まあ、どうにかやってる淡野寧彦(TANNO Yasuhiko)の活動状況報告

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「得意淡然」&新企画「旧ホームページ・プレイバックpart1:トップページ編」

2023年01月31日 | 日記

2023年を迎えましたね。本年もよろしくおねがいいたします!
全国的な雪模様の中,1月下旬には愛媛大学城北キャンパスでも
ご覧のような状況。
朝起きて,自宅周辺がうっすら積雪している光景を,1月だけで
3回見ることができました。

さて,相変わらず,自分が日々,目にする光景からの出だしとなりますが,
書写を道路側に向けて飾ってある書道教室の掲示板があるんです。
で,その横をほぼ毎日通勤で通るので目にするわけですが,
ここは淡野のいつものくせで,きれいな字で書かれたものを見るたび,
どうせなら「自堕落」とか「もうええわ」といった書面が並んでいると
めちゃくちゃ楽しいのになあ,などと思ってしまいます。
しかしそんなしょうもない私にも一筋の光明が差したのでしょうか,
ごく最近見た一文の「得意淡然」が妙に心に刺さったのでした。

意味を調べてみると,おおむね字の通り,物事がうまくいってるときは
淡々と振る舞って冷静でいるほうが良いよ,とのこと。
加えて,それとセットで出てくるのが「失意泰然」。
こちらは逆に,物事がうまくいかないときには,沈み込まずに
落ち着いているのが良いよ,ということだそうです。
まあ,元々自分からあれこれやろうという熱がないタイプで
あることに加えて,四十もとっくに越えてなんやかんやある中,
こういう思いで日々暮らすのが良いんやろうな,と思った次第。
なので,ネット通販でこの言葉を手書きしてくれるサービスを
見つけたので,早速購入して,研究室に飾ってみました。


出勤のたび,気乗りしない会議のたびなどにこの額を見て,
確実かつ淡々と,仕事をこなしていこうと思います。

こんな話から2023年を始めたので,本ブログでの今年の抱負を。
あくまでも達成できれば,ではありますが,タイトルに「淡」を
示した今回の記事を含めて,今年のブログ中に「淡野寧彦」の
それぞれの文字を表す活動を含めてみたいな,との目標を立ててみました
(自分の名前でおおっぴらな文言を書くこと自体どうなのか,
 ではありますが)。
そうなると,詰め込み過ぎないように最低年4回は更新もできるし
(ただしこれも努力目標)。
ハードルの高い字が並んでるので前途多難な気配を今から感じますが,
ゆるゆると挑戦してみたいと思います。


さて2023年1月。月末は毎年恒例の所属学部の卒論提出日です。
学生も大変ですが,こちらも提出締切までのちょくちょくの指導のほか,
提出後には何人分もの卒論を,短時間に,それでいてかなり集中して
読んで,赤入れしたりコメントを考えたりして口頭試問に臨むなど,
なかなかハードな時期です。
なお今年度のゼミ卒論生は,本日,全員無事に提出してくれました。
年度末の諸々の取りまとめも迫ってくるので,毎日が結構
慌ただしいのですが,そういうときこそ「得意淡然,失意泰然」
の心持ちが大事なのでしょう。


さて話は全く変わって,もう1つの企画。
といっても,新しいものではなく,むしろ過去からのリバイバルです。
もう3年ほど前になってしまうのですが,淡野が大学院生時代に
開始したホームページが,運営サイト側のサービス終了によって
閉鎖されてしまいました。
2007年5月1日開設,当時の淡野はまだ(あるいは,もう)27歳の頃から
作成し出した内容を,ダイジェスト的に再公開して,
そこに四十を過ぎた現在のわが身からの寸評なんかも付けて,
つまるところは自分がいちばん楽しんでしまおうという企画です。
2014年までの7年間の内容を小出しにしながら,現況報告の薄さを
補填していきたいと思います。
というわけで,今回はトップページ関係のプレイバック。


こちらは旧ホームページのトップ画像。
左から順に,つくば市中心部(つくば三井ビル展望フロアから撮影),
鹿児島県の桜島,カリフォルニア州ナパバレーのロヴァート・モンダヴィ
ワイナリー,チェコのヴルタヴァ(モルダウ)川にかかるカレル橋
(だったはず)で撮った写真です。

写真がそれぞれ小さいのでわかりにくいですが,つくば市中心部の
バスターミナルはその後に改築されましたので,かつての景観です。
桜島の写真は2006年7月に現地調査に訪れたときのものかな。
3つ目のロヴァート・モンダヴィは,2005年夏に,筑波大の斎藤功先生の
退官記念巡検で渡米した際に撮った写真です。
そういえば,このときのワイナリー訪問紀行をレポート代わりに書いて,
それが筑波大学人文地理学グループのホームページに掲載されている
のですが,本ブログでは触れていなかったかもしれません。
よろしければ下記ご覧ください(外部リンク)。
2005年カリフォルニア巡検レポート

最後のチェコでの写真でとくに思い出すのは,ドヴォルザークの家を
訪れたこと。
楽器弾けない,楽譜読めないの完全な音楽素人ですが,大学3年生頃から
クラシック音楽に興味を持ち始めて,ちょうどこの頃は,あくまでも
メジャーな曲だけながら,ドヴォルザークを頻繁に聞いていた気がします。
ちなみに今でもいちばん好きなクラシックはドヴォルザークの
『スラヴ舞曲』で,5年ほど前に子供向けクラシックコンサートが
愛媛県県民文化会館で開催された際に,スラブ舞曲からいくつか演奏が
あったので,100%自分目的で行ってきました。
先述のつくば在住当時も,埼玉県の大宮でスラヴ舞曲全曲を演奏する
コンサートがあったので,次の日に東京での予定があったとはいえ,
わざわざ泊りがけで出かけていったくらいのお気に入りです。

そういえばクラシックで思うのが,最近,テレビ番組のバック音楽で
クラシックが流れるのが増えた気がしますね。
代表的なところで,「ナニコレ珍百景」の『展覧会の絵:キーウの大門』は
かなり前からだったと思いますが,耳慣れた音楽が意外なシーンで
出てくるので,個人的にはなじみやすいところ。
権利問題とか製作費削減のためなんだろうなあ,と思いながらも,
知らない曲が流れるよりもありがたいものです。
ちなみに「有吉ゼミ」の大食いシリーズでは,わがドヴォルザークの
『謝肉祭』の冒頭部分がガンガン流れていますので,ぜひ元曲の全体を
聞いてみてください!

話を戻して旧ホームページのプレイバック。
もう少しトップページ全体を見てみましょう。


(※画像は最終更新時のものです)
index画面左のメニューバーにご注目。
CHARACTERSに載っている豚さんたちが,淡野の主な研究テーマを表す
存在となっています。
Land-kunは当時のつくばの自宅にいたぬいぐるみで,顔2つ分くらいの
大きさだったかな。今もわが家の本棚の片隅に鎮座しています。
友人と家飲みしたときのツーショットも残っていました(後述の淡野近影にその姿あり)。
ちなみに,なんでLand-kunかというと,足を4本立たせて実際の豚っぽい姿にしたとき,
白っぽい胴長の姿がランドレースという豚品種に似ていることに由来しています。
続いて,the Piggiesは研究室の机前にはべらせていた豚さんたち。
ごちゃごちゃ並んでいますが,実は結構高いのもまじってます。
研究棟の階段すぐそばの窓際に自分の机を置いて,ブラインド全開で
豚のぬいぐるみを並べている様子をさらしていたら,同じ研究科の
別専攻の大学院生から注目されていたらしいとのことを,後々聞きました。
Shirobuta-kunも家にいたやつですが,眺めているのは突然支柱が
折れてしまった椅子。淡野が座った瞬間,後ろ方向へ傾いていったので,
危ない経験をした直後に撮った1枚です。
最後のKurobuta-kunは唯一,本物の豚さんで,鹿児島県の調査時に
養豚場内で撮影したものです。
近年では家畜伝染病などの影響で,場内を見学すること自体が非常に困難に
なりましたので,当時の体験は本当に貴重で,ご協力いただいた方々には
本当に感謝しきりです。


さて最後に,プロフィールページで載せていた淡野近影。
第一弾は左から,鹿児島空港で出発前に芋焼酎を飲んでるとき,
千葉県での調査でかん水を試飲してるとき,飲み会で酔いつぶれて
寝ているとき(上にLand-kun),栃木県の美術館を訪れたとき,ですね。
いずれも2004~2006年の写真なので,自分ごとながら懐かしい。
と同時に,普段接している大学生たちと大して歳が変わらない頃の
写真なのに,明らかにおっさん感があるな。


第二弾は2009~2010年あたりのもの。
いちばん左は秋田県大潟村での一枚。次の一枚の記憶がおぼろげで,
おそらくどこかでの学会発表の様子。
3枚目も学会のときのものだけど,これはいずれまた触れましょう。
ちなみに2,3枚目を通してわかるのは,この頃はピンクのネクタイを
付けて発表に臨むのがマイブームだったようです。
4枚目は愛媛に来てからのもので,大洲市の臥龍山荘近辺での
一枚ですね。


第三弾は愛媛にやって来てからの2010~2013年あたり。
左はPVTという測定機器の操作方法を説明しているところ。
最初は実機を使っていたのですが,被験者さんたちに実際に
持ってもらって説明しようとすると,台数が足りなくなりました。
なので,写真で持っているのは自分で工作して作った,「偽PVT」です。
実機をデジカメで撮影して,その画像をカラープリンターで印刷し,
段ボールを同じ大きさに切り張りして成型し,あげくには
持った時の感触も同じになるよう,重さまで1グラム単位で
調整して仕上げております。
実際の業務に持っていったときは,メンバーから驚きの声で迎えられた
記憶がありますが,これを作ってたときがほんとにもう楽しかった。
今や,こうしたことのできる心も時間も失いつつあるのが残念です。

真ん中は2011年に中国・内モンゴル自治区に行った際のものですね。
左手に持ってるのは羊の骨で,現地の方にご馳走になったのですが,
実際にはこんなにきれいに食べることはできず,現地の方が肉を余さず
食べたあとのものを使わせてもらった次第。
なお,この訪問で得た知見は,下記論文にまとめています。
淡野明彦・淡野寧彦(2011):中国内モンゴル自治区における「退牧還草」
政策による牧畜(遊牧)業の変化に関する考察 .奈良教育大学紀要人文・
社会科学 60(1) 49-62.


最後の右側は,個人的にかなりお気に入りの一枚。
まだ1歳くらいかな,上の子を抱っこひもにのせての買い物風景です
(自撮りすべく,鏡に映った写真なので,左右逆です。まあ変わらんけど)。
子育てすればわかりますが,子どもは小さくても荷物は結構多い。
しかも子どもを抱えたり手をつないだりしていないといけないので,
おのずと自分の行動も制約されます。
身体的に負担が少ないのはベビーカーですが,小回りが利かない
デメリットもあるので,多少しんどくても抱っこひもが淡野には
最適でした。
しかもこの製品,子どもが前向き後ろ向きの両方可能なのがポイント。
かわいい我が子の顔を見ていたい気持ちもありますが,それは家の中でも
できることだし,どうせなら自分も子どもも同じ方向を見ながら
行動したほうが良いじゃないか,との考えから,下の子のときも
含めて,父子そろって前向き抱っこひもで外出していました。
今ではこんなものでは収まりきらなくなった二人の子どもですが,
それなりに肩に食い込む重量を感じながらも,一心同体的に
同じ風景を見て行動できたことは,淡野の人生で心底大事な体験です。

なお,第二弾・第三弾でいずれも共通するのは,眼鏡姿。
もちろん,視力が下がってかけているわけですが,右目だけ低い
ガチャ目なので,普段の視界は問題ないことから,車運転時以外,
今やすっかり裸眼生活に戻っております。
だって,眼鏡めんどくさいから(いちいち汚れの手入れしたくない。
あと,コンタクトは異物を目に入れるのが怖すぎてムリ)。

とまあ,こんな感じで,現況報告と過去の振り返りを交えた記事を,
しばらく続けていきたいと思います。
よろしければ,お付き合いのほどを。
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