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さすらい塞翁が馬

(旧タイトル『さすらい教師・大陸系』)

日本語教員として働いた中国での日々。
そして、帰国後。

曲げられない女

2010年04月03日 15時23分11秒 | 生活(中国)
冬休みに『曲げられない女』というドラマを見た。
その劇中では、こんなやりとりが目立った。(↓)

友人A :そんなことしたら、あとで後悔するよ!
主人公:「後悔」という言葉は、それ自体「後で悔やむ」という意味なので、
「あとで後悔する」っていうのは間違ってます。
すみません、正確に言っておきたいので。

主人公は毎度のように他の登場人物の言葉の間違いを正しており、個人的には痛快だった。
私も日常生活の中で『曲げられない女』みたいなことを言いたくなる場面がよくある。
でも、大学で同じクラスだった友達と話している時、または授業関連以外は、なかなか指摘できないもんだ。
実際『曲げられない女』の主人公も、かなり浮いてたし。

ところで、1年生の教科書に「ちょっとお伺いしますが・・・」という文が出てくる。
「伺う」は「聞く・問う・尋ねる・訪れる」の謙譲語。
「お~する」も謙譲表現なので、これはダブル謙譲(二重敬語)になってしまうのでは?
という考えが一瞬脳裏をよぎる。

一般的に二重敬語は避けるべき言い方。しかし現在、これは許容範囲となっている。

平成19年2月2日に出された文化審議会国語分科会敬語小委員会の答申『敬語の指針』
(http://www.bunka.go.jp/1kokugo/pdf/keigo_tousin.pdf)に、
【習慣として定着している二重敬語の例】として、
尊敬語:お召し上がりになる、お見えになる
謙譲語:お伺いする、お伺いいたす、お伺い申し上げる
との記載がある。

間違える人が多いから、それが徐々に正しいものとなる、か。
「言葉は生きもの」、新しい時代には新しい日本語が生まれる。それが歴史の流れ。
何とな~くモヤモヤしないでもないが、私にはどうすることもできないんだ。

国立国語研究所(http://www6.kokken.go.jp/)も、
「・・・・・・言葉というものは,ある特定の言語社会で意思伝達するために使われるわけですが,社会の変化にともなって,意思伝達になんらかの支障が生まれるようになると,人間は言葉を変化させることによって,支障を取り除いてきたのです。そのため,本来はまちがいとされてきた表現でも,そのまま新しい表現として定着することも珍しくありません。・・・・・・」と。

自分の頭の固さを思い知る。ふぅ~っ。。。


(学友さん達へ。上記二つのURL内で「お疲れ様」問題にも少し触れてるよ!

広州を歩く(1)

2010年03月30日 16時26分27秒 | 生活(中国)
退屈な休日は広州市街地に出て、通りをブラつく。
今日の出発点は、地下鉄・黄沙駅。
出口付近は工事ラッシュ。少し歩くと、和平西路。

写真ではわかりづらいかもしれないが、道沿いの建物に足場などが組まれて結構狭い通りになっていた。
そんな道に木がウワッと生い茂っている。そこを大型トラックや路線バスが窮屈そうに走る。
古い感じのする、ホコリっぽい通り。しばらく歩いて脇道にそれると、清平路。

清平路は小さな通りで、気がつかずに通り過ぎてしまうところだった。
裏道みたいな場所に所狭しと並べられていたのは、まずペットの類。
犬、猫、小鳥、兎、ハムスター、魚・・・ちょっぴりギョッとする風景。
それから観賞用植物など。短い通りは、それらのものでギッシリ埋め尽くされていた。

清平路を抜けると、上下九路歩行街へ出る。
ここはガイドブックにも乗っているような有名な買い物スポットで、整備されている。
衣料全般やアクセサリー、雑貨等々の店の他に、近くに屋台街や玉器の店などが立ち並ぶ。

上下九路をまっすぐ行くと、人民南路へ出る。
右へ行こうか左へ行こうか迷ったが、今日は左の人民中路を歩くことにした。
ここも通り沿いに小さな店が集まっている。
日本には無いようなゴチャゴチャとした店並みが、私の目を楽しませる。

途中に小学校があった。下校時なのか、風船を売りに行くオバチャンたちがいた。


そのままキョロキョロしながら歩いていくと、中山六路という大通りにブチ当たる。
そこを右へ曲がると、すぐに地下鉄・西門口駅。

中山六路を直進し続けると、地下鉄・公園前駅が見えてきた。
公園前といえば、北京路。ここも広州市内で有名な繁華街で、近頃ユニクロもできた。
と、怪しいオヤジがブランド品の写真をチラ見せしてくる。
「俺に付いて来い」って?行かないよーだ(笑)。

それからしばらく北京路付近を見て回った。西湖路や恵福東路など、横道に入っていくのも面白い。
最後に大型スーパーで食料品などを買い、この日のお散歩は終了。

もう広州に3年以上も住んでいるのに、まだまだ知らない所は多い。
「郊外住みだから仕方ない」と諦めずに、いろいろ見てみなきゃ。中国にいる間に。

三八婦女節

2010年03月22日 01時26分12秒 | 生活(中国)
3月8日、国際婦人デー。
日本では特にお祝いもしないけれど、中国では「三八婦女節」といって、女性職員は半日休になったり、プレゼントをもらえたりする。

そして、今年も学生からプレゼントをもらっちゃいましたー。ありがたいことだねぇ。

いまひとたびの広州

2010年03月22日 01時18分51秒 | 生活(中国)
2月25日(木)

長い冬休みももうすぐ終わる。また広州に戻らなければならない日がやってきた。

今日は日本も割合ぽかぽか陽気だったが、夜8時ごろ広州に降り立って、その蒸し暑さにビックリ。
夜なのに気温が28℃もある

すぐに服を2枚脱ぎ去ったが、それでも暑い。日本の気候そのままの服装で来たので、まあ仕方がない。時おり汗を拭いながら空港の到着ゲートを抜けると、外事担当のO先生が迎えに来てくれていた。入国審査を済ませてから、預けた荷物がなかなか出て来なかったため、お待たせしてしまった。

そして学校に着いたのは夜10時過ぎ。
教員住宅の階段を上りながら、O先生が「足元、滑らないようにね。」と言ったので、よく見てみると、あまりにも湿気が多すぎて、床も階段も水浸し状態蒸し暑いにも程があろう

もちろん部屋も湿気でビタビタ、カビ臭い。
疲れたけど、このまま眠ったら細菌で肺にキノコが生えるんじゃないか
しかし、その晩はどうすることもできず、無念のままベッドに倒れこんだ。

翌日、一日かけての大掃除。授業は3月1日から始まる。

「あけおめ」の「ことよろ」なのだ!

2010年01月08日 15時24分51秒 | 生活(中国)
年が明けて、2010年。

皆様、明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。
こんな気ままなブログを見てくれて、ありがとうございます
今年もさすらい続けるのかどうかは未定だけどよろしくお願いします

「メリクリ」って言うの?

2009年12月25日 16時32分32秒 | 生活(中国)
12/24(木)

午前の授業が終わってから、中国人の先生方と会食。
今日はクリスマス・イブなので、みんなでケーキを食べた。



私が予約したフルーツ・ケーキ。
街場のケーキ屋さんではなく、寂れた学校のパン屋で買ったものなので、お味は「まぁ、こんなもんか・・・」といった感じ。
「メリー・クリスマス!」が「メリークリスママ」になってた。

自転車エレジー

2009年12月25日 16時25分33秒 | 生活(中国)
12/18(金)

近所に買い物に行こうと思い、自転車に乗った。
坂道でブレーキをかけたところ、ブレーキのワイヤーが前後2本同時にプッツリ切れ、恐怖のあまり叫んでしまった!

自転車がないと不便なので、そのままバスに乗り最寄りの市場街に自転車を買いに行った。
160元(約2140円)でママチャリを購入。しかし、至る所のネジが緩んでいて、乗ってる最中に椅子は下がるは、ペダルは吹っ飛ぶは・・・。
さすが中国だぜ。

日本文化講座でヲタ芸を打ってみた

2009年12月25日 15時30分41秒 | 生活(中国)
12月15日(火)

日本語専攻以外の学生(ざっと100人!)を対象に『日本文化』の授業を担当しているD先生から、「ゲスト講師として来てもらえないか」と言われた。そして、私は同僚の日本人教師・K先生とともに講義を行うこととなった。

先学期は私一人でゲスト出演し、「日本の正月と中国の春節との違い」について話した。
今回は若手=K先生の意見を取り入れ、「秋葉原に代表されるオタク文化」を取り上げることにした。

確かに、日本語を学ぼうと思ったきっかけが日本のアニメ、という学生は多い。それに、秋葉原やオタクについての質問も多く寄せられる。中国にもメイド喫茶ができたし、いろんな国でコスプレ大会が開かれるなど、日本のオタク文化は世界から注目されているようだ。

・・・というわけで、このテーマに決め、せっせと資料を集め、授業案を作成した。
が、しかし、結果から言うと、一生懸命準備したにもかかわらず、私は本番で力を発揮できなかった。
調査段階で感じた楽しさを観衆の前でうまく表現できなかった・・・。
しばらく落ち込んだけれど、今は「よく反省して今後の授業に生かそう」と思っている。

そんなブルーな気持ちで講義を終えながらも、フィナーレには計画通りヲタ芸を披露した。
曲は、ヲタ芸関連HPにある「曲リスト」の中から、『ドリフの大爆笑』のオープニングを採用。ヲタ芸の動きは実はかなりハードなのだが、この曲は2分弱なので何とかいけそうだ。
それより何より、私はこの曲が大好き。ドリフターズは今も様々な形で、私の人生に深く影響し続けている。

資料を集めている途中で偶然出会った『ニコニコ動画』の「世界でいちばんダサいドリフのOP」には、腹筋が割れるほど笑わせてもらった。製作した方に心から敬意を表したい。あの動画を見てから、頭の中は「ド、ド、ドリフの大爆笑~♪」の無限ループ。たとえ嫌な事があっても怒る気は失せ、全てが笑いに変わってしまう。

さて、話を元に戻すと。。。ヲタ芸を始めた途端、大教室で学生総立ち → 私達に携帯を向け一斉撮影・・・これは、かなり恐ろしかった。今頃、無断で動画サイトにアップロードされてる気がする。

何はともあれ、最後は盛り上がったので、終わり良ければ全て良し?いやいや、自分を甘やかしてはいけない。

後日談

廊下や階段で私とすれ違う時、明らかに笑いをこらえている学生がいる。
面識のない学生なので、きっと日本文化講座の学生だろう。不特定多数の人々に顔を覚えられてしまうのが、この仕事の難点とも言える。

また放置してもうた!

2009年12月06日 17時27分28秒 | 生活(中国)
気がついたら、あっという間に12月。日本は師走、年の瀬か。忘年会のシーズンだねぇ。。。
ということで、またもや放置してしまったこのブログ。空白の期間をザッと振り返ってみようと思う。

10月10日(土)

国慶節の8連休も終わり、前日から授業開始。中国では、長い連休の後は土日返上で働かなければならない!

11月に学内日本語スピーチ大会が行われるので、連休明けからずっとその準備に追われていた。寝ても覚めても学生のスピーチ原稿添削&発音指導、等々。

私は普段から作文の授業も担当しているが、これが(私にとっては)なかなかハードだ。学生達の難解な日本語を読み解き、「この子が言いたい事は一体何なのか?」を全身全霊で推理し、正しく体裁の整った日本語の文章に紡ぎ直す・・・魂と魂の対話?自分、ある意味巫覡(シャーマン)ぽくね?などと錯覚してしまう。

10月11日(日)

今日も授業、なのに朝から猛烈なゲリラに襲われ、10分おきにトイレに行く状況に陥ってしまった!薬と気合で、どうにか授業を乗り切ったが、非常~にスリリングであった。私に万が一のことがあれば、中国の若者達の日本人に対するイメージが「日本人=ウ○コもらし」になってしまう!それだけは何としてでも避けたかった。

原因として考えられるのは木曜日に食べた物(その日一緒に出掛けた同僚も発症してた)。潜伏期間が3日と長かったのも初の経験。しかも発熱や関節の痛みを伴ったため、「もしや新型インフル?!」と、死をも覚悟。結局ただの細菌性ゲリラだったが、完治するのに一週間ぐらいかかった。

10月下旬 ~ 11月上旬

スピーチ大会の準備が忙しい中、ゲリラで散々な目に遭いながらも何とか生還を果たした私だったが、更なる試練が・・・臨時の授業を2週間担当、それが夜9時半まで。日本語初学者に、ひたすら50音の発音を教える特訓クラスだ。

前述ゲリラで体力を消耗しきっていた私だが、仕事は仕事。自分の心身に鞭打って教壇に立つ。しかし、さりげなく「次は拗音の練習をしましょう。きゃ、きゅ、きょ!」などと言いながら、実は何度も目の前が銀色になって、意識を失いそうだった。

11月12日(木)

スピーチ大会当日。ああ、この日のために先生方も学生達も良く頑張って来た。出場者の2~4年生、司会の学生、休憩時間に歌や舞踊の余興担当は1年生、会場係の日本語サークル会員、実行委員長として裏方すべてを取り仕切ってくれたD先生、そして指導に当たった日本人教師2人・・・みんなの努力の結晶だ(プッ!青春クサイ?!)。

スピーチ大会は順調に進んだ。この学校始まって以来、初めて開催したにしては上出来。大成功だ。

ところで、この日から急激に天気が崩れ始めた。冷たい雨が降り、前日までTシャツだったのが今日はコート。そして、大会を無事終えて一気に気が抜けてしまったのか、私は風邪を引いてしまった!

その後1週間ぐらい、セーターやダウンコートを着るほどの寒い日が続いた。次の週はまた急に25℃前後の暖かさが戻り・・・寒かったり暑かったりで、今もなかなか風邪が治らないでいる。

今度の風邪はしつこいな。何度もブリ返しつつ、今に至る。

振り返ってみると今年は、夏休みを終えて中国に戻ってから試練が多かった…かもね

スワトウ土産

2009年10月17日 20時36分19秒 | 生活(中国)
10/9(金)

長い連休も終わり、大学は今日から授業開始。連休中、里帰りしていた学生から、お土産をもらった。



ジュースの缶には「巴西果」と書いてある。直訳すれば「ブラジル・フルーツ」??
初めての果物だ。どんなものなのか切ってみたら、中身はこう()だった。



種ばっかりで、ドロドロしている。なんだか両生類の卵みたいだ。
でも、せっかく頂いたものなので、恐る恐るスプーンでしゃくって食べてみた。
すると、口の中に広がるトロピカルな風味
甘酸っぱくて、なかなか美味しいじゃないか
グァバ日本で飲んだグァバ・ジュースの味がする。
グァバそのものを知らないんだが、これはグァバなのか

よくわからないままですけど、ビタミンCがたっぷり含まれてそうなお味でした。

その後、これは“パッションフルーツ”であることが判明いたしました。

美甲店4

2009年10月09日 15時33分39秒 | 生活(中国)
10/8(木)

連休最後の日。日本人のK先生と一緒に行きつけのネイルサロンに行った。
この店に行くのは実に6週間ぶりだったが、前回に比べ店が広くなっていた

私が5月に初めて来店した時は今の半分ぐらいの大きさで、客もそれほど多くなかった。
その上、値段も安く、サービスも悪くなかったので、私にとっては「穴場店発見!」だった。
K先生にも紹介したりして、普通は3週間に一度くらいのペースで通っているので、スタッフのみんなとも仲良くなった。

店長をはじめとするスタッフ一人一人の人柄によるものであろう、店はそれからどんどん繁盛していった。
今日なんか、とにかく客が多くて、ながいこと待たされた。

客待ちしながら店内を見渡すと、新しい機器も増えている!
以前はマニキュア等を乾かすのに高さ15cm程度の小型扇風機を使っていて、しかも台数が少なかった。
今回はマニキュア乾燥専用機(両手を突っ込むと中で二つのファンが回って乾かす)が何台も!
ジェルネイル専用のも!!
さらに、まつ毛施術用のベッドまで!!!

若い女店長の手腕に敬服。。。
中国東北部から遥々と広東までやって来て、自分の店を持って、小さいお子さんもいて。
最近髪型もチェンジして、パーマとカラーに挑戦したんだね。

上手く言えないけど、輝いている女性に会ってパワーを分けてもらったような・・・そんな気がした一日であった。

広州の月

2009年10月04日 23時23分02秒 | 生活(中国)
10/3(土)

旧暦8月15日、十五夜。 中秋の名月。
中国人の先生方と晩御飯を共にした。

普段から「料理は苦手」と公言していたD先生だが、今日はたくさんの料理を作って自室に招いてくれた。
D先生、いつも仲良くしてくれてアリガトウ!
私の他にもC先生とZ先生、それに連休中も学校に残っていた学生Sが招かれた。

D先生のお料理は、初めてとは思えないくらい上手で美味しかった。
連休中につき、校内は人もまばらでヒッソリと寂しい。
そんな時、食事会に誘ってもらえたのも嬉しかった。

食事をしながら私はビールをいただいていたが、C先生はやはりアルコール度50%前後の中国酒“白酒(バイジュウ)”。しかも今日は祝日+美味しい手料理で上機嫌、飲んでる飲んでる・・・そして、今宵もオヤジ・アクセル全開だーーー

しゃべりまくるC先生は、もはや誰にも止めることができない。
こうしてまた新たな伝説(迷言?)が生まれるのだ。

C先生が学生Sと乾杯しようとしたところ、Sのビールに小さな虫が入ってしまった。
これを見て曰く「大丈夫、虫も肉です!」
って、意味わかんねーよ!わかんなすぎるよ!!(一同大爆笑

もう月見どころではない(笑)。まぁ私は昔からオヤジ・ギャグとか好きだし、自分も酒を飲むので明るい酔っ払いなら大歓迎。私もC先生の話に相槌を打ちながら大笑いさせてもらった。

Z先生は(あきれて?)先に帰ってしまったけれど、私としては楽しい満月の夜であった。

10月の連休に突入

2009年10月04日 00時54分10秒 | 生活(中国)
9/30(水)

中国では明日から大型連休に突入する。
10月1日の国慶節(建国記念日)+ 今年は中秋節(十五夜)が10月3日(旧暦8月15日)。
ダブル休暇で1週間の休みとなる。

今日の授業、学生達は上の空。一刻も早く家に帰って連休を楽しみたい様子。
1週間も休みがあるのに、私にはこれといって予定がない。
最近はスッカリさすらう気力もなくなってしまい・・・ああ、これじゃ“さすらい教師”失格だな。

休み時間に学部の事務長が月餅を届けに来てくれた。
中国で中秋節といえば、お決まりの品である。
学校から配られた月餅は白餡で、真ん中に卵の黄身の塩漬けが入っていた。

ところで、中国語では5月のゴールデンウィークを黄金週というが、9月のシルバーウィークは白銀週?ハッピーマンデー制度は快楽星期一法??毎年連休というわけではない場合のプラチナウィークは白金週か???

煙豆腐

2009年09月26日 20時05分58秒 | 生活(中国)
9月22日(火)

ウチの大学の校門前には、道端で野菜や果物などを売っているオバチャンが何人かいる。
このような販売形式を中国語で「地攤」といい、地面に商品を並べた露店のことで、中国では多い。特に市場なんかに行くと、こういう店がたくさんあって面白い。私が好きな風景の一つだ。

私は“校門前のオバチャン野菜”の常連客なので、近くを通ると声をかけられる。
「老師ー!ぐえっへっへ!!」
いい色に日焼けしたオバチャンの、白い歯と陽気な笑顔がまぶしい。

いつものように野菜を買ってお金を渡そうとしたら、オバチャンが「これ食べたことある?」と言ってビニール袋から茶色い物を取り出して見せた。
私が首を横に振ると、「これは煙豆腐っていうんだよ。良い香りがするから嗅いでみな。」と。
言われるままに嗅いでみたら、スモークの香ばしい香りがする。

「食べたことないんじゃ、味見してみる?」と薦めるので、「どう料理したらいいの?」と訊いたら、「野菜と一緒に炒めればいい」って。豆腐自体は好きだし、オススメ価格で1元にしておくと言うので、買ってみることにした。「これも入れたら美味しいよ!」とワケギまでオマケしてくれた。
オバチャン、オマケをいつもありがとう!

このオバチャンは他の商売人のように、高いもの(といっても野菜なんかは日本と比べ物にならないくらい安いが)を売りつけてボッタクリなどしようとせず、「今日はこれが安いよ」とか「それは高いから、こっちにすれば」などとアドバイスしてくれる。新鮮じゃないものを売りつけるなんてこともない。その上3.4元のところを3元にしてくれたり、おまけの野菜をつけてくれたりする。

もしかしたら私は“いい鴨”なのかもしれないが、それにしたって中国の野菜は安い。とりわけこのように露店や市場で売られているものは。農家の方の手間を考えたら、かわいそうになるくらいだ。中国の農村部では貧困にあえいでいる人々が多いと聞く。

さてさて肝心の煙豆腐ですが、野菜炒めに入れて美味しくいただきましたよ!味は、スモークした硬めの湯葉?結構歯ごたえがあったけど、もっと炒めた方が良かったのかな???

教師節(教師の日)

2009年09月13日 22時01分34秒 | 生活(中国)
9/10(木)

9月10日は中国では、教師節(教師の日)。
今日は朝から晩まで携帯が鳴りっぱなし。学生達から「教師節快楽!(教師の日おめでとうございます!)」という内容のショート・メールや電話をたくさんもらった。プレゼントまで!
河南の学生からも電話が来て、何か感動。もう卒業して何年も経つのに、節目節目で連絡をくれる。
みんな、どうもありがとう!

昼ご飯は、職員室に居合わせた先生方と「教師の日だし、みんなで食べに行こうか!」ということになり、中国人の先生方と一緒に近所の店でささやかなお祝いをした。

日本には教師の日がないけれど、日本の先生方また世界各地で頑張る先生方にも祝福の言葉を送りたいと思います。
教師節快楽!祝
工作順利、身体健康!(教師の日おめでとうございます!お仕事が順調でありますように、お体が健康でありますように!)」