僕は今はもう演奏活動はしていないんだけど、振り返ってみてね、やっぱ読譜力は重要だったなぁって、思う。
僕は読めないんですよ。いや、読めるけど初見では無理。
立ち歌で、自分が書いていった楽譜なら大体分かってるし、当日初めて顔合わせてリハなしのぶっつけライブや簡単なセッションといった場合ならまだよかったんだけど、まずいのは当日譜面渡されてなおかつあれこれいじりたいがる人がいる場合。
以前組んでたバンドのメンバーは、僕より力がある人ばかりだったのね。
で、本番の前に楽譜広げて打ち合わせてる時に、「ここはこういう感じでいきましょう」とか言って、サラサラッと勝手に音符を書かれちゃったりするんだよ。
でね、時間のある時は本番までにそれを読んどけばいいんだけど、もうすぐ始まるって時は親しいメンバーに「ちょっとここ弾いてみて」って言って聴かせてもらったりと・・・・・かなり情けない思いしましたね。
基本的にスタンダードや有名な曲を中心にやっていたので大まかなメロディラインや進行は把握してるんだけど、出てきた譜面がオリジナルからリズムいじってあったりして、そこで伴奏とユニゾン合わせたりするような仕掛けがあったりするといけません。
「前もって楽譜ファックスしてよぉ」って言って、鼻で笑われたり(泣)。
初見で演奏できる人って凄いよね。
スンゲェ羨ましい。
楽譜を読むなんざ、音楽やってる人間の修練としては初歩の初歩だと思うんだけどね・・・・・・最後まで初見は克服できなかったなぁ。
僕の場合、演奏するって事には歌から入ってるのね。
その後、まぁコードの事を勉強する為にピアノとギターをチョロンと習ってライブで弾き語りをするような事もやり始めたけど、楽器をライブの場で演奏する事は実質的にできないといっていい。
それで思ったのが、歌から入る人ってどうやって楽譜を読む練習するんだろう?って。
極端な話、歌の場合は楽譜を前にして、ピアノを人差し指一本で弾きながらメロディを憶えてしまえば、それで事足りてしまうんだよね。
打ち込みでメロディを再現して憶えてもいい。
真剣に読む事って無いんだ。
楽器いじり始めて「楽器の人ってこんなにめんどくさい事してんのか」って思った。
楽器そのものをいじる練習って、実際に音が出るからそれなりに楽しいじゃない。その前の楽譜を読むって作業はもうね、本当に地味で地味で、しかも読んだものが全体として把握できるのはそれが弾けるようになってからなんだよね。
スッゲェ地味。
楽譜読むのが面倒で、横着して出来上がった音をはじめに聴いてしまう事も多かった。
で、仲間に「譜面どおりやってよ」って突っ込まれるという・・・・・(トホホ)。
楽譜を、初見であるないに関わらず読めないアーティストって、結構いるよね。
まずパッと思い浮かぶのがGeorge Benson(ジョージ・ベンソン、g,vo)。Miroslav Vitous(ミロスラフ・ヴィトウス、b)。
クラシック、オペラの世界で大御所中の大御所、Luciano Pavarotti(ルチアーノ・パヴァロッティ、vo)。いわずと知れた世界3大テノールの1人。
これはSteve Lukather(スティーブ・ルカサー、g)だったかな、「読富力は確かにミュージシャンを即時的に助ける大きな武器だよ。でもビッグアーティストで楽譜が読めない人はたくさんいる。本当に重要なのはより良い耳をもつことじゃないかな」って言ってたんだよね。
こういった人たちが楽譜を読めないって知って(Lukatherは読める)、「この人たちが読めないんだから、僕も初見なんてできなくてもいいや」とか思ったのが僕の敗因か(笑)。
やっぱ読譜力、殊に初見で読む力は音楽をやる上で重要です。
いやはや、音楽てのは手間暇かかるもんですなぁ。
本日の安眠盤、David Sanborn(デイヴィッド・サンボーン、as)の「Songs From The Night Before」
ではでは。
僕は読めないんですよ。いや、読めるけど初見では無理。
立ち歌で、自分が書いていった楽譜なら大体分かってるし、当日初めて顔合わせてリハなしのぶっつけライブや簡単なセッションといった場合ならまだよかったんだけど、まずいのは当日譜面渡されてなおかつあれこれいじりたいがる人がいる場合。
以前組んでたバンドのメンバーは、僕より力がある人ばかりだったのね。
で、本番の前に楽譜広げて打ち合わせてる時に、「ここはこういう感じでいきましょう」とか言って、サラサラッと勝手に音符を書かれちゃったりするんだよ。
でね、時間のある時は本番までにそれを読んどけばいいんだけど、もうすぐ始まるって時は親しいメンバーに「ちょっとここ弾いてみて」って言って聴かせてもらったりと・・・・・かなり情けない思いしましたね。
基本的にスタンダードや有名な曲を中心にやっていたので大まかなメロディラインや進行は把握してるんだけど、出てきた譜面がオリジナルからリズムいじってあったりして、そこで伴奏とユニゾン合わせたりするような仕掛けがあったりするといけません。
「前もって楽譜ファックスしてよぉ」って言って、鼻で笑われたり(泣)。
初見で演奏できる人って凄いよね。
スンゲェ羨ましい。
楽譜を読むなんざ、音楽やってる人間の修練としては初歩の初歩だと思うんだけどね・・・・・・最後まで初見は克服できなかったなぁ。
僕の場合、演奏するって事には歌から入ってるのね。
その後、まぁコードの事を勉強する為にピアノとギターをチョロンと習ってライブで弾き語りをするような事もやり始めたけど、楽器をライブの場で演奏する事は実質的にできないといっていい。
それで思ったのが、歌から入る人ってどうやって楽譜を読む練習するんだろう?って。
極端な話、歌の場合は楽譜を前にして、ピアノを人差し指一本で弾きながらメロディを憶えてしまえば、それで事足りてしまうんだよね。
打ち込みでメロディを再現して憶えてもいい。
真剣に読む事って無いんだ。
楽器いじり始めて「楽器の人ってこんなにめんどくさい事してんのか」って思った。
楽器そのものをいじる練習って、実際に音が出るからそれなりに楽しいじゃない。その前の楽譜を読むって作業はもうね、本当に地味で地味で、しかも読んだものが全体として把握できるのはそれが弾けるようになってからなんだよね。
スッゲェ地味。
楽譜読むのが面倒で、横着して出来上がった音をはじめに聴いてしまう事も多かった。
で、仲間に「譜面どおりやってよ」って突っ込まれるという・・・・・(トホホ)。
楽譜を、初見であるないに関わらず読めないアーティストって、結構いるよね。
まずパッと思い浮かぶのがGeorge Benson(ジョージ・ベンソン、g,vo)。Miroslav Vitous(ミロスラフ・ヴィトウス、b)。
クラシック、オペラの世界で大御所中の大御所、Luciano Pavarotti(ルチアーノ・パヴァロッティ、vo)。いわずと知れた世界3大テノールの1人。
これはSteve Lukather(スティーブ・ルカサー、g)だったかな、「読富力は確かにミュージシャンを即時的に助ける大きな武器だよ。でもビッグアーティストで楽譜が読めない人はたくさんいる。本当に重要なのはより良い耳をもつことじゃないかな」って言ってたんだよね。
こういった人たちが楽譜を読めないって知って(Lukatherは読める)、「この人たちが読めないんだから、僕も初見なんてできなくてもいいや」とか思ったのが僕の敗因か(笑)。
やっぱ読譜力、殊に初見で読む力は音楽をやる上で重要です。
いやはや、音楽てのは手間暇かかるもんですなぁ。
本日の安眠盤、David Sanborn(デイヴィッド・サンボーン、as)の「Songs From The Night Before」
ではでは。
興味ない人に関してはまったく興味ないだろうし、僕もメンドクサイ程度にしか考えていなかった時期もあります(笑)。
音楽の授業で習ってきてるはずなんですけどね。
しかしそんな私も、ゆっくり見れば各音符がどの音かは分かっても演奏速度では読めません。さらに音を思い浮かべることができないので、知ってる曲であってもそれと気づきません(泣)。
まあ、世の中にはこういう人たちがいっぱいいるということで(苦笑)。
ワハハハ、僕は一応ヤマハ音楽教室出身者です(真面目にレッスン受けてなかったですが)。
和声調音に関しては、ジャズの場合、和音そのものを「何調の何度の和音」と捉えるのでなく、調性はまったく無関係に和音単体としてコードネームでひと括りにして覚えますよね。
だからある程度、「あ、このコードっぽいなぁ」程度は判ります。
で、僕の場合はよく使われるコード進行をマル憶えしていくという方法をとりました。
だから未だに「調性ありき」でなくて「コードありき」で、調性はコードのルートに付随してくるというイメージなんですよね。「何度の和音に飛ぶ」といった認識が無いんですよ。
トホホですね(笑)。
一応入試に「新曲試唱」というものがあるので、
その頃は勉強しましたが、もうすっかり退化してしまいました・・・。
でも、難しい曲は昔のほうができたけど、
わかりやすい曲なら今のほうができるかも。
必要に迫られてるからなんでしょうね。
あと、個人的な感覚としては、
単旋律の初見・聴音より、和声聴音ができたほうが、
役立つ気はしますね。
YAMAHAの肩持つわけではないですけど。
お風邪いかがですが?
お大事になさってくださいね。