蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

おばさん構文

2024-02-20 21:47:00 | 日記










 



       つかの間の 日差し注ぎぬ 薮椿



   春の闇 めくれば優し 灯しかな




今日の朝刊の一面コラム。


歌人の俵万智さんが自身のX(旧ツイッター)を更新し「句店を打つのも、おばさん構文と聞いて…この一首をそっと置いておきますね〜」。
続けて投稿した「優しさにひとつ気がつく ✖️でなく○で必ず終わる日本語」が話題になっている

交流サイト(SNS)で使われる句店「。(マル)」と読点「、(テン)」が世間をざわつかているのだ。特に文末のマルに、威圧感や相手が怒っているのではと恐怖を覚える若者がいるという

新たなハラスメント扱いされ、いわく「マルハラ」。
年配者は一文が長く、句読点を打って送信する。「了解」や「頼みます」も句点付きが多い。
若者は短文の上、句読点を打つところで次々に送信。
文末は絵文字や「!」といった記号を多用するそうだ

(中略)

子どもたちが送ったメッセージに読点はもちろん、末尾の句点は、ほぼない

句読点はもともと和文にはなかった。
世代間ギャップは世の常とはいえ、読みやすくするための心遣いがハラスメント扱いとは、難しい時代である

(以下略)


このあと、スマホで、おばさん構文を検索。
すると「おじさん構文」も出てきた。
というより、おじさん構文の方が先?
おじさん構文の方が、若者から物議を醸し、おばさんの方はそれを可愛くしたもの、らしい。
しかしどちらも、若者からは良くは思われてはいない。
訳がわからないという。

コラムの通り、ラインなどで句点が付くのは、怒られている等、威圧感を抱くという。

改めて、娘や孫のLINEを見る。
確かに!
句点などない!でも今更…ではなかった。(読点は、たまーにある。私に送る場合は気を使っているのかも。)

いつの頃からか、この子たちのLINE、なーんか違和感というか、物足りないというか、非常識じゃない?なんて感じたこともあったっけ。
娘はともかく、姪や甥のそれ。

だがいつのまにか慣らされ、時にこちらも句点なしで送信してみたり。

でも悲しいかな、これは長い長い習慣のたまもの。
かなり意識して努力しなければ、ついテンもマルもつけてしまう。

いつだったか、孫娘に聞いたことがある。
「ばあばのLINEって、読みにくい?変?古臭いかな?」
孫、しばらく考え「ううん。ばあばのは良いよ。ばあばって感じだし。だけど絵文字は、ちょっと時代遅れかな。引いちゃうやつはある。」

おぉ!言ってくれた!
そして、今使ってもドン引きしない絵文字を、いくつか教わった。

どうやらスタンプも、かなり時代遅れらしい。

我が妹にも、いつか教えようかな。
息子たちに送っても、相手にされないからと、私にここぞとばかりクセ強めスタンプを送ってくる妹。

まぁしかし、同世代だからね。
きっとショックだろうし、良しとしましょう。

そして私自身は、娘、孫、姪甥には、できる限り、マルハラをしないよう、頑張ろうと決めた。
(いっぱい読点があるなぁ、と改めて感心。(笑))



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青梅マラソン

2024-02-19 23:07:00 | 日記


(ネットより)












       完走の 笑みの若やぐ 梅二月














       目標の タイム達成 風光る























       紅梅の 咲けば紅(くれない)薄れけり



















       あんバターサンド 餡こたっぷり 春の闇









昨夜、東京の弟に電話をした時、今日は青梅マラソンで、○○○ちゃん(我が妹)また完走してね…。

あっそうだった。
少し前に聞いていたのに、すっかり忘れていた。

私より三つ下の妹。
九つ下の弟は、二人の姉をそれぞれ名前で呼ぶ。
(仲はとても良い、とは姉の一方的な想い。実はどちらの姉も何処か得体の知れないおっかない存在なのかもしれない。(笑)と最近ふと思う。)

○○○ちゃんはね、ちょっと不甲斐ない成績だったみたいで、あまり喜んではいない。
でもね、タイムは実は、去年と同じ。
この年で、去年を維持するってそれだけでもすごい。

そんなようなことを言っていた。
毎年必ず、結果報告を嬉々としてLINEしてくる妹が、して来ない。
だから、ほんとに忘れていた。
妹にしてみたら、少し落胆して連絡する気がない…ということか。

珍しい…。
明日まで待って、こちらから、LINEしようと思っていた矢先、
今朝、写真付きの短いLINEが来た。

返信をするうち、なんと、タイムは少し縮めていたと。発覚。

きっと来年も、走るんだろうなぁ。

本日は、二十四節気の、雨水。
立春から数えて15日目。
雪が雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味。

こちらは、朝から激しい雨、雷も鳴り大荒れの天気。
それでも、夕飯の買い物は行かねばならない。
スマホの天気予報、45分後に雨は止むでしょう。だと。

じゃモールでゆっくり買い物すれば、帰りには止んでる。

行きは少し慎重に運転して、買い物もあまり急がず、スタバでちょいお茶して、テイクアウトも忘れず(笑)

予報通り、帰りは雨が上がっていた。
気温も上がっているよう。
20度というけど、体感はそれ以上。蒸し暑い。

庭の紅梅が、昨日より更に開いて、五分咲きといったところかな。
蕾は赤いのに、咲けば白っぽい。
曇天だからだろうか。写真を撮るとなんだか残念。

夕飯をタッパに詰めて、いつもより早めに、孫たちの元へ持っていった。

帰宅して、夕飯の前だけど、あんバターサンド(名前違うかも)を食べる。

夫は、同窓会の飲み会なので、夕飯は、ひとり自由にいただくことにする。(すごい偏食、誰にも言えない不良オババ。)



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青き踏む

2024-02-19 00:38:00 | 日記


























       そよ風と 雲に誘われ 青き踏む






















       ふらここを 漕げば幼なに 還れそう










































       手水舎に 零るる梅の 紅と白









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彼岸桜、早くも開花

2024-02-18 11:06:00 | 日記









       咲初むる 彼岸桜や 子を待つ夕
















       うららかや 朗らな嫗に 妣重ね








(去年、3月11日に撮影)




























       春の月 海より碧き 深空かな






書道教室へ行く孫娘が、助手席で、「今日の空、ほんとに雲一つないね!真っ青で綺麗で。
あーもったいない!ずっとこの空を眺めて歩きたい!ピクニックに行きたい!ね?」

えっ?
書道行きたくない?
と聞けば、「ううん、書道は行くよ。でもさぁ、凄い空だよね?」

ちょっと笑ってしまうくらい、今日の空に感動している孫娘。
確かに言い表わすのが難しいくらいの美しい空。

孫を送り、その二時間後、教室に迎えに行ったが、空は相変わらず真っ青。
上弦の月が、うつむきかげんに、ぽっかりと。

書道教室の公民館の、隣の神社にお参りして、裸木となってる銀杏の木と、月を撮ったり、花壇のパンジーを撮ったり。
昨日の寒さから一転、暖かな日差しを楽しむ。

今日は、孫、少し遅いみたい。
でも、待つのも苦にはならない。

すると、坂の向こうから、小柄なおばあちゃんが、「桜は咲いてますかぁ。」と私に問う。
ゆるい坂を、登り切り又、「桜はさいてますか?」とおっしゃる。

いくら暖冬でも、桜はまだでしょう、と思ったが、
そのおばあちゃん、「今、友達から電話があって、川辺の桜が数輪咲いてる、って。」
「川までは、私はちょっと行けないけど、この、公民館の桜も、いつも早いの。だからここまで来たんだけど。」

あら、そうなんですか、と改めて、「桜の木」をぐるりと回って眺める。
あっ咲いてる!
確かに数輪。
「おかあさん、こちら咲いてますよ!」
におばあちゃん、嬉しそう。
あなたが居てくれて良かった。
桜って一人で観るより、二人でしょ?

私もつい嬉しくなる。
「おかあさん、て失礼でした。
ずっとお若いですね?」という私に、
私、93歳よ。とおっしゃった。
あなたは?に
71歳です。母は、もう亡くなりました。

「お元気なら何歳かしら?」
必死に頭の中で計算(笑)
93歳で亡くなり、八年経った。

101歳ですね。
あ、じゃ私はまだ若いね。

とても朗らかで、母もこんなふうに、懐こく楽しそうにお喋りしたなぁと思いながら、つい話が弾む。

でも、桜、桜とおっしゃるけど、この公民館のは、確か彼岸桜、あるいは、コヒガン桜という木のはず。
去年、三月、ソメイヨシノに先駆けて、満開だったこの花を、やはり書道教室の送迎の時に、孫と綺麗ね!と激写した。

でも、このおばあちゃんには、「桜」で良いのだろう。
それにしても、昨年より、ひと月近い早い開花。
この後5、6日は、暖かい予報だから、一週間後は、随分咲いているでしょうね。楽しみね、
と挨拶して帰宅されるおばあちゃんを見送った。

孫はまもなく、玄関から出て来て、ごめん、今日は遅くなっちゃった。
ところで、さっき仲良さそうに話してたおばあちゃんは誰?

あら、見てた?知らないおばあちゃん、93歳だって。

孫娘も、驚く。
へぇ、姿勢もいいし、もっと若く見えた!
あっばあばが、年取ってるって意味じゃないよ。
と、フォローも忘れない。(笑)

5、6輪のピンクの「桜」を孫ともう一度眺め、帰路についた。


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暖かなバレンタインデー

2024-02-14 20:58:00 | 日記

























       チョコの缶 頂戴ねと子 バレンタイン


















       春風や 内緒ばなしの 番烏














       つつがなく 過ぐるひと日の あたたかし















       録画観る 窓辺の向こう 浮かれ猫







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