく、正に弱いものの味方、正義の味方として自らのプロパガンダに利用したのです。この一連の議員のやり方に当時の部員の保護者は皆一応に憤慨し結集したのです。そして忘れもしない台風の日の校区内での署名会。その日は同時に市大会女子個人戦の日で、私の娘をはじめ二名の優勝者を出した記念すべき日でもありました。
結局、彼の先生の無実を信じる署名は九千名あまりにまで達し、部員、保護者、柔道関係者の上申書とあわせて検察に提出させていただいたのです。この力の結集、まさに市民レベルでの素人の集合帯が成しえた奇跡の署名がそこにあるのです。その中には静岡からわざわざ彼の人を心配して来られた元の小学校の担任の先生、あるいは顧問によく叱られた元奈○中卒業のヤンキーたち。みんな一応に先生はそんなことするはずがないと、大雨の中集まってくれたのです。小さな力、想いの結集が連帯の絆として結ばれたのです。一日二度の感涙、嬉し泣きは後にも先にも初めてでした。
あきらめない。信じる。助け合う。ことばはいろいろですが、一つの目的、信じるものへのひた向きな努力は本当に報われるのだなといまさらながら感じます。何故ここまでこじれたのか、それは何処かに原因があったと思います。ただ、本当に怪我をした本人の為になったのか。これからこそその答えを考えなければいけません。そしてもう一つの宿題、彼の市会議員を私は絶対許す気にはなれないのです。この気持ち、私だけでは無いはずです。
絶対、本当に絶対許せないのです。