評判のよいノートの試乗にいってみます。お店の雰囲気もあり勢いで2店舗続けて訪問しました。
まずはじめに NISSAN の販売店を訪れびっくりしたことがあったのでそれについて書きます。
< 接 客 態 度 >
A市のA店 :
試乗コースがある程度想像できたので市内のディラーに行ってみます。最初にびっくりしたのは、
入店しても「いらっしゃいませ。」ともいわれません。
もし仮に、来店者の自由を保障するとしても挨拶なしは御法度です。 
デスクに座っている社員数名が、私の方をちらっと見て顔を伏せ、そのまま放っておかれます。
パンフレットや車を見ていても何のアクションがありません。次にトイレに行きます。
戻ってきてデスクの様子をうかがいながらパンフレットを見て、展示車を見ます。・・・反応なし。
私も時間がもったいないので、デスクでパソコン相手にお仕事をしている方に声を掛けます。
「お忙しいところ申し訳ないのですが、よろしいですか。」と物腰柔らかに声をかけました。
ディスプレーの前の書類からから顔を上げ 「なんでしょう。」 と言われましたので、
「試乗をしたいのですが・・・、誰か相手していただけませんか。」と話しかけます。
そこでようやく、奥のドアを開け営業さんを呼んできました。しばらく時間がかかります。
もちろん待たせていたことに対して何も言われません。
吹きさらしの屋外展示場で、強い北風に寒い思いをしていることに気がつかないのでしょうか。
来店者への気遣いはみられません。店内で長く放って置かれたことも黙っています。 
試乗や説明などには、営業さんは普通に可もなく不可もなく対応してくれます。
B市のB店 :
A店の後、車の比較検討もありましたが会社の状態を知るため、すぐ次を訪問してみます。
A店のことがあったのででどうなるかと思って駐車場に車を入れます。
ショールームから私の来店を見ていました。
「こんにちは。」とお店に入ります。 ちらっと品定めをされている感じがしました。 
すぐに誰かが声をかけてくるわけでもないようです。 (似た雰囲気にこちらも警戒します。)
近くにいた営業マンらしい人を見て、目を合わし、「こんにちは。」と声を掛けます。
「今日はどういったご用件でしょうか。」と聞いてきます。
「試乗をしたいのですが、お願いできますか。」と言うと席に案内されます。
トイレに行きたい伝え、戻ってくるとき席の方を見ると、他のお客さんと席に着いていました。
どうやら他のお客さんの応対中だった様です。その辺りの事情は私に伝えられていません。
お話をしていなかったので軽く戻ったことを伝えるために 「どうも。」 と軽く声をかけます。
ちらっと私を見ましたが無言でやり過ごされました。 (私が研修すると厳しく指導します。)
さてどうなるのかなと思いながら席に座って待っていると、中年の営業マンがやって来ました。
「試乗をしたい。」と来店の意図を明確に伝えます。
少しお話をした後、すぐ試乗車に案内され一回りしてきました。
試乗コースは今までの中で一番車を確かめやすい良いコース設定でした。
試乗も終わり、営業マンとの話も終わって帰るとき、出口で「試乗された方にはこれを差し
あげています。」といって何やら赤色の卵形のカプセルを渡されました。実はこれ、試乗し
た人がクジ引きをして当たる景品のC賞です。上位のB賞、A賞もあります。空くじはない
ようなので参加賞のようなものなのでしょう。そのくらいなら「クジをお引きください。」と勧
めたらいいと思います。妙な差別化、選択というか嫌な感じを受けてしまうのは私だけで
しょうか。お客を気持ちよく帰すこともお商売のように思っていました。他のディーラーでも
この種の手抜きが散見されます。ときにこちらも意地悪く指摘すると案内状に記載されて
いたプレゼントを渡してくれることもあります。欲しいと思うようなものは滅多になく、ゴミに
なってしまうものばかりなのでお断りすることの方が多いです。それでも一声掛けてくれる
かくれないかでは大違いです。
脱線ついでに、
お正月の初売りセールに出かけ、ディーラーの抽選で1等が当たっていたことがあります。
家に帰ってから開けてみると、電化製品が数種類入った景品でした。すべて安物です。
どの家庭にでもあるような物で安っぽい製品で2つめを必要とするとはとても思えません。
即粗大ゴミとして処分しました。
新春の大当たりであれば、もっと役に立つ物やもっと喜ばれる物にした方が良いでしょう。
例えば、『オイル交換券1枚』なんていうのも素晴らしい特賞のように思います。
あまりのセンスの無さというか人を小馬鹿にしたような景品は如何なものかと思っています。
2等賞の方がもっと実用的で楽しめた景品でした。単にお金をかけたとか総額が大きいから
というのであれば、営業失格です。
・・・どういうわけか、私の周りでは興味深いことが盛り沢山で、笑いのネタに事欠きません。
さて、A店、B店、この2店舗ですべてを判断する訳にはまいりませんが、
この先のことが心配になる接客態度でした。後から他のNISSAN車のオーナーの方から
教えて頂きましたが、この地方のNISSAN ディーラーでは同じような接客態度だそうです。
お客をお客とも思わないようなと感じさせるような応対が日常化しているようです。
我が家ではこの話に一花咲き、「一昔前の SUBARU も営業さんみたいね。」となりますが、
ここまで酷くはありませんでした。少なくとも来店すると直ぐに声を掛けてきていました。
その後ユーザー側から見ていると、SUBARUの営業方針も方向転換されたようです。
もっと上のクラスのユーザーをターゲットにするため服装も態度も改めてきました。近頃では
TOYOTAのディーラーより感じの良いこともあります。私も気がついた良い点は必ず言葉に
して伝え褒めています。こういうところにも職業の癖が顔を出してしまいます。ついつい人を
育てようと関わってしまうお節介さを反省しています。 話を戻しますが、
この種のディーラーでは先が思いやられるので、どうしても NISSAN 車ということであれば、
他県のディーラーに行かないといけないねという結論になりました。
カルロス・ゴーンさんの目指した NISSAN はこういう姿だったのかなという話もでましたが、
製造企業と販売会社は分離しているので、単純にそういった見方は違うと思うなあという所
で落ち着きます。それはともかく、この会社、この先いったいどうなるのでしょうね。