ニュージーランド移住記録:さいらんガーデン

ニュージーランドの大地でスクスク育つ植物や小さな生き物たち。その愛らしさ、強さ、楽しさを小さな庭からお伝えしています。

タコの時間

2014-08-06 | 外の小さな生き物
朝日新聞のネットにあった
母ダコ、卵を守った4年半 我が子は産まれ… 米の深海
という記事。
(※リンク切れご容赦下さい)



研究者たちがカリフォルニア沖の深海で見つけてから、少なくとも4年4ヵ月も卵を抱き続けた母ダコ。その間、その場を離れないどころかエサも食べず、紫色だった身体はやせ細り、亡霊のように白くなり、それでもじっと我が子の誕生まで卵を抱き、最後に力尽きたのか姿を消してしまいました。動物の抱卵期間としては最長記録とみられるそうです。


写真のタコは幽霊のよう透けるような白さで、足の間からは白く輝くたくさんの卵がのぞいています。消えていく命と生まれてくる命。白は白でも全然違います。


タコがいたのは深海1400mの岩の上で、卵に新鮮な海水を送り込んで酸欠になるのを防ぐのに、目の前を通る小エビには関心を示さず、ひたすら卵を抱き続けたようです。深海のタコの寿命は不明だそうで、水温が低いために代謝が遅く、抱卵期間が長いのだそうです。


無人探査機で観察を続けた結果、最後は孵化した約160個のオリーブ大の卵の殻だけが残っていたそうです。


それにしても4年4ヵ月
食わず動かずって、どれだけの献身なんでしょう。
寿命がわからないので、その年月が人間のどれぐらいに相当するのか
わからなくても、長い長い時間ですよね。


本能と言えばそれまでですが、やはり母としての意思があるのでは?
と思ってしまいます。


やるべきことを、たった1人でもきちんとやり遂げる姿は、
人でもタコでも尊い、潔い


今頃はタコの天国でゆっくりしてりのかな?
お疲れさまでした



猫の1年は人間の4年


どんどん歳をとっていってしまいます。


毎日毎日それこそ全力で

一緒にいる時間を愉しみ、可愛がらなきゃ