畳職人(松浦畳店3代目のブログ)

和室は家族の一体感を高めます。

畳職人

2006-11-15 21:34:45 | 生活
このブログを立ち上げた動機は畳や畳屋さんについて広く一般の方たちに知っていただけたらというものだったので随時これらの事を紹介していきます。

畳屋さんは技能向上のため畳技能検定なるものを受ける方が多い。
これは全て手で畳を縫いつけ仕上げるというもの。

わら床に畳表と畳縁を縫い付け場合によっては板もいれたりする。
板入れ畳は上級者の検定となる。

2級検定で2時間、1級検定で5時間の時間内で
畳を完成させる。結構これがきつい。(体力的に精神的に)

でも検定を通して基本をしっかり学べるし日頃の仕事にかなり生かせる。
普通の畳屋さんは仕事の能率アップのため畳逢着機械を導入している所が多い。
しかし肝心な所は手での技術が必要不可欠なのだ。

山口のある畳屋さんの若奥様は手縫いでの畳技能検定受験に向け
日夜練習している。そのひたむきさに心を打たれる。

匠の世界は深~い!
下の写真は検定に向けて練習中の時のものです。



今年畳1級技能士の資格を取得しました。