まあ、どうにかやってる淡野寧彦(TANNO Yasuhiko)の活動状況報告

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2022年の締めくくりと年度末に向けて

2022年12月31日 | 日記
約11カ月ぶりの更新から早くも年末。
前回記事からの続報ですが、この間、下の子は「新吉花駅」(架空)の
次の駅は「新吉駅」ではなく「吉花駅」のほうがしっくりくる
ことに気づき、上の子は『ワンピース』約100巻を読了して、
最新刊を心待ちにしています。
子どもの成長ぶりと比較して、淡野にはさほどの変化もなく、
間隔的にもすんごくバランスのわるい近況報告ですが、
ひとまず2022年を締めておきましょう。

業務では、第4クォーターに突入、ただし前学期と比較すれば
授業数はかなり少なめで、このバランスのわるさをいつもどうにか
したいと言いながら相変わらず改善できておりません。
定例行事としては、学生教育の一環としてかなり力を入れている、
フィールドワークを伴うプロジェクト演習のコース内での成果報告会を
12月下旬に実施しました。
淡野ゼミでは2年ぶりに3泊4日の現地調査が復活し、現地で大勢の方々に
ご協力いただいたおかげで、充実した活動を行うことができました。
ご高配を賜った皆様に御礼申し上げますとともに、今後、成果の
公開・還元を進めていきたいところです。

プライベートのほうでの主な出来事は、12月下旬の大阪旅行。
前回記事でも、子ども二人を連れての大阪電車旅行を紹介しましたが、
子どもらに好評につき、第二弾を開催してきました。
実際、10月頃には早々に千里中央駅近くに宿を確保していて、
行程ではそこまで車で移動してからの2泊3日、電車だけを使って
あちらこちらを回ります。
前回はどちらかといえば定点観測的な内容が中心で、阪神尼崎駅、
JR大阪駅、阪急梅田駅などのホーム先端で立ち尽くすこと1時間、
とかをやっていたので、今回はいろんな路線の電車に乗ってみようを
テーマに動いてみました。
現地での行程を示したのがこちら。


旅のメインは2日目。この日だけで特急3本に乗っちゃいます。
まずは近鉄特急ひのとり。
といっても、大阪難波から名古屋までの2時間乗車は子どもが
飽きそうだし、30分しか乗らずに大和八木で降りてしまうのも
本当に必要な人の邪魔にしかならなそうなので、ここは一工夫。
午前9時発の名古屋行となるであろう車両を大阪難波駅まで
移動させるために、車両基地のある大和西大寺駅から一度、
近鉄奈良駅まで戻して大阪難波行で運行されるひのとりに乗れば、
全行程は40分ほどで、たぶんお客さんもまばら。
これをねらって、当日は朝5時半起きで朝食後に千里中央駅から
移動し、大和西大寺駅からひのとり乗車を目指しました。


御堂筋線から近鉄奈良線に乗り換え、地上に出てきたあたりで夜明け。
ひのとり発車時刻に「ゆっくり間に合う」時間に大和西大寺駅に着きました
(※大和西大寺駅到着後、一度改札を出てからあらためて入場しています)
ちなみに子どもたちは、今まで経験のない5時半起きをかなり心配
していましたが、実際には4時40分には起きだしていました。
なんだこの高揚感。
乗車後は、明らかに分不相応な感じでリクライニングシートを楽しむ
下の子を横目に、日の照り始めた大阪の街並みを眺めるひとときを過ごしました。
淡野自身が、25年以上前にほぼ毎日目にしていたこの光景を、
子どもらとともに眺める時間は、いささか感慨深いものでした。

ひのとり下車後は、人生40数年でまだ行っていなかったコスモスクエア駅や
そこから続くニュートラムに乗るなどしてぐるっと一周した後、
再び難波から今度は南海のラピートで関西空港へ、そしてJRのはるかで
新大阪へ、というただただ違う電車で往復するだけの時間。
そして、温かい車内でシートに座った子どもたちはいつしか夢の中へ。
そら5時前に起きてるもんなぁと思いつつ、これもまた、窓に映る
風景とともに旅路の1ページとしてほほえましく感じたひとときでありました。

さて、子どもを連れての旅行と言っても、ただただ親が世話を焼く
ばかりではありません。
「大人」という、感性の鈍った人間に刺激を与えてくれるのが若い力。
阪急中津駅に降り立った後、こちらとしてはホームの異常な狭さを体感させた
わけですが、少しいるうちに上の子いわく「宝の信号がある」。
何のことかと思って指さした方向を見ると、まったく気が付いていなかった
ものが確かにあるわけです。

で、このインスピレーションを与えてくれたからこそできるのが、
「隣には神の信号もあるぜ」との一言。

要するには、阪急神戸線・宝塚線・京都戦が並走している場所なので、
その略称が記されていただけです。

なんにしても、普段と違う環境のもとで感じるものには価値がありますね。
ともかくも、子どもたちが楽しく過ごしてくれたことがいちばんの喜びです。


さてさて、年の変わり目も重要ですが、もう一つの区切りが年度末。
業務に戻ってですが、論文については1本が校正中、1本が仕込み済み、
あと1本は年明けに一気に書き上げてしまおうというところ。
昨年度が相当不作だったので、数だけでも挽回を目指します。
と同時に、引き受けてからずいぶん手つかずのものあり。
これを年度末までにおおよそ仕上げてしまって、やっとるぜー!を
出しておきたいというのが、実はメイン。
と、書いた以上はやり遂げますけどね。

こんな感じで、生まれてこのかた、熱のない人生を過ごしていますが、
やるべきことはやるし、いちばんには自分にとっておもろいことを
するのだという明確な目的をもってやっておりますし、実現しています。
なんだかんだでこの1年も楽しく過ごしたんじゃないかな。
これめっちゃ大事!!!!!

そんなこんなで、ひとまず2022年の締めくくりを申し上げます。
来年もひとつよろしく。

(大阪難波行ひのとりにて、上の子が撮ってくれました)