蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

博多祇園山笠

2024-07-05 23:51:00 | 日記




































































       すれ違う 法被の腰に 赤手拭


















       夏のれん 右端を分け 入りにけり




















       やっつけ仕事の如 飾り山笠(かざりやま)見し


























        老鶯の 声高らかや 日照り雨





















今年こそは、飾り山笠を見に行こうと決めていた。

気のせいなのか何なのか、たった一年で、一気に体力が衰えた…つまり70歳台なりの老いを実感するこのごろ。 
疲れが取れない、どころか溜まる一方。

気力が特に萎えて、あれをしたい、ここに行きたい!という意欲が湧かない。
きっと暑いから、夏を越したら、涼しくなったら…とわずかな希望で1日1日。

と、まずは愚痴から始めたけど🙇‍♀️

7月3日の朝刊の、2ページにわたる「博多祇園山笠、飾り山笠」の記事と写真に釘付け。

あっガンダム!の飾り山笠がある〜!
はい、決めました。金曜日絶対に行きます。

梅雨の晴れ間っぽい天気。
なんだかはっきりしない。
時々降ったり、晴れ?というか曇天。
晴雨兼用か迷ったけど折りたたみ日傘をバッグに入れて。

ここ一週間、うかない顔で何処かしら痛そうにしている私、夫に「飾り山笠見に行って来る。」というとびっくりした顔。
「上川端通りとか、櫛田神社ならバスがいくらでも出てる。地下鉄なら中洲川端が近い、けど出口ちゃんと確認しないと…」

数年前なら、徒歩で行ける距離だったが、今はちょっと自信がない。少しでも足と腰庇わないと…
早い時点で、地下鉄で行こうと決めていた。

天神駅に着き、まずは新天町の飾り山笠。

飾り山笠の前を表、後ろを見送り、と呼び、全ての山笠は櫛田神社の方角へ、表を向ける。

表は合戦、武者もの。
見送りは、テレビ、童話などの題材。
ガンダムは、見送りなので後ろ側なんだけど、激写。(でも多分みんなそう、なはず(笑))

商店街の角ですれ違ったおじさま二人、法被姿で腰の赤い手拭いが目を引く。
山笠の役員さんらしい。
手拭いの色は、その役職で違うようだ。
赤は、それなりの責任を担う方らしい。
7月1日から15日の追い山までの間、法被が正装とのこと。
博多のこの地区の人たちにとっては、大事な神事なのだから。


上川端通商店街近くは、博多座や鈴懸など、随分以前に、娘に連れて行って貰ったり、小さかった孫たちと来た思い出の場所。

鈴懸の餡蜜食べようと、涼しげな暖簾を分け入り自動ドアを入れば…すごい待ち人。
名前記入、しばし躊躇い、一人待つのはシンドイと諦めた。

又地下鉄で、一つだけ先の天神へ引き返す。

天神に来ても、ナナズカフェ。(笑)ランチのセットに黒蜜たっぷりの餡蜜を加え、満足する。















ランチ後、もう何処も寄る気もなく、まっすぐに家路へと。

天神から、約40分、我が田舎駅(笑)を降りれば、鶯の声。
そして、天気雨。
はるか杜の方から、細かい雨が降ってこちらにやって来る。

これでもう少し、気温が低ければ、最高なんだけど。

暑い…ムシムシ不快。
多分、福岡市内より2、3度は高い気温。(冬は逆に、2、3度低く底冷え💦)

自然は豊かだけど、盆地に似た気候は、47年経っても一向に慣れません。










コメント (5)
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