Apple たま

好奇心旺盛で非常に活動的、慎重で用心深く、賢さと健康は初代ラブ以上。Tワールドから家庭向きでないと助言され購入を迷った。

発電機

2011-03-17 | 健康・医療

家を新築したとき、車椅子専用の住宅、高齢者介護住宅として1階は設計しています。

基本設計は私がして、プレハブ工法の家屋であるため、メーカー基準へのすり合わせはメーカーの若い設計担当者にしてもらいました。障がい者住宅の設計は実にシビアです。その場限りではなく将来を見据えた設計、心理や人間工学まで考慮した設計にまでなると私の方が遙かに詳しく教育したような状態です。

体温の制御ができない体幹不全(頸椎損傷)のため、暖房は2系統、ガスファンヒーターとエアコンを用意しました。石油関係の暖房機は使わない決断をしています。薪ストーブも考えたのですが、諦めました。いざとなれば庭の畑で火を焚くとか、、、。

 石油系の暖房器具を除外した理由は、車椅子生活で四肢も不自由(身障者手帳1級)である父が石油ストーブではもしものとき危険と判断したからです。母も足が不自由です。ここ数年は目もほとんど見えません。今回の東北関東震災のニュースなどからあっと思ったことは大規模な災害になるとインフラの復旧が見込みよりおくれてしまうという事実です。電気がないと障がい者用の設備が何一つ機能しません。新築当時から発電機の話がでていましたが、高価なものなのでなかなか手が出ません。

 当時はそれほど難しく考えていませんでしたが、しかし、震災の様子をみていると生活弱者は今の体制では日々生きのびることがとても難しいそうです。少なくとも電気以外の暖房系を用意しないといけないようです。この春の導入を予定していた発電機を思い切って購入しました。容量の大きなものは手がでないので一番安いインバーター式です。能力が小さいので急場しのぎにしかなりませんが、それでもようやく新築時の計画の大枠が完了しました。

 

 この発電機ですが、購入店で始動確認を従業員がしました。店員がオイルを入れすぎ動かす前からオイル漏れを起こしています。写真は自宅に持ってきた翌日の様子です。新聞紙にオイルがべったり浸みています。こんなふうになるとは説明を受けていなかったのときれいに掃除して渡してくれなかったことに驚きます。

しかたがないので、いつものことながら自分できれいにしました。

 Do It Yourself.DIY

置き場所を鍵のかかるところにしないと盗まれてしまうかもしれません。普段の備蓄倉庫に入れておけないと考えなければいけないことが何とも情けないです。

 ガソリンも必要ですが法律があるので、それに従って安全に保管管理しなければなりません。非常事態が登場しないことを願っています。

 精密な電子機器の使用さえなければ普通の発電機でいいのでもっと容量が大きく、安いものがあります。避難所などで活躍しているのはきっとこちらの方ですね。備蓄倉庫にはしまわれていないと思いますがどこから出てくるのでしょう。

 遠隔地にいる私たちが今すぐできることは、募金に応じること、エネルギーの節約に努めること、不要なものをかわない、貯め込まないことですね。

 もったいない精神を発揮しましょう。



最新の画像もっと見る