たにし「ねえねえ 大変! くちょ婆が変だよ?」
煙草を ふかしながら 慌てるわけでもない 旦那・・・
たにし 「ねえ? くちょ婆が 反応ないってば!息してないかも!」
「でも まだ 温かいんだよ 」
(救急車は呼ばなくていいって確か言ってたな・・・)
とにかく 慌てて 落ち着いて 電話をするが 通じない
24時間体制って 嘘じゃん !って 思ってしまった
結局 タニシが見たのは 6時半なのに 7時45分に ご臨終ですって^^;
病院より遠い 義妹の方が 先に来て 「ご臨終です」だって^^;
怒った娘は 「死に化粧は私がしますから!結構です!」と言い
くちょ婆の 古い化粧品で 可愛く変身させてた(笑)
最近は あちこち詰めたり 作ったりしないようだ ^m^
入れ歯をはめる時は なかなか口にはめれなくて 苦労していた
死体って 本当ならもっと怖いものの筈だけど
ずっと 一緒に暮らしていると 何とも思わないものだな?と思う
タニシは実は お嫁に来た当時は 普通に怖がりだったが
実家の本家の爺婆が 死ぬ時 母に言ったらしい
「タニシを虐める奴らは 守ってやるから心配するな・・・」
婆ちゃんは 認知症で施設にいたし 爺は婆より具合が悪かったのに
「婆を残して逝けない・・・」と言ってたが
突然 婆が5月に逝くと 後を追うように 9月に逝ったのだが・・・
2人が 申し合わせたように 同じ事を言ったと 母がタニシに聞かせたのだ
不思議な事に 聞いた次の日から 突然 お化けも墓も平気になったのだ
こんな馬鹿な事が 起こるのだから 不思議だ
母は実母をずっと憎んでいた 3人兄弟なのに 自分だけ こき使われたと
差別されたと 憎んでいた
でも 母よ! あんたの躾は タニシにとっては 虐待に等しいほど
厳しかったと思うけど^^;
でも 大人になって 感謝もしている 頑張れる自分と
何も 望まない事が 普通でいられる自分に 感謝している
普通の 生活が出来る事の 素晴らしさに感謝ができるから^^
周りから 気の毒と言われても 平気で 旅行に行かなくても
プレゼントがなくても 全然平気で 笑って暮らせる自分がいる
世の中には もっと不幸な人は いくらでもいるから^^
お金や 贅沢だけが 幸せではないと 大人になって分かった
タニシには お金も 何もないのに いつも親友だけはいた
常に 信頼できる友達がいるって 本当に幸せだと思う^^
人は1人では どんなに贅沢してても 寂しいと思うから^^
息子2人も 家にいた事がないくらい いつも友達といるし
県外から 飛行機使って 会いに来てくれる友もいるって
息子の 唯一の宝物だと思う(^^)v
くちょ婆は 人数が多くて 燃えないらしくて 1日遅らせることになった
でっかいドライアイスを 小脇にかかえて 1人で涼しそうだな^^;
皆は「あつい~お茶くでー」の連発なのに
そこで タニシは空いた日に ミックスちゃんと パグ雄を ドッグランに
預ける事にしたのだ (往復3時間のドライブ)
お泊り初めてのミックスちゃんが 敷いてある段ボールを蹴散らし
お店の事務所は ゴミだらけにw (^^; オーナーは
「私 大丈夫かしら?」と不安になったらしいw
タニシが帰ろうとすると「キューン」と 聞いた事の無い声で
檻で 壊しそうな勢いで 泣きまくる
パグ雄を 傍に置いて 安心させてみた^^
なんとか 頑張りますという オーナーに任せる事にして帰る事に^^
くちょ婆の 準備をして待っていると わがまま義姉達がやってきた
毎度ながら 夜中の3時 「腹が減ったわ~」って
タニシ 「焼きそばくらいしか出来ないけどいい?」って 4個あったので作った
義姉は 犬が大好きなので 小型犬を3匹連れてきた
タニシは 預けたのに・・・あんたって奴は!・・・・前は5匹と猫1だったけどねw
姉と 息子と 娘と娘の息子18歳だが
(のちに 18が色々やらかすのだw)
つづく