Apple たま

好奇心旺盛で非常に活動的、慎重で用心深く、賢さと健康は初代ラブ以上。Tワールドから家庭向きでないと助言され購入を迷った。

ふせに成功

2010-07-04 | 学習
   

夜は二人がかりで訓練(?)をしています。


もっかの課題は『ふせ』です。
ここ2ヶ月どうやればいいのか試行錯誤でした。
パピーちゃんを育てていたご近所の方から教えて頂いた方法を試みていましたが
どうしても上手くいきません。理由の一つはMoonにもあって活発すぎるのです。
何冊も本を読んでも今一つ痒いところに手が届きません。しかし遂に見つけました。

  

 「ふせはこうするのよ」
 「重い~! 苦しい~!」
 「なにいってんのよ!」

 ・・・このやり方では成功していません。
    「それでは上手くいかないよ。」と言って私がMoonに教えました。
    そのときの写真はありません。



  

   匍匐前進・・・

 「なにをしているの。待て!」
 「将来の夢はレスキュードッグです。なにごとも練習。」
 「へぇ~。本気なの!」
 「ワン。もちろん」
 「ふぅーん。単に餌が欲しいだけじゃないの?」
 「夢はレスキュードック。そのための練習ですよ」
 「怪しいなぁ・・・」


  

 「なあに、このながぁ~い首は?」
 「狭い隙間から、人を探しているの。」
 「そうなの」
 「クンクン、臭いますね・・・」
 「臭いがする?」
 「ええ、良いにおぃ・・・」
 「怪しい・・・」
 「発見しました」
 「生存者がいたの!?」
 「はい。なめて確かめてみます。」
 「・・・」
 「おいしい・・。もとへ! おしい。生存者ではありませんでした」
 「よくできたね。えらい!」
 「good!」
 「すごいね~!」


急に『ふせ』ができるようになりました。
一回やり方が人間もMoonも分かると直ぐに『ふせ』ができました。
これには皆びっくりしました。
この先どうなるかまだまだ予断は許されませんが、一筋の光明が見いだされました。
きっかけはやはり本です。
前々から読んでいる本でした。同じ方法を1ヶ月ほど前に度試みて失敗していました。
Moonと人間の関係が上手くいかなかったのです。
そこで盲導犬を育てていた方のやり方を使っていました。
どうしても効果がないので、もう一度論理的に考え直していたところ、思い当たったのです。

 1)言葉(指示・命令)
 2)動作(身振り・手振り)
 3)動作(形・体勢)

を同時に行い、一致させる。つまり形から憶えさせることにしました。
それも二人がかりで行い、役割を分担することでより効果を高めるという方法です。

 a) Moonに動作を教える役割     ・・・頭とお尻を同時に押さえ込み「ふせ」と言う。
 b) 指示命令を出しご褒美を与える役割 ・・・「ふせ」と強くきっぱりと命令する。
                      できれば、オーバーにほめる。餌を与える。
                      できなければ、「ふせ」と命令する。

Moonに迷いがないようにシンプルな場面構成にしました。
一回教えると、二回目からは理解し、『ふせ』ができました。
あとは訓練を重ねて学習を成立させれば良いと思います。

その他、今まで失敗していた理由として考えられることに、
1,Moonが『ふせ』を学習する最適時期ではなかった。
2,指示が明確に伝わっていなかった。
3,失敗経験を重ねすぎた。
4.Moonが活動的すぎました。(怖い飼い主は犬のADHDかなといっていたくらいです)
などがあるような感じがしています。
ここ1ヶ月の訓練が無駄にはなっていないと思います。
人間の指示・命令には絶対に従わなくてはならないことが
骨身にしみて分かってきていると思います。

思いもかけなかった拾いものは、
死ぬほどの恐怖心を憶えた年老いた母が、
Moonにもう一度関心を持ち始め、私も訓練してみたいと思うようになったことです。
もともと大の犬好きですから、気持ちがほぐれてくればポジティブになると思います。
犬はあまり好きではなく、大の猫好きの奥さんもMoonが好きになってきたようです。
それもあってかMoonも奥さんの後をついて回っていました。
・・・
おかしい!
桃太郎は私のはずなのに・・・



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