まあ、どうにかやってる淡野寧彦(TANNO Yasuhiko)の活動状況報告

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新規論文掲載および分担執筆書籍発行情報と,インスタ始めました

2020年10月08日 | 日記
前回更新から,2ヵ月が経ちました。こんにちは。
この間,半沢直樹は生放送1回を含めながら怒涛のように進行しましたね。
本編ストーリーのみならず,いろいろ仕込みがあるとネット上で
指摘が続いていたので,私も録画したものを2回見てチェックする
日々を過ごしておりました。
今回,倍返しがついに千倍返しになったので,前回のブログで書いた
派生ネタ的なことを今回も考えてみたのですが,
「たばこ,電話,鉄道,3つまとめて,専売公社だ!!」
くらいのことしか思いつかず,表現的に実際とやや違う点があるし,
何より今の人に専売公社言うてもわからんやろ,との結論に達しました。
一応ここまで書いてみて,こんな文章いらんなあ,とさえ思ったの
ですが,いつか後から読み返したときに,こういう時代だったのかと
懐かしむこともあるかと思い,そのままにしておきます。

さて,表題のとおり,下記の論文が掲載ざれました。
淡野寧彦(2020):タピオカで地域も「映える」のか?
 -愛媛県松山市中心部の大街道・銀天街商店街に関する大学生による
 手描き地図の変化を手がかりに-.愛媛大学社会共創学部紀要,4(2),27-38.


本ブログでも2019年11月の記事で,40歳になる直前にやってみたこと
という内容で取り上げてきたこのテーマですが,論文としてかたちに
することができました。
今現在,すでにタピオカブームは過ぎ去り,といった報道も数多く
存在し,社会一般的に見れば今更感があるのですが,社会現象に関する
分析がが論文化されるまでにはそれなりの時間がかかるものですし,
今回のタピオカブームを地域や若者の意識と関連付けて取り上げた研究は,
少なくとも現時点ではこの論文しかないのでは,と推測しています。
ブームが下火となった今,これから調査するのも難しいでしょうし。

ちなみに,論文中にも書きましたが,このテーマに注目してみようと
思ったきっかけが,授業で学生に回答してもらった課題(手描き地図)でした。
この課題は法文学部時代からやり始めたもので,そこで得られた結果も
淡野(2015)のようにまとめているのですが,今の社会共創学部での授業では,
作成された手描き地図10点ほどを例示して,学生同士にその共通点や違いを
グループワークで考えてもらう,といった方法も取り入れています。
この課題準備や学生のやりとりを見ているうちに,「なんか,今年の地図に
タピオカ店多くない?」といった気づきが出てきて,その後の調査,
そして今に至るという流れとなりました。

今年度もこの課題は授業に取り入れる予定なのですが,これまでやってきた
対面でのグループワークはできない見通しなので,授業をどう進めるか,
現在思案中です。
ただ,遠隔授業で課題提出がメインになる中,学生側としては,単に課題を
こなして提出するだけでなく,課題の内容に関する何らかのフィードバックが
欲しいといった声が多く聞かれるそうなので,上記の内容はこれまで,
学生との相互のやりとりで盛り上げてきたものでもあり,重視したいところです。


もう1点,分担執筆した書籍が発行されました。
淡野寧彦(2020):意外とすごいぞ,愛媛の畜産.『大学的愛媛ガイド
 ―こだわりの歩き方』昭和堂,106-108.


本書は『大学的地域ガイド』シリーズの1冊で,これまでにも約20の
都道府県や場所に関する書籍が出版されています。
淡野の担当はコラム1つのみですが,愛媛県に関心をお持ちでしたら,
これ1冊読めば,かなり詳しくなれるはずですので,おすすめします。

上記のほか,あともう1本,年内公開があるといいなあ,という状況です。


さて,上記の2本が世に出たタイミングに合わせたわけではないものの,
今年度から愛媛県中予地方局が実施する「大学生による中予の魅力フォト発信事業」
に淡野もメンバー(主に引率者)として加わり,9月下旬に久万高原町での
「フォトミーティング」が開催されました。
この事業を簡単に紹介するなら,愛媛県中予地方の各市町を訪れて,
現地で撮った写真をInstagramにアップしてPRしよう,というものです。
例えば,久万高原町にはりんご園があって,実は愛媛県ではみかんだけ
じゃなくてりんごも採れるんです的な1枚がこちら。


とはいえ,集まりの主旨はinstagramでのPRですから,そこに写真をアップ
できないと参加する意味がないので,淡野も今更のインスタデビューとなりました。
そんな淡野のインスタアカウントがこちらです。

40を過ぎると(元々が面倒がりなこともありますが),なかなか新しいことに
着手できないもので,まだアップしている写真は数枚,フォローもフォロワーも
ゼロという放置ぶりですが(正直,フォローの仕方自体がよくわからん・・・),
写真の練習も兼ねて,なるべく頻繁にアップしていきたいと思います。
ただまあ,フォトミーティング中には講師役の人も来られていて,どういう風に,
あるいはどんなコンセプトを持って撮影するのか,といったことを教えて
もらえるので,大いに参考になりました。
自分ではつい,地理屋だからなのか,おっさん的な発想だからなのか,
1枚の中で周囲を俯瞰できるような写真を撮りがちなのですが,
それだと「映える」写真にはならないことがよくわかりました。
もちろん,なんでもかんでも映えればいいというものではないのでしょうが,
ここぞという1枚はそういう写真も撮れるよう,工夫したいところです。
あと,撮った後の画像編集も,これから学生に教えてもらいながらスキルを
身に付けることにします。

本ブログではもう1枚,まさに景色を俯瞰的に撮った写真を載せておきましょう。

これはこれで,大地のスケール感が人の大きさとの比較で際立つように思うので,
わるくないのではと個人的には思うわけですが。


というわけで,今後のあくまでも理想を述べるのなら,本ブログは低頻度の
更新だけどボリュームはそれなりに,と並行して,近況報告的なものがインスタで
ちょくちょくアップされる,となれば良いのかなと。
繰り返しますが,あくまでも理想ですので,どうかあしからず。