さすらい塞翁が馬

(旧タイトル『さすらい教師・大陸系』)

日本語教員として働いた中国での日々。
そして、帰国後。

熱海~ヤバすぎるので写真不掲載(笑)

2007年08月06日 03時47分24秒 | 旅行(日本)

7/22(日)

友人と熱海に行った。品川で待ち合わせ、東海道線で1時間半。電車内にはこれから温泉旅行に出掛けるのであろう年配の方々も多かった。私達の向かいに座ったオバサン達の話を盗み聞きするつもりはなかったが、つい、もらい笑いしてしまった。オバサンは人生経験豊富だからなのか、話す内容が本当に面白い。私達の前に座っていたオバサマ方は3人で、真ん中の一番大きなオバサンがしきりに武勇伝(?)を披露していた。そして右側のオバサンがイイ感じに合いの手を入れ、左側のオバサンはひたすら笑い袋に徹している。その隣で左オバサンのご主人がボンヤリうわの空……まるでコントを見ているようだ!

そうしているうちに昼ごろ熱海に到着したので、先ず駅前の通りで昼食にした。ここには土産物店や食事処が集まっているが、その随所に昭和が感じられる。私達が入ったのも、いかにも昭和な寿司+そば店だった。

それから駅前でバスに乗り、ロープウェイに向かった。それにしてもここ熱海の時間は昭和50年代までで止まってしまったかのようだ。ロープウェイの車体もしかり、車内アナウンスもしかり。頂上にある秘宝館もそうだし、商店街もそう。その上、5年ほど前に訪れた時と比べ、かなりの勢いで寂れていっている。商店街は、日曜日しかも夏休み中だというのに、閉まっている店ばかりだった。なんとも景気が悪~い感じ。

その他、気付いた事ととして挙げられるのは、喫煙所の多さ!近年、各地で禁煙・分煙が当たり前となっているにもかかわらず、熱海には到る所に喫煙箇所があった。最近本当に街中の灰皿が減った感があるが、熱海ではベンチの横にバス停の横に……レストランや喫茶店も分煙ではない。(←注:私が見た範囲で。)喫煙パラダイス!!

ロープウェイ頂上からの眺めは確かに素晴しかった。しかし周りの雰囲気に影響されてか、何となく断崖から人が落ちてきそうな、片平なぎさが出てきそうな、そんなサスペンスな雰囲気が漂っていた。

ロープウェイの復路を下り、帰りは駅まで歩いた。浜辺ではハワイアン祭りのようなイベントが行われていたようで、それに参加したのであろうフラダンスの衣装を着た老婦人の集団を見かけた。

秘宝館でグッタリしてしまった私達は途中、懐かしい雰囲気の喫茶店で休憩。現在のヘルシー志向にそぐわない、どぎつい色のクリームソーダを飲んだ。相方は、これまた平成が微塵も感じられないプリンアラモードを注文。しかも器の中からドライアイスの煙がモクモク出ている!今ドキこんな演出考えらるー?!後ろから聖子が出てきて『青いサンゴ礁』を歌ってくれるのではないかと錯覚してしまったくらいだ。なんてステキなのだろう。店内を見回せば、インベーダーゲームのテーブル、メニューや食器、調度品の数々も私が幼稚園児の頃に見たような物ばかりではないか!?

街の風景を見ながらブラブラ歩いて、再び熱海の駅に到着。まだ5時頃だというのに、もうシャッターを閉めてしまった店も少なくなかった。私は、かわいいミカンの容器に入った飴を買おうと思っていたのだが、お目当ての店は既に閉店!仕方ないので、他の店で家族に「まぐろチャーシュー」と「ホタテの塩辛」を買った。

そして夕方6時過ぎの電車で熱海にバイバイ。今日は懐かしの昭和を満喫できて、本当に有意義だった。やっぱり熱海はイイ!いち熱海ファンとして、この気だるい昭和ノスタルズィーの衰退を惜しく思っているものである。がんばれ熱海!!


持つべきものは友達だ。

2007年08月06日 03時24分11秒 | 生活(日本)

7/21(土)

今日は関内のスペイン料理店にて、大学時代の友とディナー。
毎年、夏休みに私が一時帰国すると、みんな忙しい仕事の合間を縫って集まってくれる。
何とも有難いこと!
いつものメンバー5人での食事会は、ここ数年来、毎年恒例の行事のようになっている。

もちろん料理もおいしかったが、年に一度、みんなの近況をナマで聞けるのが嬉しい。
日本で働く人々の忙しさをヒシヒシと感じ、身の引き締まる思いがした。また、最近の日本社会の動向など……いろいろな話を聞きながら一人、今日本にいるということを実感し、軽く感動していた私であった。
日本人、万歳!日本語、万万歳!!

P.S.
毎年、帰国時の私に付き合ってくれる会社時代の友にも感謝です!
7/28(土)銀座の集いには、いつのもメンバーのうち一人が体調不良で欠席でしたが、また日を改めて、みんなで会いましょうー。
健康第一!!


遥かな尾瀬~♪

2007年08月06日 03時14分08秒 | 旅行(日本)

7/19(木)

昨日まで雨ふりだったが、今日は晴れて良いハイキング日和になった。

若かりし頃、尾瀬に来たことのある父母の話に寄れば、この時期はニッコウキズゲの花が満開だそうである。あたり一面オレンジ色を敷き詰めたようなその景色を見て、二人はいたく感動したらしい。それを私にもどうしても見せたい!と言って今回、母になかば無理やり連れてこられたようなもんである。

しかし残念ながら、実際ニッコウキズゲは少ししか咲いていなくて、父母は予想外だと嘆いていた。地球温暖化やその他の環境破壊の影響だかなんだか、近年はあまり咲かなくなってしまったようだ。

その一方で私は、尾瀬に来たのが初めてだったこともあり、何の先入観も無くそれなりに楽しむことができた。湿原を歩くのは新鮮だったし、緑がきれい、空気がきれい、自然に囲まれて清々しい!と思った。

それにしても、周りを見ると皆、熟年~老年層の方たちばかり。途中、林間学校で来ていた中学生の集団に会ったが、若者はごくごく少なかった。

朝、5時半から、午後2時までずっと歩きっぱなしだったので疲れたけれど、悪くはなかった。たまにはこうやって気持ちの良い汗をかくのも、なかなかイイもんだ。