蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

朝の月

2022-10-13 23:36:00 | 日記














       返り咲く花蘇芳朝月淡し



 















       青空を欲しいがままに泡立草

















       魂の抜けてゆく色式部の実







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日の暮れの早いこと

2022-10-12 23:34:00 | 日記









       行きに見て帰りぼんやり秋薔薇














       電車通過すすき揺れて幽霊めき













       日暮れみち狗尾草を折り返す




今日は、珍しく早く夕飯作り&孫達へ宅配が終了した。
六時から、夕散歩を決意。
夕飯前の三十分、ウォーキングを始めた頃の、線路沿いの道を行く。
日の暮れが早い。
半月前はまだ明るかった六時過ぎ。
出発した時から、辺りは薄暗かった。

駅近くの、知り合いの家のピンクの薔薇。一輪だけだが綺麗に咲いている。

線路沿いを北へ向かって歩くコース。
紅葉並木まで…の予定だったが、どうやら厳しそう。
写真が、暗くなりすぎて撮れない。
フェンスに絡まる、まだ青い蔦や、背高泡立草、芒、猫じゃらし…。
秋の草花が沢山あるのに、スマホでは、こう暗くなっては綺麗に撮れない。
一応撮る。
電車が通過したり、道路は通勤帰りの車が行き交うから、ライトに照らされた猫じゃらしや芒は、それなりに撮れるのだが。
なんか不気味。🥶
なんか変なのが写り込みそう。(笑)

芒などは、フェンスの隙間から手招きしているみたいだし。

猫じゃらしがいっぱい固まってる辺りで、引き返すことにした。
あたりはもうすっかり暗くなっている。
虫の音もなんだか、弱々しい。

駅を右折して、我が家へ急ぐ。
薔薇はもうぼんやりとしか見えない。

一番星が西の空に輝いている。
一応撮ってはみたけど、やっぱりスマホじゃ小さな白い点にしか見えない。

日が本当に短くなった。冬が少しづつ近づいている。

ところで、幽霊は、夏の季語ではない。
一年中出るから。(笑)
私の経験上からも、冬も出る。

うそ。去年のは人生60ウン年、上位10位に入る程の恐怖体験(金縛り)だったが、金縛りは、全て夢なのだという。心霊現象、すなわち幽霊ではなかった。

という事で、芒の句は季重なりではありません。





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桔梗咲く。あれれ五弁!

2022-10-11 20:53:00 | 日記

(今朝9時過ぎ)







       桔梗咲く形ただしき紫紺いろ





(午後三時半ころ)











       夕暮二輪桔梗あかりとなりにけり













       仰臥して空仰ぐ桔梗の気分













       秋夕焼ひと日冷たき手のままに


















       子のバイバイ秋の夕焼早も消ゆ















       いざようて月出にけり小夜しづか











       


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スポーツの日

2022-10-10 21:30:00 | 日記

















       久し友と言葉で繋ぐ体育の日












 





       蒼天に好かるる木より黄葉す






















       桔梗の蕾ぱんぱん明日も晴れ














1964年の東京オリンピックの開会式を、記念して作られた祝日。体育の日。
平成12年(2000年)から10月の第二月曜に改正となり、2020年から、「スポーツの日」と名称が変わった。

季語としては、「体育の日」は定着してるが、スポーツの日はどうなのだろうか。

私の歳時記は、随分以前のだし、電子辞書も、「体育の日」しか載ってない。
それに、どうも頭が古いせいか、カタカナのスポーツの日っていうのが、いまひとつしっくりこない。
だからやっぱり、俳句は「体育の日」で。

今日、ほんとに久しぶりに、友達からLINEが来た。
結婚以来、唯一ずっと気の合う、なんでも本音を言い合える友だち。
ここ数年は、私は孫達、彼女は実のお母さんの介護に追われ、会う事はおろか、電話も随分できないでいる。
年に数回、お互いの誕生日とか、お互いの地区が災害に遭ったときに安否確認の、やりとり程度。

今年の初め、彼女のお母さんが亡くなった事を、彼女からの私宛ての誕生日お祝いLINEの際、知った。
久しぶりに電話をしたが、長い介護生活で、疲れそしてさぞ、悲しく気落ちしているだろうと案じたが、意外にもさばさばと、明るい声。
実の母娘ならではなのか、元々のネアカな性格か、とにかくやり切ったという気持ちが強い。そんなふうに感じた電話だったが。
ただ暫くは、法事で忙しい、それが憂鬱と。

それ以来のLINEなのだが、私も薄情だなと、ちょっと後ろめたい。
彼女の誕生日、忘れた訳じゃないけど、コロナに感染し、後遺症が酷い時期だった…初めてお祝いLINEをしない夏、そのまま今日に至ってしまった。

そんな事は意に介さずの彼女。
ありがたい、良き友だちである。


昨日の雨は、今朝早く止み、徐々に回復する空。
10月10日は、「晴れの特異日」と言われている。
が、ほんとに晴れてきた!
昼過ぎには青空が広がり、秋本番の爽やかな天気となった。
高校の校庭の、銀杏並木が随分、黄葉してきた。あと半月ほどしたら、真っ黄色が立ち並ぶ光景となるだろう。黄色の絨毯も敷き詰められるかも。

この高校の通りは、桜並木もあり、春と秋は、本当に美しい。
規模としては大した事はないけれど、遠くへ出かけられない人たちには、格好の観光スポットかも。


我が家の桔梗は、最初の一輪は今朝、枯れて萎れてしまった。
お疲れ様と、ハサミで切ったが、そのすぐ後ろの蕾が随分膨らんでいる。
明日咲くかな?
とても楽しみ。

秋の夕焼けが美しい。




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寒露、後の月

2022-10-09 00:12:00 | 日記

















       夕べ閉じる花たわわに寒露かな
















       後の月蕎麦屋のデザート食べ終えて

















       抱き枕まだ要るよと子十三夜












      生き方の違う友居て名残月




旧暦九月十三日夜の月を、後の月、あるいは十三夜、豆名月、栗名月、名残りの月(秋最後の名月。)と言う。

孫娘は、本日、こちらの小学校時代の仲良しグループと、学校で催される秋祭りに行ってきた。
楽しかったようである。
そして、なにやら沢山お菓子を食べたようで、夕飯はあまり要らないと言う。

それなら、じいじはまた飲み会だから、二人でお蕎麦でも食べに行かない?と提案。(ご飯作りたくないからが、ほんとのところ。(笑))
良いねっ!武蔵そばでしょ?
行きたーい!
と即決定。玄関へ先に出た孫。大声で、「凄く綺麗なお月様!今日満月なの?」と聞く。

昨日よりさらにまんまるに近い、美しい月があがっていた。

今日のはね、満月じゃないけど、十三夜の月、豆名月とか栗名月って言うの。秋最後の名月って事。

講釈はあまり聞きたくなさそうだから、お蕎麦屋へと急ぐ。


お腹空いてないと言いながら、おでんも注文。(笑)鴨南蛮とキツネうどん!
蕎麦屋でうどん!
まぁうどん好きだから、そうでしょう。
こちらのソフトクリームが絶品。お腹空いてないけど、やっぱり食べたい。で、二人で美味しくいただく。

外へ出ると、空気がひんやり。
昨夜より冷え込んできたようだ。

近くのセリアで、ノートやらなんやら買い、コンビニで新製品の、カフェ・オ・レピノを買い(笑)帰宅する。

帰ってからは、友だちの事を、いろいろ喋べって、秋の夜長が更けてゆく

仲良しだと思ってた子との、勉強の事、学校生活、プライベートの価値観の違いなど、徐々に変化が見えてきたようで、仲良しの中でも、考えの相違がはっきりしてきて、同じ考えの子同士二人、とか三人とか、なんだかバラバラ…という。
それでも仲間だし、楽しいことは共有できて、共感もできるんだ。
で、今の中学の友だちはちょっと苦手。今話してた子がいなくなると途端に悪口始める。そういうの嫌だなぁ。仕方ないから固まって聞いてるんだけど。
まぁ仲良しの子は優しい子と思うけど…と話しは尽きない。
(難しい年頃に突入したな、と密かに思うばあば。)

そして、今日は「寒露」
二十四節気のひとつ、夜が長くなり、露が冷たく感じられ、朝晩の冷え込みが厳しくなるけれど、空気が澄み、いよいよ秋晴れの過ごしやすい日が多くなる…。秋本番。

暦通りに、なった今夜は、暑がりの孫娘、さすがに、しっかりとお風呂に浸かり、布団も夏布団は卒業、冷感抱き枕も、用済みかと思いきや、抱き枕はいる!ときかない。

そして、沢山歩き遊んで疲れたのだろう、あっという間に寝息を立て夢の世界へ。



コメント (2)
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