荒神さん

村を見降ろす山の中腹に「荒神さん」があります。
毎年この時期に氏子１１戸が集まり清掃、祭りをしています。

「荒神さん」は、古来より激しい霊威を発揮して、人間社会に
災いをもたらすような神霊を、「荒振神（あらぶる神）」と呼び
畏れ敬う信仰がありました。

荒神信仰には二通りの系統があり、屋内に祀られる三宝荒神、
屋外に祀られる地荒神であります。

わがところにある地荒神はいつの時代か氏神様として祀られ
山の神、屋敷神、氏神、村落神として、また牛馬の守護神として
牛荒神の信仰もしたのでしょう。

今朝７時から氏子が集まり清掃と祭りをしましたよ。
無関心な絆のなくなりつつある日本社会で、みんなが集まり
情報交換ができる伝統文化をつないでいくことが　こんなことではないのかな。