空中回廊、木の歩道が危険でたまと行き着けなかった『牛ヶ滝の展望台』に3回目の挑戦しました。

2回失敗した川沿いの『木の歩道』を避け、2回目に知った山側の道を使って休憩所まで来ました。
普通の整備された山道です。
山道を使うことによって、私とたまの消耗を防ぎ、たまの不安を和らげる効果も得られたようです。
さて、休憩所から展望台までは僅かの距離ですが、神経を遣います。

木道が濡れていて滑りやすく、手すりや木道部分も腐っていたり釘が外れていたりして跳ね上がります。

手すりの間隔も荒く一つ間違うと隙間から落ちてしまいそうですが、補修も点検もしていることが分ります。
休憩所。道が2つに分かれる。
安全な山側の道と危険をともなるスリリングな川沿いの木道が合流するポイントです。
この休憩所の30m余り手前で、1回目にたまがギブアップし階段の途中で固まっていました。
写真は2回目のときです。この先への挑戦が3回目の目的です。難易度は更にアップします。
ここからの階段が最初の関所。
正面の木道は分かれ道に出ます。右隅の階段を下り45mで目的地です。
手すりの向こうは100m位ある急斜面です。たまは階段の外、山側に出たがります。

まず最初は、怖くて動けないらしい。一緒に声をかけながら私が先に下り促します。
恐る恐る少しリードを引っ張るとようやく諦めて下りることにしたようです。
階段を踏み外したら・・・
この写真ではそれほど危険に見えないのですが、所々痛んでいます。
中央が目的地。
ここまでが第二の関所でした。一旦リードを離します。声をかけ指示に従わせます。
たまが足に当たってよろけると滑落する可能性があります。
たまに先のを見せ考えさせています。ゆっくり!
第3の関所は右手に滝が見えています。木の階段は手が入りほぼ安全な状態です。
下からみるとこんな感じです。階段の木も新しい。
この階段をたまと一緒に下って上るのは冷や汗ものです。こちらの身も危ない感じです。
私はお尻をつけて安定させ、リードでたまをコントロールしながら通ります。
急階段、たまを下ろすのが怖い。
たまの顔の向こうはこうなっています。最後の関所、難関です。
空中にある展望台。
ここの手すりもくせ者で気をつけます。床板も少々ガタが来て一部腐っているようです。
たまをジャンプして下ろすと床の強度や転落などの恐れがあり危険です。
たまも緊張気味です。私も迷っています。
抱き下ろそうとしますがたまが嫌がります。「ゆっくり」「大丈夫」と声をかけ促します。
よくここまで! 記念撮影。
下をみると朽ちた階段があります。
昔は滝の側まで行けたのだろうか。ここに立って手すりに寄りかかる勇気はありません。
帰り道はたまが元気です。より危険な感じもしてゆっくり休ませながら戻ります。
滑落の心配のあるところはリードをします。ゆっくり少しづつ戻ります。
危険箇所の手前ではストップさせま確認し指示を出します。
今日は乾いているのでまだ良いのですが、濡れていると滑り危険です。
ここ1週間のうちにきれいに紅葉します。濡れ落ち葉のときは遠慮したい木の空中回廊でした。
なお、カップルで来ると吊り橋効果でより親しくなれること保証します。

このご時世ですからここを管理することは難しくなるかもしれませんね。
ここに観光客が来たとしても地元にお金が落ちて潤っているようにはみえません。
維持費や責任問題を考えるとこの先どうなるのでしょう。 疑問ばかりが残ります。