久し友と言葉で繋ぐ体育の日
蒼天に好かるる木より黄葉す
桔梗の蕾ぱんぱん明日も晴れ
1964年の東京オリンピックの開会式を、記念して作られた祝日。体育の日。
平成12年(2000年)から10月の第二月曜に改正となり、2020年から、「スポーツの日」と名称が変わった。
季語としては、「体育の日」は定着してるが、スポーツの日はどうなのだろうか。
私の歳時記は、随分以前のだし、電子辞書も、「体育の日」しか載ってない。
それに、どうも頭が古いせいか、カタカナのスポーツの日っていうのが、いまひとつしっくりこない。
だからやっぱり、俳句は「体育の日」で。
今日、ほんとに久しぶりに、友達からLINEが来た。
結婚以来、唯一ずっと気の合う、なんでも本音を言い合える友だち。
ここ数年は、私は孫達、彼女は実のお母さんの介護に追われ、会う事はおろか、電話も随分できないでいる。
年に数回、お互いの誕生日とか、お互いの地区が災害に遭ったときに安否確認の、やりとり程度。
今年の初め、彼女のお母さんが亡くなった事を、彼女からの私宛ての誕生日お祝いLINEの際、知った。
久しぶりに電話をしたが、長い介護生活で、疲れそしてさぞ、悲しく気落ちしているだろうと案じたが、意外にもさばさばと、明るい声。
実の母娘ならではなのか、元々のネアカな性格か、とにかくやり切ったという気持ちが強い。そんなふうに感じた電話だったが。
ただ暫くは、法事で忙しい、それが憂鬱と。
それ以来のLINEなのだが、私も薄情だなと、ちょっと後ろめたい。
彼女の誕生日、忘れた訳じゃないけど、コロナに感染し、後遺症が酷い時期だった…初めてお祝いLINEをしない夏、そのまま今日に至ってしまった。
そんな事は意に介さずの彼女。
ありがたい、良き友だちである。
昨日の雨は、今朝早く止み、徐々に回復する空。
10月10日は、「晴れの特異日」と言われている。
が、ほんとに晴れてきた!
昼過ぎには青空が広がり、秋本番の爽やかな天気となった。
高校の校庭の、銀杏並木が随分、黄葉してきた。あと半月ほどしたら、真っ黄色が立ち並ぶ光景となるだろう。黄色の絨毯も敷き詰められるかも。
この高校の通りは、桜並木もあり、春と秋は、本当に美しい。
規模としては大した事はないけれど、遠くへ出かけられない人たちには、格好の観光スポットかも。
我が家の桔梗は、最初の一輪は今朝、枯れて萎れてしまった。
お疲れ様と、ハサミで切ったが、そのすぐ後ろの蕾が随分膨らんでいる。
明日咲くかな?
とても楽しみ。
秋の夕焼けが美しい。