私の歌人仲間が先日、本を出版しました。
『京畿の歌枕を訪ねてー万葉集から現代までの歌千首ー』 大木恵理子 京都新聞出版
彼女は、私の妹と同い年で若いですが大学・大学院で国文学を専攻していて万葉集の知識はスゴイです。この本を出版するのに千か所を訪れ調査して4年ほどかかったそうです。
その4年前にも『新世紀青春歌人アンソロジー太陽の舟』を出版しています。とにかく博学で、歌会等でお世話になっています。
歌枕とは…古い歌に詠みこまれた名所のことです。
例えば、京都の大原でしたら…「世をそむく方はいづくにありぬべし大原山は住みよかりきや」和泉式部『新古今和歌集』です。短歌愛好家は歌枕を勉強して作歌の参考にします。
~雪しきり杉千本は無言なりやがて夢幻の世界へ誘う~ ケンジ
私の拙作で恐縮ですが、大原を詠んだ一例とした一首を紹介しました。
みなさんもぜひ、歌枕を訪れてみて下さい。