肺経の主の働きは外気を取り入れ、エネルギーを交換する。肺機能を司るなどです。主な症状は呼吸器系の症状、皮膚の症状、浮腫など、(呼吸関連の不調)咳、喘鳴、息切れ、カゼをひきやすい、汗をかきやすい、声が小さいなどです。
生活面の心がけとしては、猫背の姿勢を調整し、胸を張って、胸式の深呼吸を取りましょう。深呼吸しずらい方は鎖骨、胸椎や肋骨の筋肉のコリが溜まり場合が多く見られますので、しっかり目の経絡マッサージを受けて、胸部のコリをほぐしましょう。
3.頸部から汗が出やすい方―「内分泌失調」
頚部の汗線は少ない為、基本的は頚部から汗を出る方は少ないのですが、頚部から汗が出やすい方は内分泌失調と関係していると考えられます。
4.胸部から汗が出やすい方―「脾胃失和」
体を動かしていないのに、胸部から汗が出る。中医では脾胃失和、体内の血液循環が遅い、氣の流れが滞っている状態と見られます。休みの日にはお粥、野菜スープなど軽い食べ物で、胃の負担をかけないようにし、半日断食してもよいでしょう。
5.腋下から汗が出やすい方―「汗線過大&飲食過重」
腋下はもっとも汗線が多い為、汗の出やすい部分です。過剰に汗が出る場合は、汗線の直径が大きいこともあります。普段の飲食は肉類、ネギ、ニンニクなど油濃いや刺激の強い、塩の濃い食物を多く摂る傾向があると脇下の臭いが強い場合もありますので、野菜、果物も摂るように心がけましょう。
6.手足の心から汗が出やすい―「脾失運化、脾胃湿熱、血虚」
緊張、不安、怖い時、手心、足心から汗が出る、汗の量が少ないなら、正常ですが、汗の量が多い場合は、中医学から脾失運化、脾胃湿熱、血虚と見られます。食事の量を七分目とし、なるべく暖かい物を食べましょう。食事後に腹部マッサージをオススメします。
7.背部から汗が出やすい方―「陰陽虚弱、極度疲労」
背部の汗線が少ない、体を動かしてない、気温も暑くないのに、背部から汗が出る場合、体の陰陽虚弱、極度疲労状態とみられます。充分の睡眠時間の確保、飲食のバランスを心がけましょう。女性の方は朝晩に15分間の瞑想もオススメ。
8. 恥部から汗が出やすい方―「湿熱下注、腎陽虚弱」
女性の方は恥部からよく汗が出る、臭いも強くなる場合があります。中医からみると湿熱下注、腎陽虚弱。西医から見ると細菌性炎症。
普段から汗が出る部位を注意して、自分の体質や体の健康状態を把握しましょう。
9.汗があんまり出ない―「体虚」
普段はあんまり汗が出ない、或は汗が出ない、精力不足、体がだるい、具体的にどこが悪いとは言えない、病院で検査しても、体に悪い所がない、中医学では、体虚と見られます。日々1時間ほどの歩き時間を確保し、寝る前に20分~30分間の間、44度~45度の足湯がオススメ。
10.足湯の時汗が出る状態からみる体質
上半身汗が出ない、下半身汗が出る―腎寒
上半身汗が出る、下半身汗が出ない―氣虚
中医学では体質を改善する為、背部のカッピング(吸い玉)、体の冷える部位にカッサ療法、経絡マッサージという方法があります。
お気になる事がありましたら、ご来店の際にお気軽にご相談くださいね。