『虐待』って人間の場合、乳児、幼児、児童、思春期の子ども、間は飛んで老人になります。
よく考えてみると、そして周囲をよく見渡してみると、普通の成人でもありますね。
肉体的に苦痛を受ける場合も精神的に苦痛を受ける場合もいろいろありますね。
『動物虐待』というのもありますね。
のんびり退屈そうに欠伸をしているMoonですが、
いまさっきまで、ワンワン、キャンインなどいろいろな声を出して鳴いていました。
このところ鳴くようになりました。
住宅地にMoonと暮らしていると周囲を気にしてしまいます。
まあ、ご近所の犬はよく鳴いたり吠えたりしているので我が家に苦情がくることはありません。
だからといってこれを放置しておくわけにもいきません。
そこで「しずかに!」とか「しー!」とかご近所の手前言っています。(笑い)
逆効果になると本には書いてありますが、そこはほらそういうわけです。

「こら!」「うるさい!」などと言おうものなら動物虐待と言われそうです。足で蹴っ飛ばそうものなら警察が飛んでくるやもしれません。
Moonの場合、原因はこれまたいろいろあるわけですから、一つ一つ解決していくしかありません。
こんなことをあれこれ思案していると、怖い夢をみることがあります。
ここまでは犬の話でござんしたが、あっしがたまに見る夢の話を聞いておくんなさいや。
あっしの見る夢には、低い塀を隔てた向こうに幼い姉妹のいる家がでてくるんですよ。つまりご近所っていうわけでござんす。そこには老人から幼児まで4世代の人が7~8人くらしているんでさ。で、幸せそうなご一家なんです。ですがね、この夢の怖いところは、時々幼い子どもが家から閉め出されて「ごめんなさい。ごめんなさい。」と大声で泣きわめいていたり、「お家にいれて」と20分位泣き叫んでいるんでさ。散歩なんかで通りかかった人も何事かと見ていてもしばらくするとそのまま行ってしまったり家の中に入っていくんでさ。『助けってやってくれ!」って大声で言っても声が聞こえないらしく老いも若きもみんな通り過ぎていってしまうんで。「おおい」といくらいっても声が届かないんですなあ。これが夢っていうもんなんでしょうなあ。他にもいろいろ怪奇なことがありますんで。家の中から「おばあちゃん助けて」「もうしないからごめんなさい」とか聞こえてきたりひすてりっくな怒声が聞こえてくるんでさ。こっちも怖くなって布団をかぶってがたがた震えているうちにすっかり気持ちよく寝入ってしまい、朝目が覚めるんですわ。外の厠にたって朝日に当たっていると隣の嫁さんや婆様にあって何事もなく挨拶をしているんですよ。気持ちのいい風が吹いてほっとするんですよ。これで生暖かい風でも吹いてドロドロドロなって具合に音でも聞こえてこよう日にはあっしゃ心の臓が口から飛び出すか止まっちまうにちげえねえと思っているんでさ。こう蒸し暑いが続こうものなら、ちょっとした物音にも飛び上がってしまうに違いありません。血圧が上がってキリン並みのなってしまうんでないかと心配で心配で病気になってしまいそうでござんす。朝になると夢の話は何も思い出せねえんでござんすが、ふと蘇ることがあって、あっしも暑気に当てられたんでしょうな。いやいや頭を強くこっつけたのがいけなかったのかもしれませんなあ。
何か気がかりなことがあると夢に出てくるといいます。
Moonのしつけや訓練に朝晩頭を痛めているものだから変な夢を見るんですね。
いまでも憶えている印象深かった会話にこういうのがあります。
「お嬢さんよく泣いていますね。どうかされたのですか。」
「ご迷惑をかけて申し訳ありません。ほほほほほ。」
「ずいぶん酷く叱られて射るみたいですけれど・・・」
「あの子はわがままで、よく注意されているんですよ。」
「そうですか。大変ですね。」
「嫁も厳しく躾けているんですよ。」
「あまりしすぎると、日本ではそうでもないですが、欧米では直ぐ警察がきて親が逮捕されることがありますね。」
「あの子が聞き分けがないんで、嫁もよく叱っているんですよ。」
「そうなんですか。」
Moonと家族との関係とダブっているところがなんとも夢と現の世界ですね。
Moonのしつけや訓練にもっと注意しないといけないなあと思いました。
やれやれ・・・
どうなることやら。