故郷

先日、父の七回忌の法要のため、故郷大阪に帰って来ました。
約２年ぶりの故郷はやはり良いものです。大きく様変わりした街の景色の狭間に懐かしいあの頃が垣間見えるのです。
子供時代、学生の頃。この喫茶店でお茶を飲み、この電車に乗ってこの道を通って。故郷の記憶。大事な宝物のような、そんな気がします。
さて、私の子供たちにとっての故郷、横浜はどう写って見えるのでしょう。故郷の遠い記憶。いつか私の子供たちも毎日見る町並みに感慨や郷愁を抱く日がくるのでしょう。
私ももうすぐ五十路、人生は早いものです。
故郷はいつまでも自分の故郷として自分を迎えてくれます。だからそれが故郷なんでしょう。
子供たちにまたいつか故郷について話してやるとしましょう。自分の若かった頃を思い出しながら…。