田中 賢

ライブ情報、日々の思い、音楽と日常などを記載していきたいと思います。

3月17日(土) 兵庫県舞子こずみっくにて歌う!

2018年03月19日 | 音楽
 いろんなことを受け止め、通り過ぎ、新しい時間が流れはじめた。
 舞子こずみっく、またこの店に来られたことがうれしい。そして、みんなで楽器を持ち寄って、歌えることがうれしい。
 なぜこんなことを、歌を作り歌うことをずっと続けているのかは分からないが、かけがえのない時間を重ねてきたことは確かだ。そして、今回もそんな夜となった。
 日々の疲れか、精神がすり減っているのか、リハーサルで歌った時、体も心も強張っているなあと感じた。本番は意識して力をぬかなければ。
 こずみっくカウガールズの味わいの演奏、ぐっとくる歌声。
 岡谷伸くんは23歳、恋愛や夢を歌う、この人はダイヤの原石、ライブを重ねてもっとすごくなっていく若者。
 3番手の僕は、今日は立って歌った。ギターより発声に重点を置きたかった。歌っていくうちに、座って歌う時より、ずいぶん気持ちが解き放たれていく。
 リクエストはありがたい。緊張の中、指弾きで「僕を救ってくれたのは」を歌う。
 最近、父親の金銭的問題は深刻になってきた、受け止め、受け流しつつ「もやもやしてる」を歌う。みんなが笑ってくれて、僕もちょっとほっとする。まったく困ったもんやね~、でも少しは分かる気がするね~、そんな笑いは好きだ。人間の本質が描けたなら、そんな歌を歌えたらうれしい。
 できたての歌、「今を歌え」をラスト曲とした。ここが天国、よい時間と空間。どんな波風が起きても、僕はこうして歌っていくだろう。
 シモムラソウシさんの歌には酔った。ビールとバーボンにも酔った。ギターをかき鳴らし歌う彼の周りは、いつもお祭りのようだ。
 いろんな世代にはいろんな歌がある。置かれている環境や経験から、その時にしかできない歌が生まれる。こんな歌の世界には、死ぬまでどっぷりつかっていたい。人生で起こるすべてのことを食べながら、歌を作っていけたらいい、そんな毎日がずっと続けばいいなと願う。
 そこにいてくださったみなさん、ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。
 舞子から大阪への帰り道も長くなった。誰かが線路に侵入し、電車の中で待たされた。ということもあるが、こずみっくにはまた7月21日におじゃますることとなった。そのころはもう夏、どんな自分になっているんだろうか、どんな歌ができているんだろうか。

1.芋虫の嘆き
2.人っていう字を見てごらん
3.もやもやしてる
4.僕を救ってくれたのは
5.僕は君の世界一になりたい
6.りんご
7.今を歌え

共演:こずみっくカウガールズ、シモムラソウシ、岡谷伸