午前二時半頃にはポタポタと溶けていた雪も朝になると凍っています。
明け方は冷えたみたいです。
6時頃散歩に行こうかと思っていましたが、奥さんが7時に家を出るので車の用意などしていると出発は7時半になってしまいます。朝日が当たって、湿り気のある雪は溶け始めてきています。他のWanちゃんが出てこないうちに急いで出かけました。中高年の方が犬の散歩をされるので凍った雪の朝は出足が鈍いようです。長靴を履いて暖かい服装で家を出ます。Wanちゃんは大喜びでひっぱりかけるので、「危ない! ゆっくり!」と声をかけつつリードを引き戻します。足下が滑るのでタイミングよくやらないとひっくり返ってしまいます。前にひっぱられても転んでしまいます。ゆっくり、ゆっくりを連発しながら坂道を下って林の中を目指します。400mも行くとそこは首輪を解き放てます。道の足跡をみると小型犬が一匹散歩をしたようです。林の中に入ると足跡があります。犬かなウサギかなと考えつつ観察してみると野ウサギのようです。
う~んと気張ってから遊ぶつもりのようです。いいうんち!
今日は好きにしてちょうだい。
ウサギの足跡がてんてんと続いています。
どっさ、どっさと音がし、雪が溶けやしないかとちょっと焦ります。
先に行かないの?
となにやら不安そうなWanちゃんです。
「さあ、先に行っていいよ。」といっても先に行きたがりません。
おいて行かれそうで心配なのでしょうか。それとも新規な状況で慎重になっているのでしょうか。
さあ、この広い世界全部お前のものだよ!
と言ってあげるのですが、戻ってきます。
一緒に歩いていくと、5m、10m行ってはすぐに戻ってきます。
嗚呼、なんてもったいない!
雪があって、お天気もよくて、誰もいない、自由がいっぱい!
ひとっ走りする前に、少し身を軽くします。
嗚呼、さっぱりした。
それでも慣れてくると大はしゃぎしていました。
逆光ではなく順光で写真に撮りたいと思ってもチャンスをくれません。
私の一眼レフとズームレンズでは思い通りには行かないからちょっと助けてよ。
といっても一向に耳を傾けてくれません。
ええい! とばかりに雪揉みしてあげました。
大喜びで歯をむき出しかかってきます。
ええい! と雪でゴシゴシして、汚れを落としてあげます。
喉が渇けば自給自足。手間いらず。
帰り道、
何時もの場所でリードをしないまま歩いていくと、
20m先に柴犬がかかったWanちゃんと飼い主発見です。
我が家のWanちゃんは興味を持って近づいていき吠えられています。
「申し訳ありません。」といいつつ首輪をかけました。
実はこの散歩道、
女、子どもは危険で来辛いと思います。
あまりに静かで何時事件事故に遭うか判らない恐れがある林の中の道です。
今日は、私たちの足跡があったので、
男の人とWanちゃんが雪に誘われて遊びに来たのでしょう。
申し訳ないことをしました。
帰宅すると9時です。1時間半たっぷり雪の中で遊んできました。
冷ました鶏ガラスープをあげると大喜びで飲んでいます。器はピッカピカでした。
どうしてこんな時間にWanちゃんの散歩ができるかというと、
年間契約の仕事の予算が残り少なく必要に応じて仕事に行ってもボランティアになってしまいます。
残り少ない予算を効率的に使うため出勤回数をセーブしているんです。
仕事は山のようにあっても予算が少なくどうしようもありません。
それでもボランティア出勤が30時間くらい出てしまいそうです。
それをしないと問題先延ばししてより困難な仕事になってしまうことが目に見えています。
まあ、楽しく仕事をしているので私の中では何とかバランスが取れています。
さきほども鶏ガラスープを作っていると電話がかかってきて少しボランティア仕事になりました。