さすらい塞翁が馬

(旧タイトル『さすらい教師・大陸系』)

日本語教員として働いた中国での日々。
そして、帰国後。

今のところ副作用なし

2017年07月30日 21時19分34秒 | 
7月30日(日)

横行結腸癌切除術という手術の結果ステージⅡであった私は、6月から術後補助化学療法としてUFTとユーゼルという抗癌剤を服用している。
これは1日3回の飲み薬で、続けて4週間飲み、その後1週間休薬する。
それを半年続ける予定だ。

主な副作用として、下痢・口内炎・白血球や血小板の減少・貧血・肝機能障害・食欲不振・発疹・色素沈着などが挙げられている。

幸いなことに今のところ私は何の副作用も出ていない。
(手の指先が何となく黒くなった気もするが、これは副作用の“色素沈着”だろうか
ただ退院後はスッカリ体力が落ちてしまい、疲れて眠ってばかりいる。
しかしこれは薬のせいではなくて、私が怠けているだけだと思う。

最近は他の人の闘病ブログや闘病マンガをネットで読んだりして、元気をもらうことが多い。
私より遥かに大変な思いをした人の貴重な経験談や、前向きに病と闘う姿には、とても勇気づけられる。

抗癌剤治療にも様々な種類があって、副作用に苦しむ人も非常に多い。
それでもみんな頑張って、仕事に励んでいたりする。

なのに自分は……本当に不甲斐ない。
でも自分には、今のこの長い休みが必要なのかもしれない。
長い休みはキャンサーギフト
次の飛躍に向けて、しっかり充電いたします
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頑張る

悪いヤツと戦った時にできた傷)

引っ越し関連、着々と。

2017年07月28日 14時13分46秒 | 生活(日本)
7月28日(金)

今日は不動産屋へ、引っ越し関連の契約書類の確認をしに行った。
持参したのは、住民票(3ヶ月以内取得のもの)・認印・家賃引き落とし口座番号がわかるもの・銀行届出印。

不動産屋さんが契約関係の書類をを読み上げ、私はたくさんの書類に署名捺印する。
かかった時間は1時間ぐらい。
8月には引っ越し先の鍵を受領する。

いよいよ引っ越しの日が迫ってきた。
でも全然準備ができていない……焦る。

今住んでいるアパートは取り壊し予定である。
そのことを告げに来た大家は「引っ越す月の賃料は日割り計算しない。1か月分引き落とす。」と言った。
私は「は?」と思って異論を唱えたが、聞き入れてもらえなかった。
「どうせ1か月分取られてしまうなら、引き渡しは余裕をもって」と思い、8月下旬を立ち退き日に指定して、管理会社に解約通知書を出した。
(「解約通知書が受理されると、立ち退き日は変更できない」と明記してある。)

数日後に管理会社から解釈通知の受領書が届いた。
その内容は「いったん8月分の賃料は引き落とすものの、日割り計算で余った分は口座に返金する」というものだった。

前々から自己中心的で困った大家だとは思っていたが、最後の最後まで……。
そんなこんながあったけど、今回の引っ越しは吉事なのだと思いたい。
出費はかなりイタイけど。

早く引っ越して、生活を立て直さねば。
病院中心の毎日から脱却したい。

今は無職で後ろめたい毎日だけど、これから始まる未来にチョットだけワクワクしてみる。

UFT+UZEL:2クール目、開始!

2017年07月26日 16時15分48秒 | 
7月26日(水)

抗がん剤の休薬期間も終わり、今日は2クール目の薬を処方してもらう日。
あらかじめ11時に予約を取っていたけど、いつもと同じ、水曜午前の消化器外来は非常に混んでいた。

結局、3時間待ち3分診療。
主治医、多忙過ぎ。人気者なのはわかるけど、今日はミスが多過ぎたよ。
休薬期間を間違えたり、採血オーダー取り忘れだなんて。

予約時間を2時間が過ぎた頃、やっと診察室に呼ばれた。
すると主治医、「ごめんなさい、こんなに待たせてしまって。もう一つ謝らなければならないことがある。今日はまだ採血してないよね?僕がオーダー取り忘れちゃったんだ。」

という事で、そのまま採血へ。
結果が出るまで更に40分ほど待つ。

看護師さんが私の名前を呼ぶ。
やっと診察かと思ったら、主治医は急患に呼ばれてしまい、もう少し待ってくれとの事。

それからまたしばらく待って、やっと診察室へ。
血液検査の結果は概ね良いし、私自身も体調に問題はないので、次の予約日時を決めて終了。
ちなみに今回の診察、本来は1週間前に行わなければならなかった模様。
休薬期間は1週間なのに、間違えて2週間にしてしまったのだという。

この待ち時間に、オーダーミス。
「先生、そんなに忙しいなら、他の先生を紹介して下さいよ」と言いたくなったけど、それは言えない。
先生がどんなに忙しいか、私は入院中から良く知っている。
私だって、入院中に急に体調が悪くなっちゃって、先生に駆けつけてもらったことがある。
この国は医者が不足し過ぎている。
どのお医者さんだって、みんな忙しいのだと思う。

処方箋薬局でまた待たされて、今日は本当に疲れちゃった。

アパートに帰って少し休んでいたら、ガス屋さんが来た。
3年に一度のガス漏れ点検らしい。
担当の人、杉村太蔵にそっくりで内心ウケた(ゴメン)。

とにかく今日から抗がん剤2クール目。
副作用が出ないことを祈りつつ、頑張ります。

月1定期検診(7月)①

2017年07月24日 23時59分59秒 | 
7月24日(月)

あっという間に7月も下旬になってしまった。
そろそろ肝臓関連の血液検査をしなければならない。
午後、バスに乗って出かけることにした。

バス停まで歩いていると、久しぶりにお腹に若干の痛みを感じた。
あれあれれおかしいな
今日で術後2ヶ月。表面の傷痕が汗や衣服の擦れで少し痛むことはあっても、中身はもうスッカリ良くなったと思っていたのだが……。
一瞬あせったけど、すぐに治った。大丈夫大丈夫

平日の午後、内科クリニックは空いていた。
今日は先生に最近の体調の事などを報告して、採血して終わり。

今日の採血はあまり痛くなかった。少しホッとした。
私は針が怖いので採血中は横を向いているが、血液を試験管にためている時のジョロジョロ音さえも苦手である。
何だか怖くて力が抜ける。

このところ病院にばかりお世話になっているので、そのうち慣れて恐怖は克服できるだろうと思っていた。
しかし、行くたびに、どんどんひどくなっていないか
いや、きっと、気のせいだよね

ところで、ここの肝臓専門医の先生、とても若く見える。
柔和だし、開業して院長だし、スゴイなぁ~という印象。
待合室を見渡すと、〇〇認定医とか△△専門医とかいう証書が何枚も貼ってある。

このクリニックに通うことになって半年ばかりが過ぎた頃、私は初めて気が付いた。
認定証に先生の生年月日が書いてあることを。そして、今年50歳であることを
少なくとも10歳は若く見えるので、すごくビックリした。

最近いろんな内科クリニックでアンチエイジング系の処置も行っていたりするが、ここもそうである。
もしかして先生、自ら実験台に
……などと勝手なアンチエイジング疑惑、大変失礼いたしました

今度はちゃんと採れたかな?

2017年07月19日 21時06分06秒 | 甲状腺
7月19日(水)

今日は、昨日もらった紹介状を持って、某医大病院に行った。
私は初診申込書に必要事項を記入、保険証、紹介状と画像データのCD-ROMを一緒に受付に提出。
それから受診用のファイルを受け取り、いざ耳鼻咽喉科へ。

耳鼻咽喉科の受付にファイルを提出すると、今回の検査の同意書等を何枚も渡され、署名した。
しばらく待って診察室へ。

問診、触診、検査の説明。
今度の先生は「ノドに指す針は細いから、麻酔はしなくてもいいと思う」と言った。
しかし私は前回も局部麻酔を使い、それでも少し痛かったので、不安と恐怖を感じた。
なので麻酔をしてくれるよう、お願いした。

その後、鼻からカメラを入れてノドの奥をチェック。
特に異常はなかったけれど、ちょっと痛くて鼻水が15分くらい止まらなかった。

処置室へ移動し、いよいよ穿刺吸引細胞診。
やっぱり怖くてドキドキしたけど、前回ほど過呼吸にはならなかった。

検査の後に再度、先生からの説明。
「今回の検査で良性だったとしても、“癌がない”ということにはならない。」というような話をされた。
一瞬目が点になったけど、要するに「検査には限界があって、本当の状態は開けてみなければわからない」ということだ。
それはわかるけど……ああ、気分は不安で生殺し。

結果が出るのには10日~2週間かかるそうで、次回の予約は8月1日(火)になった。
先生から「患部が硬くて針を刺しづらかった。2回採ったから大丈夫だと思うけど、再検査も有り得る。」とも言われた。

前回の総合病院の先生も「3回採ったから大丈夫だと思う」と言っていたものの、結局、細胞が足りなくて検査結果が出ず、今日に至ったわけで……。

今回は、うまく採れていますように!

【悲報】検査結果出ず!

2017年07月18日 16時04分26秒 | 甲状腺
7月18日(火)一時

今日はまた病院。
先週おこなった甲状腺の細胞診の結果を聞きに。

結果は……「生検不可」。
前回採取した細胞が不十分で、検査結果を出すことができない、との事。

先生の話によると、この病院の設備では私の細胞を採取するのは難しいらしい。
前回の私の検査に対する恐れ具合を見ると、何度も採取し直すことはできないと判断。
そこで、設備の整った某医大病院を紹介する、と。

今日は紹介状を出してもらって終わり。
明日、また恐怖の穿刺細胞診、やり直しでござる

泣きたいyo

初の競艇場!

2017年07月17日 19時58分42秒 | 生活(日本)
7月17日(月)海の日

今日、初めて競艇場に行った。
知人に「17日に競艇行くけど、行く?」と言われたのが、きっかけ。
多摩川競艇場で待ち合わせた。

行く前に一応HPで、どんな風に楽しむのかを調べて行った。
でも舟券(?)の書き方とかイマイチわからなくて、知人に見てもらいながら書いた。

周りを見渡すと60歳前後~高齢の男性が多い。
至る所でタバコを吸っている。昭和だ!
今が平成の時代であることを忘れてしまいそう!!
客の風貌も、まさに昭和を彷彿とさせる!!!

券を買い、レースが始まる。
観客の声援が熱い。
「逃げろ!行け行け!」とか「何だよ!もっと頑張れよ!」等々。
趣味の範疇を越え、これに生活がかかっている人もいるのかな?
独特の雰囲気……かえって新鮮!何か楽しい!!かも。

私の結果は2レース賭けて、+30円ポッキリ。
一緒に行った知人はギャンブルではなく競艇場に行くこと自体を趣味にしているようなので、深入りせず、一とおり場内を見て、そして早めに会場を後にした。

それから新宿あたりに出て、ブラブラして、ご飯食べて帰宅した。
  
退院後、初めて電車に乗った。
病院以外の所に行って、医者以外の人と、普通の会話をした。
1万歩以上、歩いた。
今日は久しぶりに、とっても嬉しい一日だったんだ。

恐怖!甲状腺に針を刺す!!

2017年07月10日 20時55分35秒 | 甲状腺
7月10日(月)

ついにこの日が来てしまった。
今日は甲状腺の穿刺細胞診を行う日である。

午後2時過ぎ、受付を済ませて待合室でテレビを見ながら順番を待つ。
気分はブルーだ。無意識に眉間にシワが寄ってしまう。

しばらくすると診察室に呼ばれ、先生から今回の検査についての説明を受けた。
「ちょっと痛い」と言われただけで、顔がこわばってしまった。
そんな私の表情を見て先生は「この際だから、キチッと調べておきましょう。」とも言った。
おっしゃるとおりである。
私は消え入りそうな声で「お願いします。」と頭を下げた。

それから検査同意書にサインして、エコー室に向かった。
今回の検査は、エコーの映像を見ながら石灰化している左の甲状腺に針を刺し、細胞を採取するというもの。

ベッドに横になり、(針が見えると恐怖が増すので)目をつぶった。
「(私にはこの検査が必要なんだ!検査しなかったら、いつまでもモヤモヤしたままで、先に進めないじゃないか!大丈夫、死ぬほど痛いなんてことはない!)」と頭ではわかっているのに、体が反応してしまう。
脈が速くなって、心臓がドキドキしてきた。

先生に何度も「大丈夫?」と聞かれた。
はい」と答えるので精いっぱいだった。

首に局所麻酔の注射が打たれ、甲状腺に向けて細胞採取の針がゴリゴリ押し込まれていく。
ちょっと痛い。そして、モノスゴク怖い
この時点で私は過呼吸気味になってしまった。

「やめる?」と聞かれたけれど、こんな検査はもう二度とやり直したくないので続行してもらった。
全部で3回、刺して細胞を採取したようだ。
終わった時、ホッとして涙が出てしまった(恥ずかしい)。
起き上がろうとしたら首に力が入らず、看護師さんに抱き起してもらった。

検査結果が出るのは、7月18日(火)。
痛み止め・感染予防薬・出血や炎症を抑える薬を処方してもらい、今日は終わり。
今は、風邪でノドが痛くなった時のような感覚。

ああ、細胞がうまく取れていますように。(やり直しはイヤじゃ
そして、検査結果が良性でありますように。

引っ越し先、決定!?

2017年07月07日 23時45分06秒 | 生活(日本)
7月7日(金)

午前中から不動産屋に出かけ、再度物件を内見しに行った。(→6/27の記事の続き。)
前回見に行った部屋で、二つほど気になる物件があった。

そのうちの一つは、部屋の設備はいいけれど、前の住人が引っ越した直後でリフォーム前だった。
前の住人がヒドイ住み方をしていたので、どの程度リフォームしてくれるのかが非常に気になった。
不動産屋さんがリフォームについて問い合わせてくれたが、最終的な確認が取れる前に、もう他の人が契約してしまっていた

もう一つの物件は、前回見に行った時、私の希望する部屋はまだ住人が引っ越す前だった。
そこで、部屋の間取りは大体すべて同じというわけで、他のリフォーム済みの部屋を内見した。
でもやはり住もうとする部屋は実際この目で確認しないと不安なので、「空いたら見に行きたい」とお願いしていたのだ。

今回は、前回見に行かなかった所も含め合計4つの物件を見て回った。
途中、駐車場から少し歩かなければならない物件があった。
不動産屋のお兄さんがサッサと歩く(と言っても、健康体なら普通の速さ)のに合わせて、私も遅れないように歩こうとした。

そしたら若干お腹に痛みを感じて、ショックだった。
自分では、もうスッカリ調子が良くなったと思っていたから。
退院して1ヶ月(術後44日)が過ぎたというのに、まだコレかよ。

幸い大事には至らず、普通に物件巡りができた。
しかし今回初めて見に行った3件は、どれもイマイチ雰囲気が良くなかった。

今はネットに部屋の写真がたくさん掲載されていて、随分と部屋探しがしやすくなった。
でも、写真を見て「いいな」と思い見に行ってみたら印象がだいぶ違う、ということも多い。
部屋の雰囲気とか、明るさとか、傷み具合とか、本当に洗濯機や冷蔵庫が置けるのかとか、ニオイとか、外の景色とか、隣近所に問題ありそうな住人がいないかとか……。

最後に見に行ったのは、前回まだ居住中で見られなかった部屋。
行ってみたら他の部屋とは間取りが異なっていて、やはり見に来て良かった。
他の部屋より風通しがいい感じ。今まで見た中で一番いいかな。
全てが気に入ったわけではないけれど、賃貸なんてそんなモンだ。
というわけで、この部屋に決めた。

すると、私たちと入れ替わりで、別の人が部屋を見に来た。
不動産屋さんはすぐに会社に電話をして、他の人が契約してしまわないようにしてくれた。
私たちの内見があと10分遅かったら、この部屋は別の人が住むことになっていたかもしれない。

取りあえず、これで引っ越し先は確保できた。
あとは引っ越しの準備だ。
荷造り、引っ越し屋の手配、それから各種手続き……。
いろいろ大変だ