自由と孤独の真ん中で

こじらせ中の60歳。
行きたいところへ行き、会いたい人に会う。

温泉施設で何を思う

2024年07月14日 | 日記
今日は元同僚がこっちの温泉施設に行くから一緒にご飯でも食べようというので
待ち合わせて焼肉ランチ
この同僚とは入社時からの付き合いで
もう身内より長い時間苦楽を共にした戦友のような感じ。
私より4つ上だが定年後も再雇用で働いている
多分お金のためではないと思う
今でも不労所得がいくつかあり、不動産収入に自営の副業など老後は安泰みたい
本人曰く「仕事を辞めたら廃人になりそうだから」
よく分からん




お土産にお米をいただく
なくなりかけていたので嬉しい!

私もたまには行ってみようかなと先導して温泉施設に向かう。
途中何度も後ろに入りこまれてしまいそして信号で更に差が開く
同僚にとっては初めての道。
路肩に停まって待つを2回程繰り返して到着。

コロナ前は何回か一緒に来たけど
何年ぶりかに来てみたらいろいろ変わってて戸惑う。

岩盤浴をしていたら館内放送でロウリュがあるというのでいそいそとサウナに向かう。
いい匂いの熱風を愉しんでいると
突然高齢の女性が文句を言い始めた
「何故テレビ番組を流さないでこんなつまらないものをつけているの!」
「何度言っても改善されない、あなたたちからもお客の希望をちゃんと伝えて!」
顔を上げてテレビの画像を見るとなるほどどこかの風景が流れている

ロウリュ係のおねえさんは困って
「何を流したらいいかで協議しているんですよ」
と言う
「なんでもいいのよ!これよりはマシよ
他の温泉はどこもサウナの中はテレビを流しているよ!
テレビを流してくれたらもうちょっと長い時間我慢できるのに!」

・・・

この温泉施設は内装もシックで凝っており、館内にはヒーリング音楽が流れていて
温泉や岩盤浴はもとより様々なサービスを提供している。
その分近隣のスーパー銭湯より価格設定は高め
1日居ても愉しめるようレストランも充実している。
おそらくだが、客には非日常空間を愉しんで欲しいというコンセプトなのだと思う
なので日常生活の極みというべきテレビをあえてつけていないのかもしれない

ロウリュの間中、この御婦人は文句を言い続けていたが
周りの客も多分何人かは思っていたに違いない
他の温泉がテレビをつけているならそっちに行けばいいのでは?
クレームにしても種類があって
例えば館内着が破れていたとか何かが使用不可だったとか
何らかの不具合により料金に対して最低限のサービスが受けられないと言うなら分かる
でも
施設側の方針で客が受けられる内容が決められていて
そのサービスに不満があるのなら客は違うところにいくしかないのだ
料金を払っているのだからこうしろああしろと言うのは違うと思う

特にこういうクレームを言うのはシニア層に多いような気がする(偏見)
若い子たちは日々組織で揉まれて、
イチ従業員が客の要望を伝えたところでどうにもならないことを知っている
シニアの年代も組織にいた頃は
そうやって客と上層部に挟まれて苦労してきたはずだが
もう忘れてしまったのかな

サウナから出るとき
杖をついたご婦人が出ようとしていたので先回りしてドアを押さえていたら
後ろに続いて出てきたテレビ流せおばさんが
「あなたそれずっとやってる羽目になるよ」とせせら笑いながら言った。

別にいいですよ
こんなことくらい苦にもならんわい










コメント
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